コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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『好き』〜最期の恋という感情〜【参照1100とか夢!?夢か】
日時: 2013/10/12 13:57
名前: SAKI【L】 (ID: Pmy7uzC3)

こんにちは!!

今回が第2回目の投稿となります!

(前回は『隣の席の初恋くん。』です!まぁ、完結してないけど…;;)

マンガなどで、よくありそうなお話ですが

「ヘッ、俺の方がまだマシなもんが書けるぜ」

と、思いながらでもいいので

見て頂だけると幸いです<m(_ _)m>

あと、コメや「もっと、こういう風にした方が…」と
辛口でも全然いいので宜しくお願いします!!

ちなみに、中1です☆彡

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Re: 好き。 〜これは最初で最後の恋〜 コメヨロ! ( No.22 )
日時: 2013/04/17 18:50
名前: yuu【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)

千春目線
「う〜んと…分かった!!えっと…『こんにちは』かな?」
—彼が私の初恋だった。
『わ〜!!すごいです!!輝くん、手話どうして分かるんですか??」
「え?ん〜と…千春ちゃんと…話してみたくて…徹夜で覚えたんだっ((頭をかく」
—素直で優しくて素敵な彼。
『ふふ♪輝くん、ありがとうございます!私も、輝くんと話せてうれしいです!!』
幼いころから病院で育った私にとって恋愛対象が彼ぐらいだったのもあるけど、私は貴方が好きだった。
「ううん!!」
自分だって辛い病気なのに、病院からこっそり抜け出して花を買って私にくれて看護婦さんに怒られたり、
私の為に(?)手話を覚えてくれて…
私は昔から…あなたに恋をしていた。
いつか両想いになったらな、なんて思った時もあった。

でも…私は分かってた。
彼は…優しい。
だから、こんな私とお話しして、笑ってくれるんだって。
不釣り合いも、いいとこだよね。
でも、私は彼に甘えたかった。
だから「きっと迷惑だろうな」って思いながらも…ついつい彼の病室に行っちゃう。
でも、毎回輝くんは笑顔で迎えてくれて、余計「大好き」って子供みたいな感情が溢れてきて。
『大好き』
私は、毎日こっそり声の出ない口で…つぶやいていた。

Re: 好き。 〜これは最初で最後の恋〜 コメヨロ! ( No.23 )
日時: 2013/04/24 18:22
名前: yuu【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)


でも…私は気づいてた。

彼の…好きな人くらい。

「ところで、千春ちゃんはさ〜好きな人いるの?」
『え…あ、はい////いますよ?』
「そうなんだ〜…!!や、俺も…いるんだけどさ〜色々と相談に乗ってもらってもいいかな?」
『いいですよ♪誰なんですか?』

分かってる。わかってる。ワカッテルヨ。
知ってる。しってる。シッテルヨ?

けど、私は聞いてしまった。
「え…と…美明…」
『あら、やっぱり♪頑張りましょうね』

…笑えた。
良かった、自然に笑えてよかった。

やっぱり…同情で接してくれてたんだね。
そんな輝くんが…私は大好きです。
ずっと—…。

「わ、分かってたの!?でも…美明は、もっと普通の人が好きなんだろうな〜…」
『そんな事ないですよ!!て、輝くんは優しいし素敵だし…他の人以上にいい所がたっくさんあります!!』
「え…?あ、ありがとう////」

うぁ…引かれたな…いいんです…本当の事なんですから…
私の知っている言葉全部で褒め称えたんですが…あぁぁ、もう恥ずかしいぃぃぃぃぃ…!!

「千春ちゃんも素敵なところ、いっぱいあるよ♪ところで…千春ちゃんの好きな人って誰なの??」

——ドキン。

私の素敵な所ですか…そんなの、ないと思いますがね…

輝くんは、優しいですね、本当。

『す、好きな人ですか…失恋しちゃいました…』
「え…ご、ごめん…新しく出来たら言ってね♪」
新しく…?無理なんですよ。私には。
『いえ…私、その人の事…ずっと大好きです。』
「え??」

もちろん、私は美明さんから取ろうなんて思ってません。

私は、二人とも大好きなんです。

だから…輝くんにも幸せになってもらいたい。


あなたが—…好きだから。

Re: 「好き。」 〜これは最初で最後の恋〜 ( No.24 )
日時: 2013/07/17 20:12
名前: yuu【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)

美明目線
「…何してんだろうなぁ、私」
あ〜あ…何で帰ってきちゃったんだろ、私。
今、病気でつらい霧原を応援しなきゃいけないのに。
 まぁ、私なんかじゃ何のアレにもならないだろうけど。
「花言葉…気づいたかな…」
もともと、花言葉が好きな私は面白半分で「初恋」という意味の
白くてきれいなツツジを霧原に…贈ってみた。
いや…できれば気づいて欲しくないな、うん。

