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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*111*
~医療の世界~
フクリュウの住む世界は、あっちこっちに赤十字のマークがあり、あっちこっちから薬のCMが流れてくる騒音の世界だった
デーリッチ
「病院が沢山あるでち!」
ローズマリー
「お菓子の世界の時も思ったけど、なんで世界というのはこうも極端なんだ...」
フクリュウ
「ここは最先端の医療技術が取り入れられていて、俺のような医者が留学するにはもってこいの世界なんだ」
デーリッチ
「へぇ...ローズマリーもここで学べばもっといい薬を作れるんじゃないでち?」
ローズマリー
「こらこら、参謀が国を離れちゃまずいだろ」
デーリッチ
「おっと、そうだったでち...やっぱりこの世界も人が多いでちね」
龍我
「健康ブームだからな...薬とか健康器具とかあっちこっちで買い占められてるそうだ」
クラマ
「買うどころか盗まれてるのもあるがな」
フクリュウ
「ああ...薬を飲んでかえって酷くなっては元も子も無いだろうに...」
福ちゃん
「少し聞いてもいいですか?」
フクリュウ
「どうした?」
福ちゃん
「貴方の薬の副作用についてお聞きしたいのですが...」
フクリュウ
「そうだな...前例だと、傷口にかけるタイプの液状の薬を飲んで舌が死んだり、混ぜる漢方薬を混ぜずに飲んで悪化したりだな」
ローズマリー
「な、なんて凄まじい...」
フクリュウ
「俺の作る薬は治癒能力が高いが、何故か副作用まで恐ろしくなるんだ...」
デーリッチ
「がくがく...じゃあ、ドラゴンクリームの副作用って...デーリッチ達が想像も出来ないくらいの」
ローズマリー
「下手すれば薬が原因で死ぬかもしれない、というわけか...!」
「詳しく聞かせてくれないか?」
福ちゃん
「えっ?」
メイドウィン
「あっ、突然すいません、俺たちはこういう...あれっ、皆どうして!?」
デーリッチ
「メイドウィンさん!」
メイドウィン...前・時空監理局の黒影が、医療の世界で聞き込みを行っていたのだ
メイドウィン
「皆、こんなところでなにしてるんだ?ショッピング?」
龍我
「俺たちはマガイモノ屋の仕事だ...そっちはなんだよ」
メイドウィン
「俺も仕事さ...実は、この世界で薬が沢山盗まれているそうなんだ」
ローズマリー
「ええ、それは聞きました...私たちはこのフクリュウさんの大事な薬を守るように頼まれたんです」
メイドウィン
「なるほど...俺も似たような薬品会社多数から頼まれて...」
海斗
「局長、近くの薬局の受付が怪しい人陰を見ただって!」
メイドウィン
「分かったすぐ行く!...じゃ、何かあったら連絡してくれ、出来ることなら助けになるから」
デーリッチ
「そっちも気を付けるでち~!」
福ちゃん
「どうやら他のところでも被害があるみたいね...」
クラマ
「まぁ、犯人探しはあっちに任せるとして、俺たちはドラゴンクリームの所へ急ぎますかね」
ローズマリー
「そうだな...それで診察所はどこに?」
フクリュウ
「街にはない...ついてこい、あと入るときは気配を隠し隠し通路からだ」
たくっちスノー
「えっ?どうして?」
フクリュウ
「行けば分かる...」
...
ドンドンドンドンドン!!
フクリュウの診察所の扉から、叩くような音が響く
デーリッチ
「ふ、フクリュウさん、ノックの音が尋常じゃないけど!?」
フクリュウ
「開けるな!そんな強くノックするほどの体力が残ってるなら俺が治療する必要もないということだ!」
...しばらくして、諦めたのかノックの音は止んだ
フクリュウ
「まったく...うちは非公認の危険物なんだぞ、誰だ情報を漏らした奴は...」
ローズマリー
「それで、ドラゴンクリームは?」
フクリュウ
「これだ」
フクリュウは棚からクリームの入った小さな瓶を取り出す
福ちゃん
「これがドラゴンクリーム...」
ローズマリー
「見ただけだと普通のクリームなんだけどなぁ」