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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*2*
龍我
「なぁ、マガイモノ屋ってなんだ?マガイモノ売るのか?」
たくっちスノー
「違うよ、そんな奴隷商人とか人身売買の類いじゃなくてなんでも屋さ」
たくっちスノー
「マガイモノ王国を作るまでは自分含めて三人くらいしかマガイモノがいなかったから、出来ることは限られたけど...」
龍我
「限られてねぇよ、お前何でもありだろ」
たくっちスノー
「でも今の自分は局長の仕事で忙しいし、電話かけてきたexeはバイトで忙しいし...一人しかいないのにどうやって切り盛りしてんだろうな」
たくっちスノーが疑問に思いながらマガイモノ屋の扉を開けると...
「あら、こんにちは...」
「おっ、本家だ」
たくっちスノー
「こ、こんにちは...あれ?人いるのか?」
事務所には黒髪の女性と緑髪の男性が座っていた
龍我
「やっぱやってたんじゃねぇか!」
たくっちスノー
「ええ!?でも田所とexe以外のマガイモノは皆帰ったのに誰が...」
龍我
「知ってるやつか?」
たくっちスノー
「知ってるけど誰だったかなぁ...」
「私達の事忘れちゃったんですか?確かに貴方とはあまり話したりはしませんでしたけど..」
「まぁ仕方ないですよ、初めて見る人もいるし改めて自己紹介しましょうや」
「そうね...改めて、私は【福の神】です」
龍我
「えっ...福の神!!?福の神ってそのまんまそういう意味の!!?」
福ちゃん
「はい、れっきとした神ですよ」
龍我
「なんでそんなすげー奴がいるんだよ!!」
たくっちスノー
「この世界は少々変わっててな...」
クラマ
「で、俺は天狗の神のクラマだ、福の神様は俺の上司みたいな人だ」
龍我
「神にも上下関係ってあるんだな」
たくっちスノー
「まあね...改めて、僕はたくっちスノー、今は時空監理局局長の代理を務めている」
龍我
「俺は万丈龍我、こいつの元同僚で今は旅人をしているマガイモノだ」
福ちゃん
「帰ってきてたんですね、ごめんなさい、勝手に...」
クラマ
「福の神様を悪くは言わないでくだせぇな、あの人もあの人なりに何かやりたがっていたので」
龍我
「どういうことだ?」
たくっちスノー
「この国の国民は個人で店を経営してるのが多くてな」
クラマ
「ええ、そんで俺も天気予報とかはやってたが、福の神様が...」
福ちゃん
「私ってこれでもハグレ王国では結構古参なんですけど...何だか、この国で私が働かないっていうのもむずかゆくって...それでなんでも屋くらいならとお借りしてしまって」
たくっちスノー
「いや、いいですよそれくらい...放置してた自分も自分ですし、一緒にやっていきましょうや」
福ちゃん
「すいません...」
たくっちスノー
「すいませんとかよしてくださいよ、もう...それで、何かお仕事届いてるかな?ちょっと拝見しても...」
福ちゃん
「はい...クラマ君、持ってきて」
クラマ
「あ、はい。」