コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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落し物 
日時: 2010/08/13 22:02
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)

え〜 はじめまして・・・の方ばかりだと思います。神無月です。最近、シリアスのほうでも書き始めました。

のにもかかわらず、何故かこっちでも書いちゃってます。どうした自分。更新は遅いです。亀が早く感じるほど遅いです。

それでもいいという、心優しい方はどうぞ読んで下さい。できればコメントのほう、よろしくお願いします。


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Re: 落し物  ( No.115 )
日時: 2010/08/10 23:12
名前: むーみん ◆LhGj6bqtQA (ID: 2.GeU6Nm)

お久しぶりです!
しばらく姿を消していました。むーみんです。

だいぶ話が進んでるっ!
あいかわらずおもしろいですねーw
パソコンの前でニヤついてました(変人

Re: 落し物  ( No.116 )
日時: 2010/08/10 23:40
名前: 遮犬 (ID: PboQKwPw)

旅行にいかれるのですかーw二日間か…それまで辛抱しておきます;;
は、早く戻ってきて…じゃなくて、ゆっくり楽しんできてくださいねっ!!w
気楽に更新をお待ちしておりますwいってらっしゃいっ!!^^ノw

Re: 落し物  ( No.117 )
日時: 2010/08/12 18:33
名前: 無名の (ID: j1GE6lpT)

またまた進んでいますねぇ\(・。<—☆
頑張ってください\(>。<)/

Re: 落し物  ( No.118 )
日時: 2010/08/13 22:01
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)


・・・・・・帰ってきたぞおおおおおお!!←

はい、落ち着きますすみませんorz

とりあえずただいまですwww


 >>明さん

楽しんできました!!えぇ、もう存分に!!
楽しませてあげているかは分かりませんが、嬉しいです(だばーっ)


 >>むーみんさん

おお、お久しぶりですwwだいぶ・・・進んだほうですね!!頑張った自分!!←
笑っていただけたとは恐縮ですw私もむーみんさんのでいつもニヤついてます(えっへん)
仲間ですね☆←ぉぃ


 >>遮犬さん

辛抱してくださいましたか・・・偉い偉い(何様w
ゆっくりしてきました。思う存分!!
これからまたゆっくり更新していきますねww
ただいまです!!


 >>無名のさん(・・・・え?)

進みましたww・・・・名前変えました!?
頑張りますね!!

Re: 落し物  ( No.119 )
日時: 2010/08/21 14:18
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)



さて、扉の中の3人はと言えば、



「おい、いい加減起きろ」

「ちょっと、起きなさいよこのドジ眼鏡!」



竜太郎を起こそうと奮闘中だった。


「全然起きねぇな・・・」


呆れたように言う慎。竜太郎は未だ唸りながら眠ったままだ。その顔が見るも無残な姿になっているのを見て、慎は少しだけ同情するような顔をした。


「なんで起きないのよ!!こいつどんだけ図太い神経してるのよ!!」


苛立ったように叫ぶ由佳里。それはというと、もう計30分ほどはこの行動を続けているのだ。


「耳元で叫んだって起きないし!!思いっきり殴ってみても起きないし!!も〜!!ほんっとにむかつくわね!!!!」


キーッ!!っとどこからか取り出したハンカチを噛む由佳里。その拳がどことなく赤いのはきっと気のせいだろう。


「・・・何でこんなにうるさいのに起きないんだ・・・・」


由佳里の叫び声にうるさそうに顔を顰めた慎が、心底分からない、といったふうに呟いていた。


と、



























「モーニング娘はもう聞き飽きたわああああああああああああああああ!!!!!!」



























いきなり意味の分からないことを叫んだ竜太郎がカッと目を見開いた。


いきなりの発言に驚く慎と、見開いた血走った目にひぃっ、と声をあげる由佳里。


「ななななな、なんなのよ!?」


激しくどもりながら叫ぶ由佳里のほうにぐりんっと顔を向ける竜太郎は、再びひぃっ、と声をあげた由佳里を見て、あれ、というように首を傾げた。


「由佳里さん・・・?」


確認するように呟かれた言葉に由佳里は若干涙目になりながら答えた。


「そうよ!!見ればわかるでしょうが!!というかあんた怖いのよ!!なんなの!?」


由佳里さん、案外怖いものが苦手な様子。

そんな由佳里を見て、周りにも目を向けて・・・竜太郎はゆっくりと立ち上がった。

ゆらり、とまるでゾンビのようにゆっくりとした動きで立ち上がった竜太郎を見て由佳里がびくっと肩を揺らした。

そして、おそるおそる上を見上げる。


「ひょろダサ眼鏡・・・・?」


そういえば、と慎は思う。由佳里は竜太郎をひょろダサ眼鏡へたれヲタク腐れ男と呼んでいたはずだ。でもあの時から一度もその名前では呼んでいない。

・・・何か考えがあるのか?

ただ単に忘れているだけだろう、とかいう考えは彼の頭の中にはない。


そんなことを慎が考えているとは知らず、竜太郎はしばらく動かずに俯いてその場に立っていた。

そんな竜太郎の様子を、怯えながらも由佳里が見つめる。


・・・そして。




























「やったああああああああああああああああああああああああ!!!!」




























嬉しそうな、いや、解放感溢れる声で竜太郎は叫んだ。

続けて竜太郎が言った言葉に、慎は軽く首を傾げた。



「戻れた・・・戻ってきたんだ!もうあの歌を聞くこともないし、あの踊りを見ることもない!!なんて素晴らしいことだろう!!」



あの歌、とは延々と聞かされ続けた野太い声や無理やり出したような変に甲高い声で歌われる、しかもアイドルの歌の数々のこと。

あの踊り、とはひらひらのドレスを引きちぎらんばかりに荒れ狂う、おと・・・いや、おねぇさん方の凄まじい踊りのことだった。鯛やヒラメの舞踊りなんて、もう絶対に見たくない、と竜太郎は思った。


最後に、どうしても言いたかったことがある。


すぅ、と大きく息を吸った竜太郎を見て、またか、とため息をつきながら慎が耳をふさぐ。

呆然としていた由佳里も、慌てて耳をふさいだ。

二人が耳をふさいだのを見た竜太郎は、よし、と頷いて・・・・・叫んだ。


































「浦島太郎の馬鹿あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

































言った、言ってやった。

満足気に微笑む竜太郎を見ながら、慎はまた首を傾げた。


「浦島太郎・・・?」


怯えを通り越して変なモノでも見るかのように竜太郎を見ていた由佳里が呟く。


「頭大丈夫?」


首を傾げて何だか可愛い慎にも、冷たい由佳里にも、いつもなら突っ込むやらショックを受けるかやらする竜太郎は、しかし何もせずに微笑むばかりだった。



「・・・まぁ、とりあえず起きたからいいか」


考えるのが面倒くさくなったのだろう。どうでもよさそうに言った慎に、由佳里も腑に落ちないような顔をしながらも頷いた。


「えぇ・・・・」


そんな二人の様子にも、竜太郎は何も言うことはなく、やはり満足気に微笑んでいるだけだった。






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