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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 95ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 逃走中 メイドウィン逃走中 独自能力有 チートキャラ 時空監理局編
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テレビ画面...番組としての逃走中は芸人たちのトークなどで時間を繋げるのはもう限界に達していた
その時、画面が突然移り変わりたくっちスノーの顔が写る
「いやーすまないすまない!ちょっと色々あっちまってな~!まもなく再開するから勘弁してくれ!」
「...と、お詫びの印として視聴者にビッグプレゼント企画!!」
「長らく隠していたこのゲームの逃走中の成功報酬を発表します、今回はお金ではありませんぞ!!」
「なんと!!あらゆる娯楽の詰まったこのすっげぇ世界でずーっと遊び放題飲み放題なこのエリアの...永久無料券!!」
「この世界は凄いぞー?どんなに食ってもなくならないし遊びはどんどん供給される、いつでも遊んで良いし、いつでも帰っていい!正にあらゆる逃走中において一番素晴らしい報酬だ!」
「更に更に!!視聴者にもビッグニュース!」
「この番組で勝利した逃走者を予想し、当てられた人に抽選で1000名様にも『一日無料券』をプレゼント!」
「エリアの正式公開も番組のあと!値段は3時間で五万円!なんでも出来る所で五万円!これは当てるしかないよなぁ?」
「番組のdボタン、あるいはホームページで受付しているからドシドシ応募してくれ!」
...
「と、これでよし!」
「きょ、局長!セレブ層の逃走者賭けが一転、逃走者投票に移りました!」
「更に今まで反応がなかったあらゆる年齢層からの応募が殺到しています!!」
「はーっははは!!こんな面白いところ奴等の為に使われるのはもったいないからなあ!!」
「お前らは看板にべったりと貼られた監理局のペンキとシール剥がしてこい!映画フィルムやアニメもサブリミナルの入ってる奴を全部交換しろ!」
「はい!!!」
監理局は一斉にエリアへと駆け出していき、ロストメイドウィンがスクラップを抱えて戻ってくる
「まあどうにかなった、10個くらいは作ってきたからこれでどうだ?」
「さすが未来の俺だ!」
「...で、俺はどうすれば良い?」
ただ一人残った七花が興味無さげな顔でたくっちスノーを見る
「七花さんも逃走者になりません?」
「俺逃げるのとかあまり好きじゃないし、別に金とかも興味ないし...というか刀集めの途中だしもう帰っていい?」
「七花、ちゃんと貴方にしか出来ない仕事もあるわ、来なさい」
「え、ちょっと姉ちゃん?」
七花は七実に引っ張られてエリアのどこかへと運ばれていく...
「?」