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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ざくざくアクターズ ざくアクZシリーズ 短編集 
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*201*

ハグレ王国の前近く

黒い液体人間
「アアア...」

人の形をした液体がぞくぞくと歩く

たくっちスノー
「やっぱりか...」

たくっちスノー
「この状態なら戦闘能力は無くても、早い段階で作れるよなぁ...ま、再生はしないけどね」

たくっちスノーは刀を引き抜き、液体人間に迫っていく

たくっちスノー
「僕は責任を果たす!じゃあああああっ!!」ドドドド

液体人間
「アアアアッ!!」

たくっちスノー
「くそっ!!うおおおおっ!!ちくしょうっ!!」


たくっちスノー
「あのストーカー親父め!!」ズバッ

たくっちスノー
「何が愛しているだ!あんな自己満足の愛に剣さんは苦しめられたのか!?」

たくっちスノー
「何がつるぎちゃんだいすきだ!!空っぽの愛のために時空監理局は生まれたのか!?」



たくっちスノー
「僕は...あんな奴の奴隷になるために生まれてきたのか!?」

たくっちスノー
「はははははは...僕は、失敗作...奴隷にもなれない失敗作....」


たくっちスノー
「あっははははははは!!」



たくっちスノー
「うあっはははははは!!なぁ黒影!?僕たち親子だよねぇ!!」

たくっちスノー
「空っぽの愛と罪を背負いながら死なない呪いを味わっていくんだよ!!」


たくっちスノー
「一生、誰からも愛されないまま!!」


たくっちスノー
「けどな...僕の今後ろにある王国は違う」

たくっちスノー
「沢山の愛と好きが結束しているんだよ!!」




たくっちスノー
「滅びるのは僕とお前だけでいいっ!!聞こえてるのか黒影、いやカーレッジッ!!」




「聞こえてますよー、すっごい響きましたよ」

たくっちスノー
「えっ...」

液体人間
「....」

たくっちスノー
「ノーザンクロスティー!!」

液体人間
「」

たくっちスノー
「今の声は...」

かなちゃん
「もう、貴方は目を離すとすぐ遠くに行くんですから...本当に子供ですね」

たくっちスノー
「大明神様!」

デーリッチ
「たくっちスノー!」

ローズマリー
「勝手に遠くへ行くな!」

福ちゃん
「たくっちスノーさ~ん?」

龍我
「置いてくんじゃねーよ!」

たくっちスノー
「皆!?どうして...どうして来るの...助ける理由なんて無いのに...」

かなちゃん
「理由なんてない?本当にそうですか?」

たくっちスノー
「だって、こうなったのは自分のせいだし...自分は悪人だし...ハグレ王国に所属してもいないし...どうして!?」

デーリッチ
「そんなの決まってるでち...今のたくっちスノーはそれらの条件がどれらも含まれてないからでちーーっ!!」


たくっちスノー
「な、なんで...」

ローズマリー
「くらえ、マガイモノ!!」

デーリッチ
「ほあちょーっ!!」


かなちゃん
「たくっちスノー、言ったじゃありませんか、嫌いなのはあくまで昔の貴方だと」

かなちゃん
「むしろ私、今の仕事熱心な貴方好きですよ?」

たくっちスノー
「...まぁ、元気は出ましたよ」

かなちゃん
「気遣いなんかじゃありませんよ...貴方は肝心なときに背負い込むんですから、もう」

たくっちスノー
「ヤエさんの時だって自分が向かおうとしたのを貴方が止めたんじゃないですか...」

かなちゃん
「背負い込むのは止してください...もう少し誰かに頼ってもいいんですよ?」

たくっちスノー
「頼るって一体誰に...」

かなちゃん
「おやおや...今までの事をよ~く思い出してみてください」




「貴方はマガイモノ屋として...沢山の世界の沢山の生き物の悩みを全力で解決しました」


「そして、助けられたは皆...この世界を守るため、戦っているんです!」

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