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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*86*
深夜までハグレ王国でゆっくりすることにした海斗。
ビャッコガンナー
「おおおおおおーーー!!君が戦場海斗か!!」
海斗
「え?俺を知ってるの?」
たくっちスノー
「自分の知り合いは皆君の事を知ってるよ」
ビャッコガンナー
「たくっちスノー様がよく話してくれたからな!」
海斗
「へぇ...俺ってそんな有名だったかな?」
たくっちスノー
「そうだよ...自分は君に助けられたことだってあるんだし」
海斗
「へぇ...」
龍我
「なぁ、お前の世界ってどんな感じなんだ?」
海斗
「えっ俺の世界?」
龍我
「ああ、俺は時空の旅人やっててな...もしかしたらお前の世界にも立ち寄るかもしれないだろ?」
海斗
「あー、確かにな...えっと、俺の世界はヒーロー組織と呼ばれる物が沢山あるんだよ」
龍我
「ヒーロー組織?世界の平和を守る的な奴か?」
たくっちスノー
「大体そんな感じだよ...海斗君はその中でも一番規模の大きい『カリギュラ』っていう組織に入ったんだよね?」
海斗
「本当によく知ってるなぁ...カリギュラに入るために俺はここまで頑張ってきた、もちろんカリギュラに入ってからも精一杯ヒーロー活動を続けて、パーフェクトヒーローなんて呼ばれるようになっちゃって」
たくっちスノー
「パーフェクトヒーローっていうのは?」
海斗
「えーっと、なんでも『一年間で一番人を救い、人を守り、人を助けた』人物に送られる賞だそうで...まぁ、名前だけの賞ですよ、俺はまだまだそれほどじゃないです」
たくっちスノー
「賞を貰ったことを素直に喜ぶべきだと思うがなぁ」
海斗
「そりゃ貰えたのは嬉しいけどさ...まだ俺は強くなれるし、まだやれると思うから」
たくっちスノー
「うんうん、それでこそ君だよ」
龍我
「ヒーロー組織かぁ...俺も行ってみてぇな、きっと平和そうだしさ」
たくっちスノー
「...自分は勧めないよ」
龍我
「えっ」
たくっちスノー
「あの世界を...今でも許せはしない」
海斗
「.....?」
たくっちスノー
「あ、ごめん...君の街を侮辱するような言い方しちゃって」
海斗
「あ、いやいや!あんまり気にしてないから大丈夫だって!」
たくっちスノー
(.....ふふ、別の世界でも海斗君は変わらないな)
そして、出発まで一時間前となった時...
たくっちスノー
「さて海斗君、君に会わせたい人物があるんだ」
海斗
「俺に会わせたい人...ですか?」
たくっちスノー
「ああ、君の事を知らせたら是非会いたいとね...開け、パンドラの門!」
たくっちスノーは召喚魔法である男を呼び寄せる
「お、お前...海斗!?ありえない...!!」
たくっちスノー
「紹介しよう、彼は辰馬木黄葉(たつまきもみじ)、君みたいにヒーローをやっている男だ」
黄葉
(前の世界だと敵だったけどな...)
海斗
「へぇ...貴方もヒーローなんだな!」
黄葉
「あ、ああ...まさかまたお前の顔を見るなんてな。」
海斗
「え?前に会ったことありましたっけ?」
黄葉
(...たくっちスノー、これは一体?)
たくっちスノー
(君は元々別の世界から来たし、君の世界には海斗君はいなかったんでしょ?逆パターンがあっても変じゃないさ)
黄葉
(なるほど...)