コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 俺と魔王の女の子!?
- 日時: 2010/12/27 08:10
- 名前: 零十 (ID: Fjgqd/RD)
初めましての方は初めまして、初めましてじゃない方も初めまして、零十です。
この度この『俺と魔王の女の子!?』の小説を書き進めることにしました。
実はこの小説、俺のksブログ「虎の寝言」に掲載しているものなのですが、この小説を、もっと多くに人に読んでもらいたいと思い、スレを立てました。
作者の俺が言うのもなんですが、中々の自信作です。
蛇足ですが、この小説、俺が作成した小説『ガールフレンドは都市伝説』と繋がっている部分があります。
※千流目線で進めたり、ナレーション目線で進めたりと、不安定です。
※更新は不定期です。
〜目次的な何か〜
>>1『プロローグ』
>>2-12『魔王の女の子との出会い』
>>13-23『お騒がせ魔王』
>>24-58『魔術』
>>59-『種別を超えた絆』
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- Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.33 )
- 日時: 2010/11/03 00:29
- 名前: SUIL (ID: qLix8sN3)
中3ですかぁ・・・。
中2です。14歳なので年は一緒ですけどね。
下級生なので気楽にいろいろお願いします。
それと自分の小説を見に辺境までお越しいただいて
ありがとうございました。これからもお願いします。
SUILでした。
- Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.34 )
- 日時: 2010/11/03 19:47
- 名前: しのぶ (ID: hVBIzJAn)
コメントするのがおくれてすみませんっ!!
前にあなた様からコメントを頂いたしのぶという者ですっ!!
覚えていらっしゃいますか?
そんなことはともかく、
とっても面白いですっ!!!!!!!!
キャラもそれぞれとても生き生きしていて、文章の中で飛び跳ねている感じですっ!!(意味不明すぐる
続き楽しみにしております。頑張ってください!!!
- Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.35 )
- 日時: 2010/11/03 20:38
- 名前: 零十 (ID: 1u4Yuzgf)
>>SUIL氏
これからもどうぞ^^
>>しのぶ氏
忘れる訳ないでしょう、しのぶ殿。
そちらの小説の続きも楽しみにしていますよ!
- Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.36 )
- 日時: 2010/11/04 21:08
- 名前: 零十 (ID: 1u4Yuzgf)
河川敷からかなり歩いた。こんな事なら自転車に乗って出れば良かったなぁ。と千流はしみじみ思う。
自転車の二人乗りは禁止されているが。
眠りこけているアリサを、肩の上から少し下ろして、背に負った。
アリサが起きてしまっていないかを確認して、千流は疲れた様な溜息を吐く。いや、実際疲れていた。
やはり、自転車に乗っていけばよかった。千流はしみじみと後悔した。二人乗りは禁止されているが。
既に周囲は真っ暗で、空には星が輝き始めている。
「すっかり暗くなっちまったなぁ……早く帰らないと」
呟くついでにもう一度溜息を吐いて、千流は歩みを早める。
だが、すぐに歩くのを止めた。
「……あれ? こんなに暗かったか、この道」
疑問の声、千流の記憶では、この道はこんなにも暗くなかった。
しかも、先程まで見えていた星は、完全に見えなくなっている。
暗過ぎて、自分が暗闇の真ん中に浮いているような錯覚を受けた。
千流が軽く周囲を見回した時、彼の後ろから、怪しい声が響いた。
「おやおや、魔王が人間風情に負ぶわれて……」
「……あんた、何者だ?」
千流は振り向かずに問う。背後に居る人物は、クク…と笑った。
「私の名は、ベルゼバブ」
- Re: 俺と魔王の女の子!? ( No.37 )
- 日時: 2010/11/04 23:41
- 名前: 零十 (ID: 1u4Yuzgf)
「ベルゼバブ?」
名前を繰り返して言う。
千流から言わせれば、変わった名前だな。と言ったところであった。
日本人なのに千流と書いて「セシル」という彼も変な名前なのには違いないが。
「で、そのベルゼなんとかさんが何の用だ?」
「あなたには用はありません、用があるのはあなたの背負われている子供のほうですよ」
「……」
緊張が走る。千流は振り向いて、ベルゼバブと正対した。
正対した。とはいっても、暗さが暗さの為、相手が本当にそこに居るのかは分からなかった。
「コイツが何者なのか知ってて言ってるんだよな?」
「まあ。私も『そっち方向』の人間だからな」
ベルゼバブの口調が敬語から荒っぽい言葉に変わると同時に、千流は己に向けられている殺気に気付いた。
冷汗が背中を流れていくのを感じる。あまり良い気分ではない。
一歩後ずさり、二歩後ずさる。もう一歩下がろうと右足を下げると、その先に何かがぶつかった。
石や電柱ではない。もっと巨大な———壁だった。
正対しているであろうベルゼバブの方から、笑い声が響いた。
「闇界からは出る事は出来ない、私がこの空間から出るまでなァ!」
「くっ、何でもありだな、ホントに!」
悪態を吐く千流。
相手から帰ってくるのは、不敵な笑い声——
「ふふ……さて、お前には死んでもらうとしよう」
「!!」
ベルゼバブが闇界と呼んだ空間が、明るくなり始めた。だが、お互いの顔が見える程度の明るさまでであった。
千流は目の前の光景に驚愕した。ベルゼバブの周囲から、巨大な氷塊が四つ完成していたのだ。
氷塊の先端は鋭く尖っており、その刃先は千流に向かっている。
「死ね」
氷塊の一発が飛ぶ、かなりの大きさがあるのに対し、物凄い早さで千流に向かってくる。
とても避けれる早さではなかった。千流は反射的に目を閉じて、無駄だとわかっていながらも、両腕を前に向けた。
瞬間、凄まじい爆音が響き——
「……何?」
「まったく、世話を焼かせるな……セシル」
「アリサ!」
一瞬の出来事であった。
ずっと、千流の背中で眠っていた魔王が。
彼の目の前に居た。
更に彼女の目の前で、炎が螺旋状に渦巻き、ゴウゴウと音を立てていた。
それは、二人を守る盾。
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