…また、いっしょに…遊びたいなぁ…

もちろん、子供みたいに公園でばか騒ぎする訳ではないが
まだ、霧原が歩けた頃…小学生ぐらいの頃かな。
病院の近くの公園で散歩に行って、鳩にポップコーンあげたらついてきて
「鳩の大行し〜ん!!」
とか、言って笑ったっけ。

…霧原も…いろんな事があったなぁ…

中学1年の終わりごろに、足が動かなくなって
中学生の終わりごろには足の手術に失敗して
高校生ぐらいからは、よく倒れるらしいし……

いつか…死んじゃう…の…??
「…ッ!!まさか、まさか!!」
担当医さんだって、それはないよ!って言ってたし…

「よし」

よし!また、花を買って今からもう一度行こう!

Re: 「好き。」 〜これは最初で最期の恋〜 ( No.25 )
日時: 2013/06/11 19:32
名前: yuu【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)

霧原目線
「…この街も…ずいぶんと変わりましたね」
病院生活5年。
俺が、病院からでないうちに…この街は随分と変わってしまった。

はじめの頃は、あまり症状がなかったのに
最近は、しんどいなぁ…

「…そうね〜輝くんにとっては、そうかもしれないわね」
最後に外に出たのは…
中学1年生の頃だったかな…?
ずいぶんと前なんだな…いろいろあって、そんな事全然気にしてなかったかも。
多分、美明と今はもうなくなっちゃったみたいだけど公園で遊んだっけ。
…また…遊びたいな…
『それは…君には無理だよ』
「…ッ!?…あ、なんでもないです…」
今のは…俺の心の声か何かだろうか。

…分かってる。
もぅ…こんな足じゃ…そんな事できないって。

でも…こんな事考えたって、な〜んにも変わりはしないんだから
俺は、今ついた花屋でどれを買うか迷うことにした。

「ぁ…これだ…」
俺は花言葉「私の恋を知って下さい」という意味のリナリアという花を見つけた。
「これにします」
「え?はやいわね、これもすてきじゃない?…っと…ハイドランジア!」
「…」
「じょ、冗談よっ!?」
「ですよね」
うん、さすがにこれは嫌かな…花言葉が移り気、浮気、冷酷、自慢…って;
「じゃ、早速買って帰りまsy…「いらっしゃいませ〜〜」…あ!」
「「あ」」
二人の言葉が重なる。
でもこれは、おれと看護婦さんではなく…俺と美明です。


Re: 【参照0突破!!】「好き。」 〜これは最初で最期の恋〜 ( No.26 )
日時: 2013/04/28 23:26
名前: yuu【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)

美明目線
「「あ」」

二人の声が重なる。

「あ、あれ…美明…用事があるんじゃ…?」
だって…花屋には霧原と看護婦さんがいたんだもん。
「え…いや…さ、さっき言った用事は勘違いだったみたいで〜
 もう一度、お見舞いに花を買おうかな〜って」

ココから霧原目線w

「お見舞いに…か」
「え?」
「あ、ううん!何でもない」

『お見舞いに』…か。

「ところで…霧原はここで何してるの?何年ぶりなのよ」

やっぱ、そこ聞くよね…
う…どうしよう…

美明は『お見舞い』で俺に花をくれるだけで
俺が美明に花をあげる理由は『いつものお礼に』あたりしか、ないだろうな…
うあ…恥ずかしくて言えねぇよ…

「え…あ〜その…」
「…あ、分かった!」

え、ばれた?いや、別にそれでもいいんだけど。

「千春ちゃんに…プレゼントでしょ」
「は?」

…まさに「は?」だ。
千春ちゃんに…?俺が・・・プレゼント??
申し訳ないけれど、そんな事しようなんて思った事ないデスよ…?

「ふっふっふっ♪私が気付かないとでも思いました?…好きなんでしょ」

…やばい。完全に誤解をされている。
でも…これでごまかす以外、手はない。

「…いや。別に好きでも何でも絶対ないけど、プレゼン…「きゃぁあぁぁぁ♪♪」だ…だから、違うって!」

…ぁぅ。やっぱ美明は、俺のこと何とも思ってない系っすかね…

「まぁ、雑談もここらへんにして戻りますか?」

すっごく存在を消していた看護師さんが声をかける。

「へへ...すいません。私も一緒に行っていいですよね?」

もちろん、と看護婦さんは頷き 会計を済ませ 俺らは病院へ向かった。


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