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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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【connect please!】
たくっちスノーは魔方陣からローズマリーほどの背丈の人形を取り出す
デーリッチ
「何でちこのお人形」
たくっちスノー
「自分なりのイメージした黒影剣がこれなんだ...」
ムニャウ
「まあここまで人に近い物なら乗り移りやすいし丁度いいにゃむ、ほら入るにゃむ」
黒い人魂
「.....」
人魂は人形に入ると、かたかたガタガタと揺れながら...ゆっくり目を開く
「あ、あー、ああ...」
龍我
「日本語喋りだした!!」
たくっちスノー
「どうやら乗っ取らせると日本語しゃべれるようになるみたいだな」
ムニャウ
「どういう原理だにゃむ...」
ローズマリー
「えーっと...黒影剣さん...ですよね?」
剣
「え、ええ...僕は黒影剣だよ」
たくっちスノー
「ぼ、僕!?回想と一人称違くない!?」
デーリッチ
「なんだかルミナちゃんに似てるでち」
かなちゃん
「まぁ、ご先祖様ですからね...」
剣
「君たちは、誰...?」
ヘレン
「ご先祖様、俺はシャドー・ヘレン・黒影...貴方の子孫でございます」
龍我
「シャドーはどこから出てきたんだよ?」
メイドウィン
「確かルミナによると、祖父がメスの使い魔と結婚したんだが、その使い魔の名前がシャドーなんだそうだ」
龍我
「なるほど」
剣
「そっちは...?」
かなちゃん
「私達は...まぁ、関係はありませんが、敵ではございません」
剣
「うん...」
たくっちスノー
「貴方が、黒影剣...」
メイドウィン
「...剣、俺の事おぼえてる?」
剣
「.....ううん、誰?」
メイドウィン
「俺は...」
たくっちスノー
「待って父さん、メイドウィンじゃ剣さんには伝わらないよ、奴は名前を忘れたからそうやって名乗ってるだけなんだ」
メイドウィン
「あっ、そういえば通称みたいなものだったよな...元々メイドウィンって7人だけだからチームみたいな物だったし...」
剣
「思い出せない...」
デーリッチ
「えーと、自分の事は覚えているでち?」
剣
「うん、私は魔法の世界からやってきたの、最初はひとりぼっちだったけど...えーと、どうにかして皆が魔法を使えるようになったの」
ローズマリー
「それって、何かを召喚したりしてなかった?」
剣
「えっ...あっ、確かにしたかも、褒美にどんな願いでもって言うから、僕みたいに魔法を...」
メイドウィン
「あ、それなんか俺も覚えあるかも」
クラマ
「奴が話してた内容と同じだ...!!」
たくっちスノー
「じゃあやっぱり、父さんも奴と同じ過去を経験してるんだ」
メイドウィン
「そうなるなぁ...」
剣
「...どういうこと?」
たくっちスノー
「後で話す...じゃあ次だ、ロズムント・トレザートという人物に覚えは?」
剣
「知ってる!覚えがある!」
クラマ
「断言した!」
ムニャウ
「生前繋がりが深い人物は何年たっても心の隅に残ってる場合があるにゃむ」
福ちゃん
「やっぱり...ロズムントは貴方とチームを組んでたと言ってましたが」
剣
「チーム...そういえば、ロズムントや他の皆と大冒険を沢山...」
【メールガトドイタヨ!】
メイドウィン
「あ、ごめんメールだ」
たくっちスノー
「こんどはルミナ様の声かよ!!何なの好きな女の子の声をメール音声にするの流行ってんの!?」
クラマ
「落ち着け」
メイドウィン
「どれどれ...おお!なんとラッキー!喜べ皆、海斗君とネメシアがロズムント氏の魂が発見したそうだ!」
ローズマリー
「本当ですか!?」
剣
「ロズムント...また会いたいなぁ」
メイドウィン
「任せろ、すぐに呼んでくる!あと翻訳機しまってくる!」
クラマ
「行ったり来たりで忙しい親子だなこいつら」
福ちゃん
「まるで正月寸前のクラマ君みたいね」
クラマ
「仕方ないでしょう、正月の神社は忙しいんですから!」
...
しばらくすると、メイドウィンは赤い人魂を連れてくる
ロズムント
【皆、迷惑かけたね...久しぶり】
福ちゃん
「ロズムントさん!無事で何よりです!」
ロズムント
【うーん、あのオブジェ結構気に入ってたんだけどなぁ...おや?そちらの女性は...】
剣
「...ひょっとして、ロズムント?」
ロズムント
【つるぎちゃんなのかい?いやー久しぶり、ロングの君も素敵だよ】
剣
「えへへ...ありがと」
メイドウィン
「え、えーと...ロズムントでいいのか」
ロズムント
【君も随分イメチェンしたねぇ...ああそうそうハグレ王国の皆、思い出したよ】
ローズマリー
「思い出したって...」
ロズムント
【時空の海をさ迷っていくうちに、全部思い出したんだ!全部ね!】
龍我
「マジか、話してくれ!」
ロズムント
【ああ、その為に私はここに来たのだからね...】