完結小説図書館
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ざくざくアクターズ ざくアクZシリーズ 短編集
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~ 230~
*192*
ハグレ王国の公園にて...
ローズマリー
「二人も召喚なんて出来るのかい?」
たくっちスノー
「福の神様にも同じ魔法を教えてある、自分が剣さんを、福の神様がムニャウを呼び出せば不可能ではない」
福ちゃん
「大丈夫?緊張してない?」
たくっちスノー
「むっちゃしてます、めっちゃ心臓バクバクです」
龍我
「心臓ねぇだろお前」
たくっちスノー
「黙らっしゃい!」
メイドウィン
「剣さんに会うわけか...俺にとっては、数千年ぶりの再開となる」
デーリッチ
「まだ何も思い出せないんでちか?」
メイドウィン
「残念なことにな...」
たくっちスノー
「な、なんか思い出せない!?」
メイドウィン
「えーとえーと...あ、多分ルミナににて巨乳だったかなぁ」
ヘレン
「お前はそういうフィルターかかってるだけだろ!!」
たくっちスノー
「なんだよもー!?清純そうな面してるくせに頭の中は胸でいっぱいかよ!?」
メイドウィン
「あの中には男性のロマンが詰まっているだろ」キリッ
かなちゃん
「スゴい共感しますその気持ち...クラマさんもそう思いますよね?」キリッ
クラマ
「俺に振るなよ!?」
たくっちスノー
「ヘレンさん、こいつら峰打ちしていいよ」
かなちゃん
「...ふふふっ」
かなちゃん
「そうですよ、たくっちスノーさんはそうやって茶化されてる姿が一番素敵なんですよ」
たくっちスノー
「それ、僕を弄られ役と言いたいのですか...!?いいから呼び出すよ、福の神様!」
福ちゃん
「ええ!」
「「開け、パンドラの門!」」
たくっちスノー達の前に、ムニャウと...真っ黒な人魂が召喚された
デーリッチ
「おおっ、出てきたでち!」
ムニャウ
「ちゃんと連れてきたにゃむよ」
たくっちスノー
「...もしかして、その人魂が?」
ムニャウ
「仕方ないにゃむ、人生を全うして死んだ上に、死後から千年も経っているんだから肉体はもう存在してないんだにゃむ」
ローズマリー
「確かにそうだ...」
クラマ
「ほら、まずはお前...知り合いだろ、おい」
メイドウィン
「わ、分かってるよ!」
メイドウィンが剣らしき人魂に迫り、話しかける
メイドウィン
「え、えっと...久しぶりになるのか、剣...」
黒い人魂
「...εθα♯」
デーリッチ
「喋ったでち!」
龍我
「でも何語だよこれ、日本語しゃべってくれよ」
かなちゃん
「そもそもどの世界でも日本語を喋るのがおかしいのであって」
たくっちスノー
「それは指摘しないの!」
黒い人魂
「εθγαΨαγ!」
メイドウィン
「あれ...これ多分魔導界の古代言語かもしれない、魔法が広まったばかりの」
デーリッチ
「そうなんでちか!?」
たくっちスノー
「父さん、翻訳できる?」
メイドウィン
「待ってろ...確か監理局に専用の翻訳機があったはずだから」
...しばらくして、メイドウィンが装置を持って現れる
メイドウィン
「すまないがもう一度言ってくれないかな剣」
黒い人魂
「εθα♯ αρβΧδ」
メイドウィン
「えーと..『ワタシハ クロカゲツルギ』」
黒い人魂
「αεθε※」
メイドウィン
「『ドウシテ ワタシヲヨビダシタ』で合ってる?」
黒い人魂
「...」コクコク
メイドウィン
「ふーむ...いちいち翻訳機を使うのも面倒だな」
ローズマリー
「ロズムントさんのように何かに取り付かせるのはどうです?」
メイドウィン
「それだ!」
たくっちスノー
「あ、じゃあ自分、等身大の人形持ってくるよ」