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*74*
そして...恍惚達はポテチスキー城の全てのポテチを運び出していた
王様
「貴様!!ワシのポテチをどうするつもりだ!!」
キャロル
「まぁ落ち着きなさいよ老いぼれ」
キャロルが魔法で王を拘束しながら、ナイとブライアンが小屋に袋を次々と入れていく
アンデッドナイ
「まだありますか?」
ブライアン
「これで全部のはずだが」
アンデッドナイ
「よし、後はこれを...」
ナイはポテチの袋の中に何かを仕込む
ブライアン
「何入れたんだ?」
アンデッドナイ
「ちょっとしたまじないですよ」
魔王
「...金属音が響いてきた」
恍惚なる闇
「来ましたか」
アンデッドナイ
「皆さん、離れてください...巻き込まれたくないのであれば」
ブライアン
「巻き込まれる?」
アンデッドナイ
「ふふふ...」
王様
「まだ食ってないポテチがあああああ総額500億Gのポテチがあああああ」
キャロル
「あんたポテチにどんだけ絶してるのよ、むっちゃ金の無駄遣いじゃない」
ブライアン
「税金はもちろん俺達の給料を99.9%減らして食費も何もかも超最低限にして全部ポテチを買い占めることに使ってたからな」
キャロル
「うわぁ...あんたこれ終わったらジャンヌ連れてうちの国に就職しなさい」
ブライアン
「うちの兵士皆雇ってくれるなら考えても...」
恍惚なる闇
「静かに!...見てください」
【キイイイイイイインッ!!】【キイイイイイイインッ!!】【キイイイイイイインッ!!】
無数のハガネ達が金属音を鳴らしてポテチの入った小屋へと群がっていく
王様
「ポテチがああああああああああ」
キャロル
「次々と集まっていくわ...」
魔王
「やるか!?」
アンデッドナイ
「もっと引き付けて!」
...
一番後のハガネが小屋に近づいたその時...
アンデッドナイ
「今だ!」カチッ
ナイは右手に持っていたスイッチを押す
キャロル
「....え、カチ?」
アンデッドナイ
「ふふふ」
恍惚なる闇
「なんですかそのスイッチ」
アンデッドナイ
「爆弾に決まってるじゃないですか、大勢を倒すのにはこれが手っ取り早い」
王様
「ま、待ってポテチがああああああああああ」
その瞬間であった、小屋がハガネやポテチもろとも粉々に吹き飛び、炎を撒き散らした
近くいた全てのハガネは爆風に巻き込まれ消し炭になり...粉々になったポテチらしきものが辺りに飛び交う
王様
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
...こうして、数日かかったハガネ騒動は終わりを告げたのだった