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「もしも」で始まるRTP世界(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 短編集 VIPRPG 
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魔王
「私たちの知らないところでそんなことが...」

アレックス
「でも、なんで俺たちにそれを?」

クレアス
「単純な話だ、複数あるもしもの世界のうち、お前達の世界だけが何処とも争っていなかった」

クレアス
「何も知らなかったのはお前達だけだ」

たくっちスノー
「そ、そうかぁ...」

クレアス
「いずれあの世界も戦火に巻き込まれ消滅するだろう...無意味なことなのに」

恍惚なる闇
「そ、そんな...何か止める方法は無いのですか!?」

クレアス
「ない、何百ものの世界から自由を勝ち取るのみだ」

たくっちスノー
「そんな...」

クレアス
「止められるなら、止めてみろ」


クレアス
「VIPRPGは自由だ、何か方法があるなら、やりたいことがあるのなら、好きにすればいい」

クレアス
「世界はそれを受け入れるだろう」

アレックス
「.....」

アンデッドナイ
「...そういうこと、だったのですか」

魔王
「何か知っているのか?」

アンデッドナイ
「カーバンクルを覚えてますか?」

恍惚なる闇
「貴方の側近ですよね」

アンデッドナイ
「...ハガネ事件が終わってすぐの事です」

...

カーバンクル
「ナイ様...」

アンデッドナイ
「カーバンクル?傷だらけですが一体何に...」

カーバンクル
「....」

アンデッドナイ
「カーバンクル?」

...

アンデッドナイ
「傷だらけのカーバンクルが現れたかと思ったら何も話さず燃えて消えたのですよ」

クレアス
「RTP界からカーバンクルが消えたんだよ」

アンデッドナイ
「はい?」

クレアス
「アレは俺の技術だ、津波、嵐、飢饉、隕石、ありとあらゆる生き物がいつ死ぬかも分からない世界に対抗するため生まれた黒い炎」

クレアス
「死が近いとき、己の肉体を黒き炎で焼き払い、全てを無に還す」

アレックス
「...自殺用の力?」

クレアス
「違う、延命用の力だ...ハガネみたいな奴がうようよしているからな」

カレン
「ハガネ?貴方の世界にもハガネがいるの?」

クレアス
「俺の世界に存在した物を誰かが利用したんだ、アレックスに話した俺が犯人っていうのは、そういう理由」


「...ねぇ、さっきから世界世界って、貴方の世界って一体...」

クレアス
「ああ、そういえば話してなかったな...俺の生まれた世界は...」



『もしも 世界が滅亡寸前だったら』

END

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