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*106*
【最終話】
『もしもで始まるRTP世界』
あらすじなんて、もう必要ないだろう?
もう、夢から覚める時間なんだから
この後どうなるなかんて、誰にでも想像できるだろう
この物語に『終わり』なんてあるのか?」
「それは果たして意味のあるものなのか?」
クレアス
「俺はないと思うね」
アレックス
「...クレアス、お前は何をするつもりなんだ?」
クレアス
「どうするつもりもないさ」
クレアス
「黒い炎はどんな兵器、どんな災害、どんな状況にも耐えられる不思議なエネルギー」
クレアス
「他のアレックス達は俺の世界のアレックス達を消しとって、お前達以外の全てのアレックス達が黒い炎を移植した」
アンデッドナイ
「我々はそもそも知らなかったから黒い炎がない...と」
クレアス
「一番後に生まれた世界だしな」
アレックス
「で、不死耐性の無い俺たちが狙われた...と」
ミオ
「そうなんだー」
レオ
「それでどうなるの?」
クレアス
「さて、最後の謎を説明するか...たくっちスノー、マガイモノのようなあやふやな設定は他所の世界では通用しないことは知っているよな?」
たくっちスノー
「あ、ああ...原作キャラを踏み台にするメアリー・スーが起きないようにそういった処置を時空がすることがあると聞いたことはあるけど...」
クレアス
「そんな風に、黒い炎にも弱点がある」
クレアス
「それは、別の世界に滞在すれば火が弱っていき、やがて消えていくというものだ」
アンデッドナイ
「つまり、あのカーバンクルは」
クレアス
「死んだよ、そしてお前達以外の皆もやがて滅ぶ...」
アミュ
「ちょっと待って、黒い炎はクレアスの世界が発祥って...じゃあ貴方も...」
クレアス
「...ああ」
『俺の命も、もうあと数時間しかない』
クレアス
「あと少しで...俺の黒い炎が消える、その前に...やりたいことがあるんだ」
アレックス
「やりたいこと?」
クレアス
「まず、たくっちスノーとその仲間ににお願いだ...あいつの世界をこの時空から可能な限り遠ざけろ...」
たくっちスノー
「あ、ああ」
クレアス
「アレックス、魔王、ナイ様、あんたらの世界の知り合いを全員、この展望台に集めてくれ」
カザヤ
「皆?」
魔王
「それは...全員ということか?」
クレアス
「なんてことはない、この展望台は400階もあるんだ、世界一つ分ならなんとか入るだろう」