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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*59*
たくっちスノー
「はははははは...ははは...」
福ちゃん
「やっぱり...無理してたのね...」
龍我
「...なぁ、たくっちスノーってさ、お前達の国と一度戦ったんだよな」
クラマ
「ああ、あいつのせいで世界が滅びそうになったこともある」
たくっちスノー
「あはははは...ごめんよ...ごめんよ...」
龍我
「じゃあ、やっぱハグレ王国の奴等はこいつが嫌いなのか?」
クラマ
「現在は半々だ...俺は今でもあいつを許せる気にはなれない」
クラマ
「だけどよ...複雑な気分だ」
たくっちスノー
「どこだよ...おとうさん、どこだよ...」
クラマ
「今あいつが狂うほど苦しんでて、ざまあみやがれと思う反面...どこかモヤモヤした感じがして...」
龍我
「前に一緒に仕事したときは、こんな風じゃなかったんだよ...」
福ちゃん
「恐らく先程話していた、休暇の件が引き金となってこんなことに...」
クラマ
「こいつにも大切な物を失う辛さが分かったという事ですね」
たくっちスノー
「あっ...ダメだ、休んじゃダメだ...」
横になっていた たくっちスノーは突然立ち上がり、時空の渦を開ける
たくっちスノー
「仕事、仕事...僕は黒影の息子...」
クラマ
「おい、何処へ行く気だ!」
たくっちスノー
「黒影の...代わりに...ならな、きゃ...」
龍我
「おい、たくっちスノー!!」
たくっちスノーは時空の渦に落ちるように入っていく...
そして...その後、たくっちスノーは完全に姿を消した。
すぐに龍我やかなづち大明神は行方を追ったが、どれだけ時空を飛び回っても見つからなかった
彼が最後に行ったであろう局長室には辺り一面に山ほどの資料と、特定の人物に向けた謝罪文が遺されていた...
...
一方その頃、別の世界線では
たくっちスノー
『違う...俺は...偉大なるマガイモノの王だぞ...何にでもなれる、誰よりも強い...神だぞ!?』
たくっちスノー
『出来損ないなんかじゃない...!!』
たくっちスノー
『ん?これは...別の世界線の自分?』
たくっちスノー
『そうだ、こいつを使えば...父さんも自分の事を認めてくれるはずだ...!!』
たくっちスノー
『まずはハッキングだ...全ての時空に繋げて、声が聞こえるように...!!』
たくっちスノー
『...それにしても、なんでこいつ魂が抜けたみたいになってるんだ?』
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おかあさ ん
ど こ?