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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ざくざくアクターズ ざくアクZシリーズ 短編集 
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クラマ
「はっ!!」

ここでクラマは目を覚ます...しばらくして、今までの光景が夢ということに気付く


クラマ
「くそっ...嫌な夢見た」

...

福ちゃん
「あらクラマ君、おはよう」

クラマ
「おはようございます、福の神様...あの二人は?」

福ちゃん
「たくっちスノーさんはいつものようにマガイモノ屋に、万丈さんは幻徳さんと一緒に」

クラマ
「そうですか...」

福ちゃん
「...どうしたのクラマ君、元気がないみたいだけど」

クラマ
「いえ、なんでもありません...」

福ちゃん
「そう...?」

クラマ
「福の神様。」

福ちゃん
「何?」


クラマ
「俺は、貴方を絶対に独りぼっちにはさせませんからね」

福ちゃん
「えっ...やだもう、突然何?」

クラマ
「意味を知る必要はありません...」ギュッ

福ちゃん
「きゃっ!こらっ、クラマ君!」ベシッ

軽く抱きついてくるクラマに福の神が平手打ちした

クラマ
「あっ、つい...」

福ちゃん
「何がつい...なのもう!」

クラマ
「...すいません」

福ちゃん
「マガイモノ屋に行きましょう、お説教はその後です!」

...

たくっちスノー
「ああ、おはよう二人...む、福の神様、何をそうプリプリしてらっしゃるのですか」

福ちゃん
「ちょっとね...クラマ君が急に抱きついてきたものだから」

クラマ
「.....」

たくっちスノー
「...ふーん、君も見たんだ?」

福ちゃん
「え?」

クラマ
「君もって...まさかお前も?」

たくっちスノー
「ああ...世界滅亡の寸前を見たんだよね?君も...」

クラマ
「そうだな...」

福ちゃん
「ええっ!?」

たくっちスノー
「その様子だと、福の神様は見てないんだね」

クラマ
「いや、あんな光景見なくて逆にラッキーだよ」

福ちゃん
「...詳しく話して」

クラマ
「はい」

...クラマは夢でみた光景を覚えている限り話した

複数の墓場、消えていく神、最期には独りぼっちで取り残される福の神...

福ちゃん
「.....」

クラマ
「あの夢は一体なんなんだ?」

たくっちスノー
「時空の乱れが大きいと時々ああいう夢を見るそうなんだ...特にこの世界は色んな人物がハグレとして召喚されているから、尚更ね」

たくっちスノー
「自分もうっかり仮眠してたらあの夢をうっすらと...」

福ちゃん
「何だか嫌な予感がするわね...」

たくっちスノー
「...ああ、自分が思ったより早く、名無しの怪物との決着を迎えるのかもしれない」

クラマ
「自分の父親と相手にすることになるんだぞ?」

たくっちスノー
「父親?僕は生まれたんじゃない、作られたんだ、親なんていないようなものだよ」

福ちゃん
「...」

そんなとき、大明神がスマートフォンを持ってマガイモノ屋に駆けてくる

かなちゃん
「たくっちスノーさんに電話ですよ」

たくっちスノー
「誰から?」

かなちゃん
「夢見屋さんからです」

たくっちスノー
「ムニャウか...もしもし?」

ムニャウ
【もしもしにゃむ、お前が言っていたこと調べれたにゃむよ】

たくっちスノー
「やっとか...」

ムニャウ
【こっちだって苦労したにゃむ】

たくっちスノー
「分かってる、報酬は弾むから...で、どうなの?」

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