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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*135*
前回、海斗を連れて何処かへ向かったたくっちスノー。
名無しの怪物が海斗を狙っていることを突き止めたデーリッチ一行は彼らを追い、そこでたくっちスノーの犯した罪をまじまじと見せつけられた
もう、以前の明るかった彼とは違う。
デーリッチ達は複雑な気持ちになりながら、ハグレ王国へと帰還するのであった...
しかし...
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マガイモノ屋へと帰還した一行...
たくっちスノー
「...ただいま、王さまに怒られちゃったよ」
福ちゃん
「たくっちスノーさん!」
かなちゃん
「次は勝手によその世界に行かないで下さいね?」
たくっちスノー
「肝に命じておく、そんなわけで福の神様、手紙通り今から二倍働きますのでどうか...」
福ちゃん
「...いえ、二倍どころか四倍は働かないといけないかもしれませんね」
たくっちスノー
「何?」
福ちゃん
「貴方がいない間に、この世界はとんでもないことになったのよ」
かなちゃん
「一体何が?」
福ちゃん
「クラマ君、王国から新聞を取ってきてくれないかしら」
クラマ
「了解です」
...
福ちゃん
「いま世界中が大騒ぎみたいで...」
たくっちスノー
「世界中?むちゃくちゃやばいってこと?」
龍我
「ああ、ここハグレ王国はもちろん、妖精王国や帝都、エルフの王国って所にまでな....」
かなちゃん
「妖精王国にもですか...」
福ちゃん
「他にも数件の国で被害が...いえ、この言い方は少し変ね」
たくっちスノー
「どういうことよ?」
クラマ
「お待たせしました、一面になってるやつを取ってきましたよ」
福ちゃん
「ありがとうクラマ君...これを」
たくっちスノー
「どれどれ?」
クラマの持ってきた新聞にはこう書かれていた
【あの有名人によく似たハグレ、突然の来襲そして襲撃】
かなちゃん
「王によく似た...?」
クラマ
「ええ、ここの王さま二人とメニャーニャ氏によく似たハグレが世界中で破壊活動をしているそうだ」
福ちゃん
「もし何者かによるこちらの信用を落とす為の作戦でしたら、あまりにもせっかちすぎるとしか言えないけど」
かなちゃん
「ふむ...要するに偽物ということですか」
たくっちスノー
「でもなんで自分が来る前に偽物と分かったんです?こういうのは疑われるまでが定番ですよね?」
福ちゃん
「帝都に襲撃したときに、召喚士協会の皆さんが三人と軽く応戦したそうで...」
福ちゃん
「その時に...彼女達の傷から黒い液体かが垂れたって聞いたわ」
たくっちスノー
「...マガイモノか!」
かなちゃん
「まさか名無しの怪物...もう仕掛けて来たんですか...」
クラマ
「今帝都でハグレ王国と妖精王国が呼び出され緊急会議が開かれてる所だ」
たくっちスノー
「分かった、マガイモノメイカーとして自分も向かう...大明神様は妖精王国民として向かってくれ」
かなちゃん
「ええ、そのつもりで」
クラマ
「デーリッチ達はもうパンドラで帝都まで向かっている、あんたらも急いだ方が良いぞ」
たくっちスノー
「おう!」
たくっちスノーと大明神は、マガイモノ屋から出ていく
...すれ違うように、誰かが入ってきた
「ここではどんな依頼も受け持つと聞いたが」
クラマ
「すまない、今それどころじゃないんだ、国どころか世界が大混乱している」
龍我
「もちろんこっちの意見も聞いてやりたいが...あれ?」
「...万丈龍我、やはりここに居たか」
龍我
「お前...なんでここに!?」