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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ざくざくアクターズ ざくアクZシリーズ 短編集 
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*9*

龍我
「ていうか、そのメニャーニャって後輩なんだろ?直接聞けないのか?」

エステル
「それが聞いても全然でさー」

シノブ
「あの子、そういうことはあまり話したがらないからね」

エステル
「で、ちょっと問い詰めようとしたら横隔膜をバーンと」

たくっちスノー
「お、おう...で、メニャーニャは今どこにいるかな?」

シノブ
「この時間だと...多分帝都じゃないかしら?」

たくっちスノー
「帝都か...よし!」

龍我
「行ったことあるのか?」

たくっちスノー
「ちょっとだけ...」

...

~帝都~

龍我
「で、一体どこにいるのやら...」

エステル
「おっ!メニャーニャ発見!!」

龍我
「えっどこ!?」

たくっちスノー
「ほら、あれ!」

たくっちスノーが指差した先には、茶髪の少女...メニャーニャが買い物袋を持って歩いていた

シノブ
「居たわ!後をつけましょう」

龍我
「なんか俺達ストーカーみたいだが大丈夫か...?」

たくっちスノー
「心配いらん、もし警察に見つかったら店主として自分が責任を取る」

シノブ
「あら、貴方が責任を取るなんて不思議なこともあるものですね」

たくっちスノー
「え?そうかな...自分だって年を取ったんだから成長くらいするよ」

龍我
「俺らよりずっと年下だけどな」

たくっちスノー
「...まぁ、そうだな」

シノブ
「あっ、この方角はハグレ王国のゲームセンターよ!急ぎましょう!」

龍我
「また戻るのかよ!」

...

ハグレ王国のゲームセンターは外部からやってきた人間でいっぱいだった

龍我
「うわすっげぇ、ファンタジーな世界観なのにゲーセンむっちゃ盛り上がってる!」

シノブ
「大半がexeさんや大明神さんが持ってきたもので」

たくっちスノー
「うわ...ドレミファビートとダイスオーあるじゃん、この世界だとまだ稼働してるのか」

龍我
「んなことよりメニャーニャの奴は...あ!クレーンゲームの所だ!」

メニャーニャは一心不乱な状態で作業のようにクレーンの人形を落としていく

シノブ
「メニャーニャの目、マジね」

エステル
「何があいつをそこまで引き立てるんだろ...」

たくっちスノー
「うーむ、でもこれじゃ近付けんぞ...」

シノブ
「クレーンゲームは隣にもあるし、隣で遊びながらさりげなく話すっていうのは?」

龍我
「それだ!」

たくっちスノー
「でも自分、クレーンゲームなんかやったことないしなぁ...」

龍我
「じゃあ俺がやってくる、金くれ」

たくっちスノー
「後々返してくれよ...はい」

【connect please!】

たくっちスノーは魔方陣から小銭の山を取りだし、龍我に渡した

エステル
「相変わらず色々持ってんのねー」

たくっちスノー
「まあね、何があるか分からないから部屋に色々貯まってさ」

龍我
「お、ここのクレーンってぬいぐるみなんだな」

たくっちスノー
「ああ、王国に裁縫が得意な人がいてね、一部商品をこうやってクレーンゲームに入れてあるらしい」

龍我
「俺のも作ってくれねぇかなぁ」

たくっちスノー
「はは、自分達は単なる旅人だぞ?」

たくっちスノー
「単なる...ね」

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