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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*76*
たくっちスノー
「それで、名前は?」
「初めまして...私はリンネと申します」
福ちゃん
「リンネさん...なんでも、前世で忘れ物をしたとか...」
龍我
「忘れ物ってなんだ?」
リンネ
「前世...つまりまだ生きていた時の事に、日記を書いていたんですけど...それを見られていたらどうしようと考えていたら死にきれなくなって...」
たくっちスノー
「ああ...なるほどな、黒歴史が詰まっているのか」
龍我
「なんだよ黒歴史って」
たくっちスノー
「お前には分からないよ」
龍我
「???」
リンネ
「あ、ああ...どうなってるかな私の日記...見られてたらどうしよう...」
たくっちスノー
「それで、置いてきた日記を取り戻せば良いわけか」
リンネ
「はい...お願いします」
福ちゃん
「お任せあれ!」
龍我
「よし、さっそくこいつの世界に...」
福ちゃん
「待って、今回は世界を越える必要はないわ」
たくっちスノー
「えっ?」
福ちゃん
「デーリッチちゃんとローズマリーさんを呼んで...私の家へと向かうわ!」
...
福の神達はデーリッチのキーオブパンドラを使い、福神邸...天界へとやってきた
デーリッチ
「ここに来るのも久しぶりでちね...」
龍我
「すっげぇ広いな、大豪邸じゃねぇか」
リンネ
「はわわ...」
福ちゃん
「ごゆっくりどうぞ...ああ、ローズマリーさんとたくっちスノーさんはこちらに」
ローズマリー
「あ、はい...」
...
たくっちスノー
「福の神様、どうやって探すんです?」
福ちゃん
「私の派閥の神様に『書物の神』と呼ばれる」
ローズマリー
「書物の神...ですか、それは一体?」
福ちゃん
「人が死ぬとき、その人物が書いていた資料や本などは皆書物の神の元に送られるのです」
福ちゃん
「偉人が書き記した資料や本の情報が遺されているのは彼女のおかげなの」
ローズマリー
「なるほど、流石福ちゃん...」
福ちゃん
「書物の神には連絡しておいたから、来てくれると思うけど...」
「福の神様」ピンポーン
福ちゃん
「あっ、来たみたい!」
福の神が扉を開けると、そこには本を大量に持った眼鏡の少女が
ローズマリー
「これまた小さい...」
福ちゃん
「アルちゃん、急に呼び出してごめんね~」
「アルちゃんと呼ぶのはお止めください...そちらは福の神様の使いですか?」
たくっちスノー
「えーと...ハグレ王国って言えば分かるかな?」
「ああ、ハグレ王国...なるほど、貴方達の事は天界でも有名だ」
ローズマリー
「天界にも知れ渡っているのか...本当に大きい国になったなぁ...」
「ああ、自己紹介が遅れた...私は書物の神ことアルバイツ・シュトゥディー、天界共々よろしく頼みます」
ローズマリー
「いえ、こちらこそ...」
福ちゃん
「アルちゃん、頼んだものは持ってきてくれた?」
アルバイツ
「はい...では、失礼します」