コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 俺と魔王の女の子!?
- 日時: 2010/12/27 08:10
- 名前: 零十 (ID: Fjgqd/RD)
初めましての方は初めまして、初めましてじゃない方も初めまして、零十です。
この度この『俺と魔王の女の子!?』の小説を書き進めることにしました。
実はこの小説、俺のksブログ「虎の寝言」に掲載しているものなのですが、この小説を、もっと多くに人に読んでもらいたいと思い、スレを立てました。
作者の俺が言うのもなんですが、中々の自信作です。
蛇足ですが、この小説、俺が作成した小説『ガールフレンドは都市伝説』と繋がっている部分があります。
※千流目線で進めたり、ナレーション目線で進めたりと、不安定です。
※更新は不定期です。
〜目次的な何か〜
>>1『プロローグ』
>>2-12『魔王の女の子との出会い』
>>13-23『お騒がせ魔王』
>>24-58『魔術』
>>59-『種別を超えた絆』
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- Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.38 )
- 日時: 2010/11/05 19:42
- 名前: 零十 (ID: 1u4Yuzgf)
二人、実際は千流を氷塊から守った炎渦は、余韻を残しながら消滅した。
目の前に向けていた両腕を下ろし、アリサはベルゼバブを睨みつける。
「ベルゼバブよ、どの面下げて我の前に現れた」
「この面ですが?」
深い笑みを浮かべて、ベルゼバブは軽く飛び、そのまま滞空を始めた。
ベルゼバブの周囲には、三つの氷塊が円を描いて回っている。
刃先は変わらず二人の方に向かっており、いつでも攻撃できる状態にあった。
「もうこの闇も必要ないでしょう」
アリサ達に聞こえる程度な声で呟き、ベルゼバブは右手の人差し指を軽く二回振った。
途端に、千流『のみ』の視野を遮っていた黒い霧が晴れ、『世界』が開いた。
「……!」
千流達のいる場所は、黒いドーム状の壁の中であった。
壁は星の光すら通さない程黒い、しかし周囲の状況は窺えた。
千流の少し前にアリサ、そこからかなり離れた場所に、ベルゼバブが滞空している。
自分の置かれている状態、すなわち、蟻の這い出る隙間もない状況に千流は絶望を覚えた。
逃げ場無し、相手は自分を殺そうとしている、しかし自分には抵抗する術が無い。
運良くアリサが目を覚ましたものの、いつまで頼れるかどうかも分からないのだ。
「セシル!」
「……! なんだ?」
「負の感情を捨てろ、そうすれば道を開ける。これ、父上の教えだ」
「……あぁ、そうだな」
千流はアリサを抱え上げ、肩車する。アリサは少し驚きの表情を浮かべたが、次には微笑が浮かんだ。
背の友に、問う。
「アリサ、奴を倒す為に、俺は何をすればいい?」
「生身で奴を倒す事は不可能だ。なら、魔術を用いて倒す」
「お前がぶっ放すのか?」
「いや……恥ずかしながら、我は攻撃魔法が使えぬ」
何と言おうか迷った挙句、千流から出た言葉は——
「その心は?」
「自爆する」
「じゃ、どうやって魔術とやらを使う気だ?」
「我の魔力を、お前の体に送る。お前はその魔力を使って、魔術を発動させればよい」
「成程」と言いかけて、千流は抜けた表情を浮かべた。
魔力を自分の体に送るまでは理解できていたのだが、そこから先が千流的問題となった。
- Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.39 )
- 日時: 2010/11/05 20:01
- 名前: アビス (ID: U3CBWc3a)
ベルゼバブ・・・、赤ん坊を思い出すな〜〜w
「その心は?」
「自爆する」ってところがつぼですねw
アリサさん・・・魔王の子なのに。いや、魔王の子だからかな?
- Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.40 )
- 日時: 2010/11/05 20:49
- 名前: 零十 (ID: 1u4Yuzgf)
>>アビス
ベル坊ですね、分かります。
自爆はドジっ子属性です。
ドジっ子属性です。(大切な事なので二回言いました。
- Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.41 )
- 日時: 2010/11/06 13:14
- 名前: SUIL (ID: WqQqUpsO)
おぉぉ!!
良い展開に・・・。
気になります。
これからもがんばってください!
応援しています!!
SUILでした〜〜。
- Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.42 )
- 日時: 2010/11/06 15:18
- 名前: 零十 (ID: 1u4Yuzgf)
>>SUIL氏
現在、ブログの方を更新中の為、こちらの更新は少し後となります!
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