コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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落し物 
日時: 2010/08/13 22:02
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)

え〜 はじめまして・・・の方ばかりだと思います。神無月です。最近、シリアスのほうでも書き始めました。

のにもかかわらず、何故かこっちでも書いちゃってます。どうした自分。更新は遅いです。亀が早く感じるほど遅いです。

それでもいいという、心優しい方はどうぞ読んで下さい。できればコメントのほう、よろしくお願いします。


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Re: 落し物 オリキャラ募集中 ( No.105 )
日時: 2010/08/06 18:10
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)



わいわい、がやがや。

楽しそうに笑う“人々”。あぁ、なんてのどかな風景・・・。





見えるのが、ゴリラでなかったなら良かったのに。





倒れた竜太郎を前に、慎は呆れようにため息をついた。

「こんなん見たくらいで倒れるか?普通」

そのこんなんがものすごく常識からかけ離れたことであるのを、ここの住人である彼は知らない。

対して、由佳里はと言えば、倒れはしないものの驚いた自分がいたため何も言えず無言であった。竜太郎を見る呆れを色濃く映した瞳は慎のそれと変わらなかったが。

うーん、うーんとうなる竜太郎は苦しげに顔を顰めていた。彼がどんな夢を見ているかは想像に難くない。


それはさておき。


慎はぐるりと辺りを見渡した。市場が出ているのもそうだし、空を見るだけで今が朝だと分かる。それに疑問を抱いた。


確か・・・そう、さっき窓から外を見たとき。
外は真っ暗だった。つまり、夜だったということだ。

なのに、ここは朝・・・それも、7時くらいだろう。


(時間の流れが違う・・・・?)


まるでSFのような話ではないか。

思いついた馬鹿馬鹿しいことを、慎は首を振って頭から追い出した。

仮に、時間の流れが違おうと自分には関係ない。

そんな風に自己完結させて、彼は小さく頷いた。
そして、扉はどうだろう、と思い後ろを振り向く。



「・・・・・・・・・・・・っ!?」



そこに、扉はなかった。




「な・・・・・っ、確かにそこに・・・・!!」




—これは一体、どういうことだ・・・・?





はてさて、戻れなくなった3人。
このピンチを、どう切り抜ける?





ちょっぴり公開。


 〜竜太郎の夢〜


う、う〜ん・・・・ん?

目が覚めたら、目の前には・・・え、何これ。


そこには、煌びやかな城があった。



いやいやいや、おかしいだろ?
目をこすってみる。が、見える景色が変わる訳もなく。とりあえず、その城に向かって歩き出す。

近づくにつれ、城の様子がはっきりと覗えるようになった。

美しい装飾品の数々、きっと宝石か何かだろう。
城の周りに漂うのは、・・・ワカメ?

何かがおかしい。

そう思うが、足は止まらない。

とうとう扉の前までやってきて、何となくそこにかかっている看板を見上げる。




「・・・“いらっしゃい 竜宮城”?」




看板には、そう書かれていた。


怪しい、怪しすぎる。


・・・よし帰ろう。そう思ったとき、扉がいきなり開いた。




「お待ちなさい!!!!!!!」




どことなくかすれた甲高い声でそう言ったのは、美しいドレスを身にまとった、


















「おとこおおおおおおおおおおおおお!?」





「お黙り!!!ワタシは乙女よ!!!!!!」











がっちりとした体躯の、男だった。

自称乙女なその人に腕をつかまれ、扉の中に引きずり込まれる。









「うぎゃああああああああああああ!!!!放してえええええええ!!!」


「黙らっしゃい!!いい加減にしないと、あんたのピーをピーするわよ!!(自主規制)」





言葉使いは女なのに、発言が何とも男らしい。というか、所々で野太い声出すの止めて下さい。怖いんですって。ホントに。




「いやホント勘弁して下さい!!!僕が何したって言うんですかああああああああああ!!!!!」




どれだけ叫んでも放してくれない。がっちりと掴まれた腕は、引っ張ろうとしてもびくともしない。

引きずられるようにして着いたのは・・・・。





「・・・・・・・・何ですか、コレ」





煌びやかな・・・・・え、パブ?





「ワタシたちの踊りを見てらっしゃい。せっかくのお客!!・・・・・逃がしはしないわよ?」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(泣)




最後だけドスがきいてた。女じゃない、乙女なんかじゃ絶対ない。

そう思いながら、でも言うと怖いから言わずにされるがままにソファに腰掛ける。

そのソファが、何とも言えないショッキングピンクだったなんてことは見なかった。うん、僕は何も見なかった。

そのまま電気が消え、舞台の照明がつく。





「会いたかった、会いたかった、会いたかった」





・・・・・・・・・・・・WHY?





「・・・・・・・・・なんで」





踊り続けるお兄さ、じゃなくてお姉さん方。

まるで鯛やヒラメの舞踊り・・・・。



ただしそれが、





「なんでAKB48なんですかあああああああああああああ!!!!!!」





竜宮城、何気に流行を知ってらっしゃる。

でも、






こんな・・・・・・・・





「こんな浦島太郎は嫌だあああああああああああああああああああああああああ!!!!」





頬を伝ったものは、果たして何だったのであろうか。






それから続いたことなんて、口に出すのもおぞましい、と後に彼は語る。




 完

Re: 落し物  ( No.106 )
日時: 2010/08/06 19:46
名前: 明 ◆bIhJ0C9VEw (ID: BKGAQbzV)

いやですね、そんな竜宮城ww

竜太郎が可哀想ww

面白かったですww

Re: 落し物  ( No.107 )
日時: 2010/08/07 17:17
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)


 >>明さん

はい、私も嫌ですww子供の夢をぶち壊してみました★←ぉぃ

竜太郎は可哀相な子なんです。というか、この物語の登場人物みんな可哀s(黙

面白かったですか〜^^やった!!

Re: 落し物  ( No.108 )
日時: 2010/08/08 14:36
名前: 神村 ◆qtpXpI6DgM (ID: 3mln2Ui1)

哀れ・・・・竜太郎(笑)。

とっても楽しかったです。まさか夢の中の竜宮城がそうなるとは・・・・・・。竜太郎、君は『浦島太郎』をどう思っているんだい?と思わず聞きたくなりました(笑)

Re: 落し物  ( No.109 )
日時: 2010/08/08 17:22
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)


 >>神村さん

哀れ・・・実に哀れですね。そしてそれを思いついた私の頭の中ってry(これ以上言うと泣きたくなるような気がした)

竜太郎の思う浦島太郎は、もっと普通ですよ!!(多分)ちょっと魔が差しただけなんですよ!!(きっと)


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