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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ざくざくアクターズ ざくアクZシリーズ 短編集 
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翌日...

デーリッチが桐生戦兎と手を組み、時空規模のプロジェクトの準備をしようとあっちこっちへ呼び掛けている最中のこと...

かなちゃん
「いやぁ、なんだか大盛り上がりですねぇ」

たくっちスノー
「ええ、王さまが色んな人、色んな国にに呼び掛けてますからね」

かなちゃん
「それで、それらはどのような反応を?」

たくっちスノー
「東都の正確なデータを交渉したら、5個ものの世界が他に協力してくれることになった」

かなちゃん
「おお、五個も!」

たくっちスノー
「この世界の国や村も、ハグレ王国への今までの感謝にと出来る限りの事はするって...」

かなちゃん
「ああ、そういえばプリシラも一生懸命そろばんを弄ってましたがそういうことでしたか」

たくっちスノー
「愛されてますね、ハグレ王国は」

かなちゃん
「ええ...だからこそ、守らないといけない」

たくっちスノー
「はい!」

【メールガキタワヨ!】

かなちゃん
「あ、メールだ」

たくっちスノー
「大明神様、どうやってエステルをメール音声に...」

かなちゃん
「いい感じに声を加工したんですよ...おや、夢見屋さんから」

たくっちスノー
「ムニャウから...遂に来たか」

ムニャウからのメール...それはつまり、黒影剣をムニャウごと召喚させる準備が整ったということ...

黒影剣...たくっちスノーの元となった人物

名前も、顔も、声も、体も...何も知らない、メイドウィンの愛人と、遂に...

かなちゃん
「どうします...?」

たくっちスノー
「会うに決まってるだろう...大明神様はヘレンさんに電話を!」

かなちゃん
「はいっ!」

...

たくっちスノーはマガイモノ屋に座り...ゆっくりと深呼吸していた


たくっちスノー
「すーっ、すーっ、ふーっ」

龍我
「マガイモノは呼吸しねぇだろ」

たくっちスノー
「分かってるよ!...分かってるけど、怖いんだよ...」

たくっちスノー
「一体、何が出てくるのか...」

福ちゃん
「名無しの怪物が...狂うほど愛した人間...」

クラマ
「...」

コンコン

たくっちスノー
「ヘレンさんが来たか、どうぞ...」

ガチャッ


デーリッチ
「たくっちスノー!」

たくっちスノー
「王さま!?なんで!?」

かなちゃん
「すいませんねぇ、電話してたらお二人に聞かれちゃって...」

たくっちスノー
「お二人って...ローズマリー参謀にもか...」

かなちゃん
「いえ、あと他にリニュ前メイドウィンさんが」

たくっちスノー
「父さんはダメだろ...絶対ややこしいことになるから...」

龍我
「どうするんだ?」

たくっちスノー
「しゃーない、広いところで召喚するよ...」

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