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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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龍我
「というわけなんだよ」
たくっちスノー
「真面目系か...」
龍我
「俺達はあいつの為に完璧なデートプランを用意しなきゃならねぇ」
クラマ
「そいつが選んだんだし、俺達が口を出す必要は無くないっすか?」
福ちゃん
「ダメよクラマ君、もし仮にその男が悪い人で、柚葉さんが騙されていたとしたら可哀想じゃない」
たくっちスノー
「だよなぁ...自分としても手助けしてやりたいよ、誰かを『好き』になったのならさ」
福ちゃん
「ならこうしましょう、私とクラマ君がフロードさんの調査、残りの二人は柚葉さんのデートプランの考案」
クラマ
「良いっすね、俺はこういう事に頭使うより直接探るほうが向いているだろうし」
福ちゃん
「では行ってきまーす」
たくっちスノー
「あっ...待って福の神様!これを」
たくっちスノーは福の神にボイスレコーダーを渡す
たくっちスノー
「何か話してたらこれに記録してください」
福ちゃん
「これだと浮気調査みたいね...クラマ君お願い」
クラマ
「分かりました...それじゃ、行ってくる」
福の神とクラマが出ていった後、龍我とたくっちスノーはメモ帳とハグレ王国の地図を開く
龍我
「柚葉はハグレ王国でデートしたいらしい、王国を紹介したいという名目を込めてだそうだ」
たくっちスノー
「ハグレ王国でデートプランねぇ...ここは名スポットが沢山あるとはいえ...」
龍我
「遊園地とか無いのか?」
たくっちスノー
「そういえば聞いたことがないなぁ...じゃ、スケート場とか?」
龍我
「ええー?あの見た目でスケートぉ?」
たくっちスノー
「確かにダイミョーにスケートは似合わんか...となると、ハグレ劇場だな!」
龍我
「映画館みたいな奴か?確かに雰囲気は合うか...よし、ハグレ劇場っと」
たくっちスノー
「デートってお昼ご飯とかも食べるんだよね?お昼ご飯はどうしようか」
龍我
「ムード出すなら喫茶店で軽く食べるとかだな、俺も香澄とよく行ってた」
たくっちスノー
「お前も喫茶店とか行くんだな、意外だ」
龍我
「悪いか!?」
たくっちスノー
「悪くはないけど...ここの喫茶店ってこたつ喫茶なんだよな」
龍我
「こたつ喫茶ってなんだよ!?」
たくっちスノー
「そりゃお前、老人でも気楽にくつろげる喫茶店だよ」
龍我
「ああ~...喫茶店はやめとくか、ここは特殊すぎる...」
たくっちスノー
「そうだなぁ...じゃあどうするか...」
龍我
「ああああー!!頭痛くなってきた!!」
たくっちスノー
「本当にお前は筋肉バカなんだから...」