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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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たくっちスノー
「そう...実はその果物、見た目はリンゴだが実はパイナップルなんだ」
メイドウィン
「えっ...えっ?」
たくっちスノー
「うちのマガイモノに見た目を変えるのが得意な奴がいてね、それはそいつの自信作『びっくりフルーツ』だ」
たくっちスノー
「これくらいなら食べれば分かるはずなんだけど、黒影にはさっぱり分からなかった」
メイドウィン
「.....」
たくっちスノー
「父さん...これを言うのは僕としても辛いけど、はっきりさせたいと言ったのら父さんだ」
メイドウィン
「.....ああ」
たくっちスノー
「父さん、貴方は味覚が機能してないんだ!!だから父さんは何を食べても何も感じなかった!!だから時空集の食べ物なんてどれも同じように感じていたのと変わらない!!だってどれも同じなんだから!!」
たくっちスノー
「意味がなかったんだよ!!父さんが食べてきたもの...全部しっかり味わえてなかったんだよ!!」
たくっちスノー
「つまり!!父さんは何を食べても変わらないって事なんだ...」
メイドウィン
「.....!!」
たくっちスノー
「はぁ、はぁ、はぁ...」
メイドウィン
「...そうか、そうだったんだ。」
メイドウィン
「ありがとう、たくっちスノー...それに気付かせてくれて」
たくっちスノー
「...うん」
メイドウィン
「確かに今ので俺の数千年が無駄になった、でもベロが変なら治療で治しちまえばいい...また数千年を楽しむだけだよ」
メイドウィン
「依頼達成って事だ!感謝しているよ!俺の自慢の息子!」
...自慢の息子、か、黒影にそんな事言われたことなかったなぁ
...ありがとう、父さん。
味覚が治ったら、二人で一緒にご飯食べようね。
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「ねぇ、クラマ君...?あの料理の件だけど...」
「お、お許しください!!福の神様ーーーーっ!!」
「な、なんで俺まで...逃げルルォ!!」
「逃がしませんよ?貴方達二人はこれからたっぷりお仕置きしてあげますから...」
「ひ、ひいい...ま、まさかアレをなさるおつもりで...!!」
「あ、アレってなんだよ!?」
「さぁ、私がみっちりしごいてあげますから...お覚悟を。」
「お許しをーーーーッ!!」
「お、おい!?アレって何だ!?なんなんだーーーっ!!?」
...
たくっちスノー
「あれ?万丈とクラマは?」
福ちゃん
「全治一週間の怪我だそうよ」
たくっちスノー
「え、ええ...そうっすか」