コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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俺と魔王の女の子!?
日時: 2010/12/27 08:10
名前: 零十 (ID: Fjgqd/RD)

初めましての方は初めまして、初めましてじゃない方も初めまして、零十です。
この度この『俺と魔王の女の子!?』の小説を書き進めることにしました。

実はこの小説、俺のksブログ「虎の寝言」に掲載しているものなのですが、この小説を、もっと多くに人に読んでもらいたいと思い、スレを立てました。
作者の俺が言うのもなんですが、中々の自信作です。

蛇足ですが、この小説、俺が作成した小説『ガールフレンドは都市伝説』と繋がっている部分があります。

※千流目線で進めたり、ナレーション目線で進めたりと、不安定です。
※更新は不定期です。

〜目次的な何か〜

>>1『プロローグ』
>>2-12『魔王の女の子との出会い』
>>13-23『お騒がせ魔王』
>>24-58『魔術』
>>59-『種別を超えた絆』

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Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.23 )
日時: 2010/10/18 18:52
名前: 零十 (ID: 7HladORa)

>>came氏
物語の情景を更に思い浮かべかべられやすいように、現在ブロ友に千流とアリサのイラストを依頼しています^^
お互い頑張りましょう!

Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.24 )
日時: 2010/10/18 23:14
名前: 零十 (ID: 7HladORa)

第三章『魔術』


吉田屋から出てきた二人、片方は笑顔で、片方は苦笑を浮かべている。
片方が笑顔なのは、牛丼を『たっぷり』堪能できたからであり、片方が苦笑を浮かべているのは懐が少し寒くなったからである。
というのも、千流が魔王の事をなめていたのが原因であった。

千流は、アリサの容姿が人間の子供であった為、牛丼の並を頼み、自分は大盛りを頼んだ。
そこまでは良かった。そこからが悪かった。
彼女は、牛丼並盛を軽く平らげ、千流の牛丼大盛りを奪い取り、自分で食べてしまったのだ。

まだ千流は半分しか食べていなかったというのに。
それでも彼女は足りなかったらしく、牛丼大盛りを三つ頼み、それを全て完食した。
周りの客達はそれを見て、感嘆する者、面白がって写メを撮る者色々だった。

千流は呆れることしかできなかったが……。

「お前、見た目はガキなのにすげぇな……」
「何が凄いのだ?」
「子供にしか見えないお前が、牛丼大盛りを軽く完食した事」
「そうか……人間の胃袋、なんと小さいことか」

最後の言葉は聞かなかった事にして、千流は少し笑んで歩き出した。
笑みには特に意味は無いが、アリサはそれを自分をバカにしていると捉えたらしい。
笑顔から、しかめっ面に変わった表情に、千流は少したじろいだ。

「バカにしているな?」
「してねぇよ。ただ……」
「ただ……何だ?」
「可愛いな。って思ったんだよ」
「かっ、可愛い!?」

予想外な言葉が帰ってきた所為で、アリサは驚きを隠せない。それに、顔が赤くなっていた。
アリサ本人はそれに気付いていないが、目の前に居る千流の目に、それが映らないはずが無い。

「アリサ、顔が真っ赤だぞ、大丈夫か?」
「え? あぁ……当然だ! 我は魔王だぞ!」

彼女が魔王なのと、赤面をすることと、一体何の関係があるだろうか。
千流は突っ込みたい気持ち抑え、アリサの頭を撫でる。
勢いのまま突っ込めば、千流はアリサのドギツイ一撃を喰らっていただろう。

「そうだ、アリサ肩車してやるよ」
「肩車って何?……ってうぬぁ!?」

言い終わる前に、アリサは千流の肩の上に居た。いつもより視界が高い。
一瞬くら付くが、千流が押さえていてくれた御蔭で、落ちるまでには至らなかった。

「おぉ……少し背丈が違うだけでこれ程にも見える世界が違うとは……!」
「いや、相当身長違うだろ……」

呆れた表情を浮かべて、千流は止めていた足を動かした。
時刻は、午後ニ時四十七分。





黒い影が

飛んだ。

Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.25 )
日時: 2010/10/31 10:23
名前: 零十 (ID: yMVw4Oad)

「人間界は楽しいな!」
「おいおい、商店街の中しか回ってなかったってのにそれか?」
「ふふん」

何に胸を張っているんだよ。と言いたいのを押さえこみ、千流は帰路を進む。
相変わらず、アリサは千流に肩車され、良い気分に浸っていた。

日は既に沈む方向に向かっており、川はその日の光を反射して輝いていた。
二人の歩いている(アリサは肩車されているが)場所は河川敷である為、川の光は眩しい位であった。

「ま、楽しめたなら何よりだ」
「ふん、楽しんでやったぞ、参ったか!」
「参りましたと言いたい気がしたが、そんな事は無かったぜ」

どっちだよ。というツッコミが帰って来たのは言うまでもない。
千流は笑って誤魔化し、帰路への歩みを続けた。

千流から見て、アリサは人間の子供とあまり変わらない。
外見を始めとして、色々な物に興味を持ち、感情の起伏が激しい。
肩車をすると喜ぶ、冗談を言うと怒り、美味しいものを食べると楽しそうに笑顔を浮かべる。千流はまだ見ていないが、泣く時もあるかもしれない。

アリサから見て、千流は友人だ。
外見は自分と変わらない、だが、魔界の住人には、人の形を成していない者もいる。
しかし、同じ喜怒哀楽の感情を持つところは全く同じ、生き方もほとんど変わらない。

だから二人は友人になれた。

「晩飯が楽しみだな……」
「そんなに楽しみなら、急いで帰れば良いではないか」
「俺の肩に乗ってるお前が言うことか? まぁ乗せたのは俺だけどな」


------どうでもいいコーナー
最近スランプ気味
まあ、俺はいつでもスランプだけど

Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.26 )
日時: 2010/10/31 20:21
名前: アビス (ID: U3CBWc3a)

アリサがガイムのほうに比べると、随分と感情豊か、柔らかく(?)なってるねww

とろこでガイムだけど、最近エラーで入れないよね・・・。
零十もそう?

Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.27 )
日時: 2010/10/31 21:19
名前: 零十 (ID: yMVw4Oad)

>>アビス
推敲バージョンをブログにて頑張ってますから!

あ、俺だけじゃなかったのか。良かった^^
どうしたんだろうね、ガイム。エラー起きてからそろそろ四日くらい経つけど。


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