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*64*
たくっちスノー
「どうなっている!?」
ガチャッ
【キイイイイイイインッ!!キリリリリリッ!!】
メビウス
「なんだよこいつ...」
リナックス
「.....っ!」
たくっちスノー
「ハガネドラゴン...いや、違う!」
たくっちスノーは金属音の鳴る物を凝視する。
それはドラゴンではなく、鋭い刃を両手に構えた細長い...
メビウス
「カマキリ...!?」
リナックス
「むーちゃん、離れてて!」
ハガネカマキリ
【キイイイイイイインッ!!】
リナックス
「うっ!」
ハガネカマキリの持つ鎌は、瞬く間にリナックスの剣の根本を切り取る
リナックス
「うわっ」
ハガネカマキリ
【キイイイイイイインッ!!】
メビウス
「あっ」
リナックス
「やっべ」
たくっちスノー
「ウィンディ!」
ウィンドⅠ
「はい!」
たくっちスノー
「くらえ、ウィンドⅠ!!」
ハガネカマキリ
【!】ビュンッ!
たくっちスノーは軽い風魔法をハガネカマキリに浴びせ、矛先をずらす
メビウス
「あっ...お前、ウィンディの契約者(マスター)だったのか!」
ハガネカマキリ
【....!】
たくっちスノー
「こいつは自分が引き付ける!その隙に誰が呼んでこい!」
リナックス
「えっ...でもお兄さんは」
たくっちスノー
「自分は君の兄ちゃんほどではないがタフだから心配はいらん!」
リナックス
「...うん!行こう、むーちゃん!」
リナックスはメビウスの手を引き、村の方へと駆け出していく
ハガネカマキリ
【.....】
ウィンドⅠ
「それでマスター、アレに勝てる見込みは?」
たくっちスノー
「勝てるか勝てないかも何も分からない、この間も魔王に助けてもらったようなものだしね」
ウィンドⅠ
「そうですか...効いてるかな、私の魔法」
たくっちスノー
「効いてようと無かろうと、隙を作ることぐらいなら!」
ヒールⅢ
「なんだ、騒がしいと思ったらまた変なものを連れてきたな」
たくっちスノー
「今度ばかりは自分じゃないがな」
ヒールⅢ
「まあいい、死にそうになったら動いてやる、この辺りを壊すんじゃないぞ」
たくっちスノー
「あいよ」
たくっちスノー
「...こい、ハガネカマキリ!」
ハガネカマキリ
【キイイイイイイインッ!!】
ヒールⅢ
「こいつ本当にやかましいな」
たくっちスノー
「金属音だからね!」