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「もしも」で始まるRTP世界(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 短編集 VIPRPG 
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*97*

ドラゴナス
「へー、それは『知らなかった』なぁ」

ハーナス
「.....」

クレアス
「へぇ、知らなかったんだ」

ドラゴナス
「ああ、娘の事はなんでも知ってるつもりだったんだが、そのクセに関しては『初めて知った』よ」

魔王
「ドラゴナス、子供なんてそんなものだぞ?知らないところで私たちの知らないことを学んだり会得したりしてるんだ」

ドラゴナス
「へー」

ハーナス
「...はぁ、クセかぁ、それは盲点だったなぁ』

ドラゴナス
「え?」

ブライアン
「え?」

ハーナス
「なんで分かったの?』

ブライアン
「な、なんでって...何のことだ」

ハーナス
「誰にも悟られないように...気付かれないように振る舞ったのに、なんで?』

ブライアン
「あれ?もしかして気にしていた?それなら謝るよ、ごめん」

アレックス
「そうだぞブライアン、女の子のデリカシーに関わる発言は控えろ」

ブライアン
「お前には言われたくねーよ!」

クレアス
「....」

ハーナス?
「クレアス...ああ、そうか、お前が...』

クレアス
「ハーナス、父親を誤魔化せても俺の目は誤魔化せないぞ」

ドラゴナス
「お、おいどういうことだ説明し」

ハーナス?
「ナ ゼ オ マ エ ハ ジ ャ マ ヲ ス ル ?」

ハーナス?は首をぐるぐる回し人形のようにクレアスに迫る

パーティーは一転大騒ぎになる

アレックス
「ぎゃああああああああっ!!?」

ブライアン
「ハーナスってこんなこと出来るの!?」

ドラゴナス
「できねーよ!!」

たくっちスノー
「と、とりあえず...ウィンディ!!」

ウィンドⅠ
「あ、はい!!」

ウィンドⅠは風魔法でハーナス?を軽く吹き飛ばすと...壊れた人形のように四股と首が外れバラバラになる


たくっちスノー
「うわっ、やりすぎやりすぎ!!」

ウィンドⅠ
「い、いや!!手加減はしたんですよ!でも、でも...」

魔王
「落ち着くんだ皆」

ドラゴナス
「ハーナス!!」

ドラゴナスがハーナスに駆け寄ると...


ドラゴナス
「バラバラになったのに血が流れていない...これって人形...?」

クレアス
「『もしも皆、人形だったら』」

アレックス
「!?」

クレアス
「もしも、もしも、もしも。」

クレアス
「RTP界は無数の『もしも』で溢れている」

クレアス
「これで15個目か...とりあえず俺は帰る」

ブライアン
「どういうことだ!あのメッセージの意味は...お前は一体何なんだよ!!」


クレアス
「俺の口から話すことはしない、でもお前なら調べられるはずだ」



『元・時空監理局の...たくっちスノー局長?』


たくっちスノー
「なっ...!!」

クレアス
「チャオ」


クレアスはテレポートで何処かへと消えた


ウィンドⅠ
「クレアスさん、今時空監理局って...」

たくっちスノー
「ああ...なんであいつが、時空監理局の事を知ってるんだ...!?」

END

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