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「もしも」で始まるRTP世界(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 短編集 VIPRPG 
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たくっちスノー
(...ブライアン?彼にも何かあるのか?)

ブライアン
(これ、誰かに話していいのかな...)

ブライアンは誰にも気付かれないようにアレックスの足を確認する。

ブライアン
(アレックスの体勢は5秒経っても変わらない...特にたいした意味はなかったりすふのか?)

ブライアン
「なぁクレア...」

クレアス
「アレックスアレックス、なぁアレ見ろよ」

アレックス
「え?」

クレアスが指差した先は...ドラゴナスとハーピーの娘である青色のハーピー『ハーナス』

アレックス
「ハーナスがどうかしたのか?」

クレアス
「色々と重要なんだよ...な?ブライアン」

ブライアン
「あ、ああ...」

たくっちスノー
「え、なんで?」

ブライアン
(ハーナス...そういえばクレアスのメッセージにもハーナスがあった、確か...)

クレアス
「三秒おきに左目だけで瞬きをする」

ブライアン
「ひっ、急にしゃべるなよ!」

クレアス
「悪い悪い、ふふ」

たくっちスノー
「なんか不気味だね彼」

アレックス
「クレアスってこんな奴だっけな...あ、そうだ」

クレアス
「なんだ?」

アレックス
「この間、俺にこんなこと言ってたよな」

「もし、俺が犯人って言ったら笑うか?」

たくっちスノー
「え?」

クレアス
「ああ、言ったね」

アレックス
「ハガネの騒動はお前が犯人なのか?」

クレアス
「もちろん違う」

アレックス
「じゃあなんで、あんなことを...」

クレアス
「ハガネの件、あとお前の僧侶の件...誰でも犯人に『なり得る』話だからだ」

アレックス
「はぁ?」

クレアス
「訳が分からないって顔をしてるな?それでいいんだ、近いうちに全部分かるんだからな」

たくっちスノー
「クレアス、貴方は一体...」

クレアス
「お前こそ一体?お前はRTP界に存在しない人物だよ」

たくっちスノー
「それは...そのー」

クレアス
「色んな奴を見てきたけど、お前みたいなのは珍しいな...」

アレックス
「.....」

たくっちスノー
「....」

クレアス
「悪い悪い、せっかくのパーティーなのにこんな話をしてもしょうがないか、焼き肉、焼き肉とかない?」

ドラゴナス
「おーう、ハーナス持ってってやれ」

ハーナス
「はーい」

ブライアン
「.....」ジーッ

ブライアン
(...やっている、クレアスの言っていた通り)

ブライアン
(でも特に意味ないかもしれないし、ナスに吹っ掛けてみるか)

ブライアン
「なぁナス、お前の娘って変わったクセがあるんだなー」



『三秒おきに左目だけで瞬きするなんてさー...』

ハーナス
「.....」

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