完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

のび太戦記ACE アナザールート『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~

*117*

応接間、大きな部屋に冬夜達は立っている

冬夜
『....覚悟はいい?もう一人のボク』

冬夜
「僕は人を殺すことに躊躇いを失うのは嫌なんだけどね」

冬夜
『良く言うよ、殺したらまずいから殺さない程度にいたぶるのは、よくやってきたことだろう?』

冬夜
「...まぁ確かに、僕もお前も、現実世界でやってきたことは同じみたいだからな」

冬夜
『楽しかったよね、爺ちゃんの権力を利用して弱者をいたぶるのはさ...でも、爺ちゃんぐらいの権力まで成り上がるのがここまで大変だったなんて思わなかったよ』

冬夜
『いらない人間は殆ど切り捨ててきた...後は君だけだ、望月冬夜....』

アナザー冬夜はガンブレードを構える

冬夜
『この世界の支配者はボク一人だけで充分だ』

冬夜
「僕は支配者になったつもりはないけれど?」

冬夜
『せっかく力を貰ったんだ、存分に振るわないと意味がないだろう?』

冬夜
「どうやらお前には話が通じないみたいだ、そこまで言うのなら僕も本気でやってやるよ」

冬夜
『ボクらは互いに魔法耐性があり、魔法の力も強くはない...勝負を付ける手段はこのガンブレードのみだ』

冬夜
「そして勝負は一撃で決まる...何故ならどんなに鎧や耐性を付けても、あっけなく潰れ、潰されたらそこで終わりの弱点が両方にある!」


冬夜達のガンブレードが火花を放ちぶつかり合う

冬夜
『「それは頭部!僕達は今互いに兜を付けていない!!」』

冬夜
『ちっ...こんなことなら、兜もプログラムしておけばよかったよ!』

冬夜
「だが、これでお前にも攻撃できる箇所があるって分かった!」

冬夜
『だがボク達は簡単に死なないよう神から与えられた特殊な肉体を持つ!そう簡単にやられると思うなよ!!』

冬夜
「そちらも!!」

....

たくっちスノー
「何だここは...ほぼ無人じゃないか」

零児
「既にヘリオスに襲撃されたのか....?」

ドラえもん
「早く、ミラさん達も見つけないと....」

レウォル
「おい、代理局長!俺たちはここだ!」

ミラ
「こっちよこっち!」

穴の空いた所から、ミラとレウォルが走ってくる

のび太
『ミラさん、レウォルさん!無事だったんですね!』

レウォル
「どうにかな」

ミカヅチ
『おおーい!!たくっちスノー様ー!!』

しかし、今の状態のミカヅチを見て、一部のメンバーはおどろく

スネ夫
「...うえ、えええ!?ねぇ、あの天使の右半分おかしくない!?」

小牟
「何じゃあれは、二人で一人の天使という奴か?」

black
「それに今、たくっちスノー様と言ったな...さては....」

たくっちスノー
「あー、はい、そういうことなの、へへへ....」

ミカヅチ
「...はぁ、改めて、僕はミカヅチ、右にいるのはこちらの狐から生まれたマガイモノ、天背院です」

たくっちスノー
「どうやら天背院がミカの体を気に入ったらしくて一部乗っ取っちゃってさぁ」

ロストメイドウィン
「そういうことだったのか、知らなかった」

ミカヅチ
『オレは普段は表に出ないからな!』

ミカヅチ
「出せるわけ無いでしょう!?怯えられるに決まってるじゃないですか!」

ミカヅチ
「たくっちスノー!僕はあんたの作り出したマガイモノのせいでこんな姿になったんですよ!」

たくっちスノー
「自分だって悪いとは思っているけど、天背院が中々出てくれないんだもん」

ミカヅチ
「貴方ねぇ...偉大なるマガイモノの王ともあろうお方が一人のマガイモノすら説得できないんですか!?」

「そうだそうだ!これだから弟はよ!」

たくっちスノー
「メル姉は今作では出番無いんだから黙っててよ!!」

のび太
「....な、何なんだ?あの人たちは」

Sonic.exe
「マガイモノや時空監理局、メイドウィンにも、こういった些細な喧嘩があるんだ」

ジャイアン
「ってお前ら!!喧嘩してる場合じゃねぇだろ!!」

たくっちスノー
「あっ...そうだったまずいまずい」

ミカヅチ
「そうそう、そうでしたね...この事はまた後でじっくり」

ミラ
「ところで、そちらは何か分かった?」

ドラえもん
「それが大変なんだ、実は....!!」

ドラえもんとミラは、それぞれ起こったことを報告し合う

ミカヅチ
「世界を固めて爆弾に...ですか、中々出来ることではありませんが、何と恐ろしい...」

ミラ
「私達の世界まで巻き込まれるとなると...余計にほっとけない自体になったわね」

たくっちスノー
「そっちの話も驚いたよ、まさかアナザーなスマホ太郎が独裁者になって全キャラクターを虐殺済みとは」

オールディス
「それでそのスマホ太郎ってのは何処?」

リーン
「さぁ?多分どこか広いところでやりあってるんじゃないの?」


そんな事を言っていると、城の至るところから爆音が響き、城を突き破り空中から二人の冬夜がぶつかり合う


冬夜
「うおおおおおおお!!」

冬夜
『勝つのはボクだ!!』

リーン
「ほ~らね?」

116 < 117 > 118