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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ざくざくアクターズ ざくアクZシリーズ 短編集 
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ある日のこと...

いつものように依頼の紙を整理していた時のこと

たくっちスノー
「あー...疲れたなぁ」

龍我
「だりー...」

クラマ
「おいおい、まだ依頼は沢山あるんだぞ?」

福ちゃん
「そうね...あら、依頼人の方に渡すお茶が無くなったみたいね」

クラマ
「あ、じゃあ俺買ってきますよ」

福ちゃん
「お願いねー」


たくっちスノー
「.....」

クラマ
「あ、茶菓子っていりますかね?」

福ちゃん
「そうねぇ...一応買っておいて、お金は私が出すから」

クラマ
「はい」

たくっちスノー
「ねぇ、福の神様...貴方、クラマと仲いいんすね」

福ちゃん
「あらー、そう見える?」

クラマ
「仲良いというか...福の神様には本当に世話になって頭が上がらないというか」

龍我
「上司と部下だもんなぁ...」

たくっちスノー
「そうなんだ...」

クラマ
「それがどうしたんだよ」

たくっちスノー
「いや?ただなんとなく...二人が実は付き合ってたりとかだったらと考えてた」

クラマ
「はぁ!?」

福ちゃん
「え~?私とクラマ君が?あらあら、そんな風に見えたかしら?」

たくっちスノー
「うん、自分には見えた」

クラマ
「ない!ないから!俺なんかじゃとても福の神様とは釣り合いませんって!」

福ちゃん
「私は構わないけど?」

クラマ
「そういう問題では...!!」

たくっちスノー
「え?長年話し合える仲なんでしょ?しゃあやっぱ好きなんだ」

龍我
「お前の『好き』の基準ゆるくねぇか」

たくっちスノー
「そうかな?前に会った子も定期的に会って話していくうちに惹かれていったんだけど」

クラマ
「話すだけで好感度上がるとかチョロいなこいつ...とにかく、俺と福の神様が親密な関係とかありえないから!失礼!」

クラマは窓を開け空を飛んで出ていく...

福ちゃん
「もう、クラマ君ってば...ちょっとからかっただけなのに」

たくっちスノー
「彼、どこか堅い所あるから弄りがいがありますよね」

龍我
「お前ら分かっててやってたのかよ...」

福ちゃん
「さて、クラマ君が帰ってくる前に依頼を1つ済ませておこうかしら」

龍我
「依頼?既に決めてあったのか?」

福ちゃん
「はい、天界からの依頼でしたから直接連れてきましたよ」

龍我
「天界...つまり天国って奴?」

たくっちスノー
「一体どんな奴が...」

福ちゃん
「そろそろ来ると思うけど...」

そんな事を言ってると、突然辺りが不自然に冷えてくる...何か、違和感のような...

たくっちスノー
「塩!塩!塩!」

「や、やめて!徐霊しないで!」

たくっちスノーが塩をばらまくと、何かは慌てて姿を現す

それは人のような見た目をしていたが、下半身が透き通っていて...


龍我
「うわっ、幽霊じゃねぇか!」

福ちゃん
「心配しないで、この間の夢見屋の件とは別の物だから」

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