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*75*
ウィンドⅠ
「いや、おかしくないですか?」
たくっちスノー
「何が?」
ウィンドⅠ
「確かにマスターの考え通り、皆が結束してハガネを倒すことは出来ました」
ヒールⅢ
「ああ、なんとか平和になったな」
たくっちスノー
「うん、自分の思い通りに事が進んで良かったと思っ...」
ウィンドⅠ
「私が活躍してないじゃないですかっ!」
ヒールⅢ
「え?」
たくっちスノー
「え?」
ウィンドⅠ
「私はですね、この小説で一番最初に登場したもしもキャラなんですよ、つまり私が主人公じゃないですか」
たくっちスノー
「え、別に主人公とか決めてな...」
ウィンドⅠ
「どっちにしてもねぇ、アナザールートでもそうですけど最初に登場した私たちの出番が少ないとかどういうことだ?お?」
たくっちスノー
「ちょっと落ち着けって...」
ヒールⅢ
「...全くこいつは」
ヒールⅢ
「しかし、こうやって軽口を叩けるくらいの世の中が調度いいわけだ」
たくっちスノー
「おう、これでアパートのやつらに家賃払わせる暇は出来たな」
ウィンドⅠ
「家賃とかあるんだ...でも、これでめでたしめでたしですね!」
たくっちスノー
「...いや、まだだよ」
たくっちスノー
「ハガネの驚異は一旦去った、でもハガネが何故現れたのか、ハガネとは何なのかまだ分かってはいない」
たくっちスノー
「元凶を叩かない限り、いずれこの騒動は起きるだろう」
ウィンドⅠ
「.....」
たくっちスノー
「もしかしたら自分でも知り得ない衝撃の事実が待っているのかもしれない」
たくっちスノー
「ウィンディもヒールⅢもこの世界も...そして自分も、時空問題に巻き込まれた以上覚悟しなくちゃならないな」
たくっちスノー
「その時までに...情報を集めておかないと」
ウィンドⅠ
「...はい」
たくっちスノー
「あ、アパート代は月に160Gね」
鈴
「あ、意外と安い」
たくっちスノー
「この王国の宿屋が一泊10Gだからね」
鈴
「序盤の国の宿屋はやっぱり安いなぁ...」
...そして
~ポテチスキー王国~
王様
「あああああポテチがああああああ」
アレックス?
「ははは無様だなクソハゲ」
王様
「き、貴様はアレックス!ちょっとポテチ買ってこ」
サクッ
王様
「ぐふ...」
アレックス?
「はははは」
~アンデッドナイ城~
アンデッドナイ
「今回の件で多量の謝礼金を頂きました...これでまともな城を作れますね」
カーバンクル?
「ナイ様...」
アンデッドナイ
「おや、戻ってくれたのですかカーバンクル、どうですこの立派な城は」
カーバンクル?
「....」
アンデッドナイ
「いや、お前はただのカーバンクルではない...?」
~アレックス家~
アレックス
「だっりー」
ガチャッ
「アレックスはいるか?」
アレックス
「お前は確か俺の偽物の...クレアスだったか、何のようだ?」
クレアス
「...ハガネをやったか」
アレックス
「ああ、キャロルの奴に先越されちゃったよ」
クレアス
「...なぁ」
「もし、俺が犯人って言ったら笑うか?」
少しずつ、世界が歪んでいく
END