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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*14*
メニャーニャ
「はぁはぁ...これがなんでも屋の依頼じゃなかったらどうしてたか...」
シノブ
「ううう...」
エステル
「メニャーニャお前召喚士のくせにプロレス技に走ってんのさ...」
メニャーニャ
「どうやらもう一発やられないと分からないみたいですね」
エステル
「も、もう勘弁してくれ...」
たくっちスノー
「...で、それで三日後ってスケジュール開いてますか?」
メニャーニャ
「開けることなら出来なくもないですが」
龍我
「開けるって...いいのかよ?」
メニャーニャ
「ええ、今は協会も対した仕事はしていませんし一日程度なら許されるはずです」
龍我
「そういうもんなのか...」
たくっちスノー
「まあ、いいとして、プレゼントは...」
メニャーニャ
「たくっちスノー、貴方はそれでいいんですか?」
たくっちスノー
「え?」
メニャーニャ
「誕生日プレゼント...何が欲しいのかわざわざ他人に言い触らすのって変じゃないですか」
龍我
「確かに『俺こういうのが欲しいんだよー』とか言われてもウザいだけだな」
たくっちスノー
「そういうものかねぇ...?」
メニャーニャ
「そういうわけで、まぁ先輩方に任せますよ...変なもの送らないでくださいね?」
シノブ
「分かってる分かってる」
メニャーニャ
「頼みますよ...?言っておきますが一番不安なの貴方なんですから...では」
メニャーニャはマガイモノ屋から出ていくと、ずっと眠っていた福の神がソファーから起き上がる
福ちゃん
「あっ、おはようございます...」
龍我
「おはよう、といってももう14時だけどな」
福ちゃん
「えっ!?なんで11時に起こしてくれなかったんです!?朝御飯どころかお昼ご飯も済ませずにずっと寝てたって事!?」
エステル
「どんだけー...」
龍我
「メニャーニャ追ってたからな」
福ちゃん
「福の神が不健康な生活取ってたら他の神に示しが付かないわ...」
クラマ
「大丈夫です福の神様!12時に俺がちょっと見たぐらいなんでバレません!」
福ちゃん
「見てたなら起こしなさいっ!!」
クラマ
「すいませんしたっ!!」
たくっちスノー
「...なー、万丈、誕生日ってそういうものなのかな」
龍我
「はあ?」
たくっちスノー
「実を言うとさ、自分誕生日を祝ってもらったこと一回しかない」
龍我
「ま、まぁ二歳だもんな」
たくっちスノー
「今は三歳だ...つーか、自分の誕生日すら分からんのだけど」
福ちゃん
「えっ...誕生日が分からない?ならどうやって年齢を判断しているんです?」
たくっちスノー
「メイドウィン共通の誕生日として黒影の誕生日でもある10月6日がありますけど、マガイモノとしての自分の作られた日も分からないんで、年が代わったら上がるようにしてあります」
クラマ
「いいのか、そんな大雑把で...」
たくっちスノー
「いいんだ!いつ生まれたのかも分からないんだからよ...」