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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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たくっちスノーとSWAPデーリッチは時空監理局でジュースを飲む
たくっちスノー
「で、どうだったの?」
デーリッチ(スワ)
「...こんなに早く帰らされた時点で、結果は分かりきってるだろう?」
たくっちスノー
「...」
デーリッチ(スワ)
「門前払いに近いものだったよ...やっぱりハグレが独立するなんて到底無理な話なんでちね」
たくっちスノー
「...0%ではないよ、現にあのデーリッチはハグレの居場所を作ったからね」
デーリッチ(スワ)
「確かにそうだね...でも、ローズマリー王国は終わりだよ」
デーリッチ(スワ)
「これじゃ二人に会わせる顔が無いでち...」
たくっちスノー
「なぁ、ハグレってさ...どんだけ立場酷いの?」
デーリッチ(スワ)
「ええ?」
たくっちスノー
「ほら、僕って王国が発展しきって多少は立場が良くなった世界しか見てないから...」
デーリッチ(スワ)
「...そうだな、私たちに居場所なんて無い、ハグレだからと厄介事を押し付け、面倒事を解決させるため罪の無いマガイモノが召喚される」
たくっちスノー
「君もその一人?」
デーリッチ(スワ)
「ああ...私は最初からローズマリーと一緒にいたわけじゃない」
...
ある日...貯めていた食料も尽きてフラフラだった私は、ある物が目に留まった
「ふふふー」
一人の女が、パンを持っていた
その女が私と同じハグレなのか、それとも原住民なのか...今の私にはどうでもよかった
極限まで餓えていた私は非情にも女からパンを奪い取ろうとしたんだ
けど...空腹の私には他人からパンを奪うほどの体力が無かった
その女は...私を見るとパンを千切って口に入れた後、私を担いでくれた
...
「...どうして?」
「ん?」
「どうしてハグレの私を助けるんでちか?」
「お腹が空いてたように見えたから」
「.....」
私はあの女に助けられたものなんだ
...
「...あのね、ママがね」
「分かっているでち、ペットみたいに捨ててこいって言われたんだろう?」
「ううん、ハグレと一緒になるなら私はもういらないだって」
「えっ...?」
「よくわからないけど、わたしもう家に帰れなくなっちゃったみたい」
「...私のせいでち」
「そんなことないよ」
「でも、私のせいで家を...」
「マリーね、家でもひとりぼっちだから」
「家ではあまりお話ししてくれないから...でも、今はこうやってお話ししてくれる!」
「.....」
「な、泣かないで!悪くないよ、マリー平気だよ...」
私が...ハグレが関わってあの子の居場所はなくなった
私は今でもその事を後悔している
「.....聞かせて、君の名前は?」
「...マリーはね、ローズマリーだよ」
「ローズマリー...私はデーリッチだよ」
でもこの時私は誓った
「ローズマリー...だね?」
「ん!」
「私はもうハグレの立場なんてどうでもいい、迫害なんて受け流す」
デーリッチ(スワ)
「でも、君が安心して過ごせる場所を...私が作ってあげるでち!!」
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デーリッチ(スワ)
「せっかく手に入れたローズマリーの居場所を手放すなんて...」
たくっちスノー
「...君は今、幸せ?」
デーリッチ(スワ)
「不自由なこともあるけど...一緒だと幸せでち」
たくっちスノー
「そうか...さて、そろそろ帰ろうかね」
デーリッチ(スワ)
「ああ...」
たくっちスノー
「別に、こんなことで許したつもりにならなくたって気にしないからさ...」