完結小説図書館
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 95ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 逃走中 メイドウィン逃走中 独自能力有 チートキャラ 時空監理局編
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
*77*
...
確保者の飛行船は地上の中央広場に下ろされ、手軽に運べるようになっていた
「鑢七実...お前がもう確保されるとは」
「今日はもう充分なほど動きましたし潮時かと」
「あの人、気が付いたら距離詰めているからすっごい驚いたよ...やっぱ戦い慣れしてる人の追いかけかたは違うね」
「同じ追跡者でも追ってきた物が違う、そうなると戦法も変わってくる...今後の参考になるのでは?」
「...最もだな」
...
「そういえば、まだ幸福の独自能力は後八回使えるのね...」
福の神は考えていた...自らの運力を犠牲にどんな幸福でも引き寄せる独自能力の使い道を。
「8回ならちょっとしょうもないことでも...いや、ダメよね、ちゃんと考えて使わないと」
その後ろからハンターが迫り...目標を捉え走り出す
「...あっ、ハンター!」
思わず福の神は独自能力を発動してしまう、まばゆい光に包まれた後、ハンターは突然床に足を引っ掻けて綺麗に転ぶ...追跡時ハンターがバランスを崩しかけるという事例はたまにあったが、転ぶなんてことは無いだろう
しかし向こうは壊したものを直したばかりとはいえ未来技術の高性能アンドロイド、すぐに膝を起こしクラウチングスタートの構えで遅れを戻そうとするが...
「くっ!」
...福の神の独自能力によって、再度転んだ
【ステータス変動】
福の神
運力9→7
...
「フクリュウ、うりぼん、ティーの反応の詳細が分かった今俺たちの役目は終わった」
exeはトゥエルブナイツの二人を呼び寄せ、話をつける
...彼らは逃走中目当てで来ていたわけではないため、今後について考えていたのだ
「先に言うと俺はすっぱりやめる、ティーがいなくなって一人で走るのはつまらなくなったんだ」
「ま、ダチでも出来たらまた参加はしてみる、お前達はどうする?」
「俺も興味はない、だが投げ出したら反感を買われるからな」
「思いきってやれるところまではやる、あの堅物のタウロスでさえやりきったらしいからな」
「お、おらももうちっとやりたいだ...んでだ、今度はとうぇるぶねぇつの皆で参加したいだ」
「12人は枠を取りすぎだろう...キャラクター達のツギハギに過ぎない俺達がそこまで出張ることはない...ん?」
exeの横には七花の姿が
「ちょうどいい...少し遊んでくるか」