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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
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ローズマリー
「どこだ...薬を盗んだのは!」

龍我
「お前の薬ってそんな大事なのか?」

ローズマリー
「失敗作もあったんだよ!敵に投げる用の!」

たくっちスノー
「あの数からして...あっちこっちを回らないと捕らえきれないかもしれない」

デーリッチ
「もうすぐ街でち!」

たくっちスノー
「もし街があの気持ち悪い人間だらけだったらどうしよう...」

龍我
「その時はその時だ!」

...

デーリッチ
「うわぁ...」

「ウウー...」

街は案の定、先程のような白目の人間が道端に倒れてたり、狂ったように風邪薬の錠剤を何粒も飲んでいたり、普通の人間はあっちこっちへ逃げ回ったりと大惨事となっていた

福ちゃん
「何これ...」

ローズマリー
「いつの間にか街がパニック状態に...」

メイドウィン
「たくっちスノー!」

たくっちスノー
「黒影!...一体街で何があったんだ!?」

メイドウィン
「俺にも分からないんだ、さっき突然沢山の病院からあんな感じの人間らしき物が溢れだして薬を奪い取ってるんだよ!」

龍我
「早く止めねぇと!」

メイドウィン
「止めるったって原因が分からないのに!」

フクリュウ
「原因は単純だよ」

福ちゃん
「フクリュウさん!」

フクリュウ
「たくっちスノー様、勝手ながら凍らせたアレを診察して見た...まぁ、考えるまでもなかったよ、原因は薬物の過剰摂取だ」

ローズマリー
「過剰摂取?」

フクリュウ
「他の世界でも健康ブームはあったが、特にここは酷かった」

フクリュウ
「日を跨かず次々と健康に良い薬を作っては、客はそれをほぼ全て飲んでいく」

フクリュウ
「そんなことをすれば、意味は違えど薬物依存症にもなるし副作用だって体に出る」

龍我
「健康を気にしていたら、逆に不健康になっちまったというわけか...」

デーリッチ
「というか生きているかすらどうか怪しいでちよあれは」

ローズマリー
「なんでもかんでも飲んでるからな...」

フクリュウ
「まずいな...もはやここの殆どの人間達は頭が働いているのかすら怪しい...」

メイドウィン
「時空監理局が呼ばれたのはこういうことでもあったのか...」

ローズマリー
「この世界の医者はどうしてるんだ!?」

フクリュウ
「ここにいる奴らみたいにガバガバ薬飲んでるだろうよ」

ローズマリー
「くっ、なら使えないか...」

クラマ
「ていうか、外で見かけずに病院からってことは隠蔽してたも同然っすよね、やってくれるかどうかも」

フクリュウ
「健康ブームはバブルみたいなものだからな、ここで止めようとする奴は居ないだろう...だからひとまず」


フクリュウ
「ドラゴンクリームどこ行ったーッ!!死にてぇのかちっくしょうがーっ!!」

たくっちスノー
「お、おいフクリュウ!一人でどこ行く気だ!!」

「アアアー」

メイドウィン
「ねぇ、こいつらどうしよう」

デーリッチ
「うーん...怪我させるのは可哀想だし、眠らせてほしいでち」

メイドウィン
「眠らせる...ね」ビュッビュッ

デーリッチ
「話聞いてた!?殴る以外の方法で眠らせてほしいでち!」

...

「アアアー」

フクリュウ
「フン」プスッ

フクリュウは注射器を次々と薬物人間に指していく

「...」

フクリュウ
「死なないレベルの睡眠薬なら鱗だけでも作れるんだよ...」

フクリュウ
「しかし、ドラゴンクリームはどこに...」


「アアアー...」

フクリュウはドラゴンクリームの小瓶を持つ男を発見する

フクリュウ
「見つけた!」

医者
「何故止める必要がある?」

フクリュウ
「お前...ここの医者か、すぐに治療しないととんでもないことに!」

医者
「無駄だ、止まらない...この騒動の最中にも新しい薬品のCMが作られることだろう」

フクリュウ
「...俺は医者と言うものをよく知らないが、患者を見捨てないものだとたくっちスノー様から聞いているが」

医者
「もうあれは患者ではなく化け物さ」

フクリュウ
「...そうかい」


デーリッチ
「あーっ!いた!」

フクリュウ
「ああ、すまない急に走って」

ローズマリー
「落ち着いたみたいで何よりだけど...」

たくっちスノー
「で、どうする?ある意味バイオハザードになってるけど」

フクリュウ
「...メイドウィン、といったな」

メイドウィン
「どうした?」

フクリュウ
「世界の揉め事に時空監理局は協力するだけで、最終的に解決させるのは世界の住民なんだろ?」

メイドウィン
「そ、そうらしいが...」

フクリュウ
「なら俺たちの役目は終わった、帰るぞ」

福ちゃん
「帰るって...ちょっと!?ドラゴンクリームはどうするんですか!?」

フクリュウ
「この世界の住民が止めようとしない以上関わってもしょうがないだろ...ああ、報酬はちゃんと渡しておくよ」

デーリッチ
「え、ええー...なんかすっきりしないけど...本当にいいんでちか?」

たくっちスノー
「そうだぞフクリュウ!」

フクリュウ
「俺はドラゴン専門医、ヒトは治してくれと言われれば治すがそれ以外なら受け付けない...ヒト専門医は動かないみたいだしな...」

医者
「.....」

フクリュウ
「何が最先端の医療の世界だ、健康ブームが一日も早く滅ぶのを楽しみにしてるよ」


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その後、黒影が医療の世界の件を全時空にニュースとして放映した...そしたら大騒ぎになって、医療の世界の時空の門を閉ざしたそうだ

ゾンビみたいな患者は他の世界の医者が治療して元通りになったから良かったものの...

肝心なドラゴンクリームだけど、どうやら飲もうとしたけど手元がふらつき、道路に落としてアスファルトやそれに連なる建物を全部食らい付くしてしまった(人間は無事だったっぽい)


今まで作った薬云々も全て無駄になり、健康を求めて気色悪い姿となった人間にブーム中の世界がドン引きし...結果だけ述べると健康ブームは無くなった

最先端の技術とやらが自慢だった医療の世界と共に。

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