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落し物 
日時: 2010/08/13 22:02
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)

え〜 はじめまして・・・の方ばかりだと思います。神無月です。最近、シリアスのほうでも書き始めました。

のにもかかわらず、何故かこっちでも書いちゃってます。どうした自分。更新は遅いです。亀が早く感じるほど遅いです。

それでもいいという、心優しい方はどうぞ読んで下さい。できればコメントのほう、よろしくお願いします。


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Re: 落し物 ( No.60 )
日時: 2010/07/08 16:20
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)


「・・・・なぁ」

「・・・・なんだ?」

「・・・・あのさ」

「・・・・ああ」

「・・・・もしかして・・・・これ落としたの・・・

    お前か?」


訊いた。ついに訊いた。

竜太郎と由佳里は、唾をごくりと飲み込んだ。


「・・・・・・」


沈黙。問われた人物からの返事はない。


「・・・・なあ」

「・・・・なんだ」

「・・・・何でさ・・・」

「・・・・ああ」

「・・・・何で、バナナなんだ?」

「・・・・・・」

「・・・・・・」


再び沈黙が落ちる。誰も、何も言葉を発さない。


「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・ちっ」

「・・・・(汗)」


舌打ちした。今絶対舌打ちした。

俺なんかした?ねぇ、こいつの怒りをかうようなことした!?まじで怖ぇんだけど!?ねぇ!?

目で必死に訴えてくる響に、竜太郎と由佳里は困ったような顔をした。

Re: 落し物 ( No.61 )
日時: 2010/07/08 16:31
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)


「・・・・はぁ・・・・」

ため息をついた慎に、びくりと肩を揺らした響。

じっと響を見つめた慎は、しばらく考えるようなそぶりを見せて、そしてゆっくりと口を開いた。


「俺のじゃない」

「・・・・・は?」

「だから、俺のじゃない」

・・・・・・・・・・・。


「だったらなんで・・・・・っ!!」


のど元まで出かかった言葉を、響は無理やり呑みこんだ。そのかわり、心の中で思いっきり叫んだ。


だったらなんであんなにためたんだよ!?


二人の様子を固唾をのんで見守っていた竜太郎たちも、同じ心境だった。

そんな周りの様子などどこ吹く風で、慎はなおも言葉を続けた。


「でも、俺が探していたのはあれだ」


「・・・・・・・・は?」


意味が分からない、という顔をした三人に慎はどこかためらうように言う。


「あれは、俺の・・・・・」

「俺の・・・・・?」


そして慎は、爆弾を投下した。



「俺の、恋人のものだ」



それは主に、一人に対しての効果が抜群な爆弾だった。

Re: 落し物 ( No.62 )
日時: 2010/07/08 16:39
名前: かちこ (ID: csh0v7TN)

全部読むの疲れたぁw
すっごくいいと思うよ
これからもがんばってw


Re: 落し物 ( No.63 )
日時: 2010/07/08 22:51
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)


かちこさん コメありがとうございます。
       君は・・・うん。
       面白いと思ってくれたなら良かったですw
       もうちょっとで完結ですよー^^
       がんばります!!
       (完結・・・願望なような)

Re: 落し物 ( No.64 )
日時: 2010/07/08 23:13
名前: 遮犬 (ID: SmzuliUF)

えっ!?完結!?楽しく読んでてパッと下まで見たらまさかの完結宣言っ!!
マジですか・・・。もっと続けてほしいです><;僕のアレなんて永遠に終わらなさそうなのにっ!(ぁ


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