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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*8*
たくっちスノーがマガイモノ屋に復帰して、早くも一日が建った
クラマ
「あー...ねみぃ」
福ちゃん
「夜まで掛かっちゃいましたからね...」
龍我
「眠らなくてもいい俺らと違って、向こうは大変そうだよな」
たくっちスノー
「まあね、依頼は自分達でも出来るから二人は休んでて」
クラマ
「いえ、俺は神社の掃除しなきゃなんないので...失礼します」
福ちゃん
「いってらっしゃ~い...」
クラマとすれ違う形で、二人の女性がマガイモノ屋にやってくる
この世界の原住民であり、ハグレを召喚していた『召喚士』のエステルとシノブだ
エステル
「たくっちスノー、本当に帰ってきてたんだ」
たくっちスノー
「あっ、エステル...」
クラマ
「何だ、俺達の事は忘れてたのにその人は知ってたのか」
福ちゃん
「ハグレ王国でエステルさんはとても印象深い方ですもの...ハグレ王国と言えばエステルさんという方も少なくないみたいよ?」
エステル
「私はハグレじゃないんだけどなー」
たくっちスノー
「で、うちに来たってことは何か仕事の依頼で?」
エステル
「まぁそうね、ちょっと頼めないかしら?」
龍我
「ああ、ただし...」
福ちゃん
「すー...」
龍我
「あいつを起こさないように静かな声で」
エステル
「分かった...えっとね、メニャーニャって覚えてる?私とシノブの後輩で...」
たくっちスノー
「あー、帝都最強兵器の事ね」
龍我
「最強兵器!?」
たくっちスノー
「アダ名だよアダ名、ちゃんとした人間だから」
エステル
「で、そのメニャーニャだけど5日後にめでたく17歳になるわけよ」
たくっちスノー
「へー、誕生日か」
シノブ
「ええ...私たち先輩としてはメニャーニャにプレゼントをあげたいところだけど...」
エステル
「メニャーニャって何が欲しいんだかさっぱりでさー、それに毎日忙しそうでパーティーを作るスケジュールも組めそうにないわけよ」
シノブ
「ここまで言えば私達が何を頼みたいか分かりますね?」
たくっちスノー
「なるほどね、メニャーニャが欲しがりそうな物を聞いて、なおかつパーティーのスケジュールを埋めると」
龍我
「そんなこと出来るのかよ?」
たくっちスノー
「頼まれた以上やるしかないだろう」
エステル
「えっ本当に?」
シノブ
「それで報酬は... 」
たくっちスノー
「報酬なんて後でいいんだ...」
エステル
「え?嘘?やったー!特に決めてなかったんだよー!」
龍我
「はぁ...良いのかこんな調子で...」