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「もしも」で始まるRTP世界(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 短編集 VIPRPG 
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*65*

そして村では...

アレックス
「あー、やっと帰ってこれた...」

アレックスが遠出から帰って来た最中だった

レナックス
「お帰りアレックス、どうだった?」

アレックス
「大変だったよ、今までとは違う仕事だったからな」

レナックス
「へー、どんな仕事だったの」

アレックス
「船に乗って海の向こうの孤島まで調査に行くんだよ、何が辛いって島に付くまで暇だったというのもあるんだけど何より...」




アレックス
「なんか鉄みたいなモンスターと戦わされたことかなー」


レナックス
「.....えっ?」

アレックス
「あー、信じてもらえないかもしれないけどさ、ドラゴンが居たんだよ!目のないドラゴン!鉄みたいな色合いでキーンってなるような音を鳴らしてさ!」

レナックス
「...それって、倒したの?」

アレックス
「ああ、倒したから帰ってこれたんだよ」

レナックス
「...」

アレックス
「姉貴、どうかしたの?」

レナックス
「アレックス、よく聞いて...あんたが遠出している間に...」

リナックス
「兄ちゃん!!」

アレックス
「リナ!?」

レナックスが何かを話そうとした調度、ちょうど、リナックスがアレックス達の元に到着する

リナックス
「兄ちゃん、ちょっと来て!」

アレックス
「何があった!?魔王の娘も連れて!」

メビウス
「あっちで鉄みたいなカマキリのモンスターが!」

アレックス
「.....何?」

レナックス
「アレックス、私が言いたいこと...分かったわね?」

アレックス
「...ああ、案内してくれリナ」

リナックス
「こっち!」

アレックスはリナックスに引っ張られあの病院に...

レナックス
「鉄の怪物...あいつは、一体何なのよ?」

....

一方こちら側

たくっちスノー
「あー、しぶといなこいつ...モンハンのモンスターだってここまで耐えないぞ」

ハガネカマキリはどれだけ攻撃を与えても傷ひとつつかない

たくっちスノー
「やっぱり魔王ほどの馬鹿力がないとへし曲げることは出来ないのか...?」

ウィンドⅠ
「マスター、やれます?」

たくっちスノー
「そろそろMPが尽きてきそう...」

ハガネカマキリ
【キイイイイイイインッ!!】ビュンッ!

たくっちスノー
「二度もピンチになるものかよ!」ガキンッ!

たくっちスノーは刀でハガネカマキリの鎌を受け止めるも、容易く折られる


たくっちスノー
「この刀結構使えないな...」

ウィンドⅠ
「あっ、まだ来ますよ!」

たくっちスノー
「何ッ!?」

ハガネカマキリ
【キイイイイイイインッ!!】ビュンッ!!





アレックス
「一刀両断!ハガネの剣!」

スパッ!

ハガネカ マキリ
【キイイイイ イイインッ】


背後からアレックスが銀色に輝く剣を振り降ろし、ハガネカマキリが縦真っ二つに倒れる


たくっちスノー
「ゆ、勇者アレックス...」

アレックス
「はぁ、はぁ...なんで、鉄の怪物が...」


たくっちスノー
「...ハガネ、か」

アレックス
「ひとまずこれを運んで...」


歪み、話が少しずつ捻れていく。


原作にとっての『当たり前』が、どんどん意味のないものとなっていく

...いや、そんなもの、最初から意味がなかったのかもしれない

特に、この世界においては。

END

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