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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*6*
クローズ
「てめぇが熊なら、俺はドラゴンだ!!」
グリースリー
「ま、待ちやがれ!話を聞け!一週間前は...」
たくっちスノー
「お?天敵を目にした途端命乞いですか?」
ローズマリー
「おとなしく捕まっていれば、痛い目には合わなかったものを...」
福ちゃん
「万丈さん、私も手助けします...一気に決めましょう!」
クローズ
「ああ!」
たくっちスノー
「偉大なるマガイモノの王曰く...お前は有罪だ!!」
グリースリー
「おい!!話を聞きやがれ!!だから一週間前は!! 」
クローズ
「言い訳は後で聞いてやるよ!」
福ちゃん
「龍に力を!ゴッドブレス!」
クローズは光に包まれ、青いオーラが浮き出る
クローズ
「うおおお!力が湧いてくる!これで終わりだ!!」
グリースリー
「だから!!!話を!!」
『ready go!ドラゴニックフィニッシュ!!』
クローズ
「オルァァァァァ!!!」
グリースリー
「ぐわああああああ!!」
右腕にエネルギーが集中し、龍となってグリースリーに叩き込まれ、黒い液体となって爆散する!!
クローズ
「...よしっ、終わり!!」
...時空監理局製の縄に縛られ、グリースリーは白状した
クラマ
「はあ?グリスタル?」
グリースリー
「グリスタル...普通の人間から見ればただの水晶だが、細かく砕いてガソリン何かと混ぜてやればよーく燃えるグリースになるんだよ」
グリースリー
「この家の下は光度の高いグリスタルがゴロゴロしてんだ...全部俺の物にしたかった!!だから住民の家具を特別なグリースで音も立てず燃やして、ビビらせ家を離させる寸法だったのによ...」
ブキヨー
「し、知らなかった...私の家の真下にそんな宝石が...」
ローズマリー
「あ、危なかった...ブキヨーさんを燃やすという発想に至らなくて」
グリースリー
「やらなかったんじゃねぇ、出来なかったんだ...何故か、俺の作る油じゃ生き物を燃やすことは出来なかったんだ、だからこうするしかなかったのさ...」
たくっちスノー
「...そいつは良いことを聞いた、なぁブキヨーさん、報酬はその地下のグリスタルでいいかい?」
ブキヨー
「ええどうぞ...こんなもの無い方が私的にも安心できます、あ、いえ少しだけ貰います...コレクター何かに売ればまた手には入るだけの金は掴めますかね」
デーリッチ
「お金が欲しいんでちか?」
ブキヨー
「ええ...大切な物をまた買うためにね...」
グリースリー
「なぁ、マガイモノ屋よぉ...確かに一ヶ月間物を燃やしてきたのは俺だ、ただ...一週間前だけは俺じゃねぇ、その時は油を切らしてたからな」
龍我
「そんなこと俺達が信じると思ってんのか!?」
グリースリー
「そんなの分かってるさ...」
福ちゃん
「...あのー、ところでブキミーさん 」
ブキミー
「はい」
福ちゃん
「その...大切な物って一体?」
ブキミー
「えっと...レッドウォッカというお酒です」
福ちゃん
「お、お酒!?」
ブキミー
「はい...私はこう見えても朝日を見ながら高級酒を飲むのが好きなものでして...もう一週間は飲んでいないもので頭が変になっちゃいまして」
デーリッチ
「調子悪いのかと思ってたらただのアル中!?」
グリースリー
「お、レッドウォッカなら俺も知ってらぁ...なんでも度数が高すぎて暖炉の近くにおいてりゃどんどん燃えていくらしいなぁ...ククク」
ブキミー
「あれ、そうでしたか...?」
福ちゃん
「...クラマ君、あのお宅はほっといても火事になるわね」
クラマ
「グリースリーがいてもいなくても、大して変わんなさそうっすね、まったく...」
こうして、たくっちスノー、福ちゃん達神一行、そして龍我のマガイモノ屋生活が始まるのだった!