コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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君が、好きなんだ。
日時: 2015/12/30 00:44
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

こんばんは、湯桁のろまと申します。

いやー、寒いですね。
皆様、どうか風邪にはお気を付けて下さい(><
・・・あまり人の事言えませんが(既に風邪気味)


さてさて、突然ですが、新しいお話でも書いてみようかと思います!
悩んだ末に至った結論→恋愛系
・・・実は恋愛ものを書くのはこれが初めてに等しいと言っても過言ではありません!
既にお分かりかと思いますが、元々文才がありません、皆無ですwつまりはかなりの悲惨な作品になる可能性大です(^-^;
ですのでどうか、期待はしないでやって下さい(元から期待なんかしてねぇよ)・・・ごもっとも▽・x・▽


尚、コメント是非、是非是非z・・・オ、ォお待ちしておりやす←




   |x・)))


*少しづつ、更新していきます。更新ペースはあまり安定しません。のんびり、のろまに書いていきます*

















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Re: 君が、好きなんだ。 ( No.35 )
日時: 2016/02/20 20:22
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

こんちゃんへ

了解!

ありがとう笑
こんちゃんは、とても可愛いから良いと思う(*^^*)

いつでも待ってる〜!!笑

Re: 君が、好きなんだ。 ( No.36 )
日時: 2016/02/20 21:00
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

 「まずは、友達から、でもいいかな・・・?」

 結城は、緊張をはらんだ声で言った。

 「更科さんが、良い人だっていうことも、知ってる。だけど、僕は・・・正直、更科さんの事をよく知らない。だから、少し僕に最低限知る期間をーー考える期間が欲しい・・・」

 結城は、真っ直ぐ更科を見た。

 「つまりは、保留って事・・・?」
 「そうなる、のかな」

 更科は、何かを考えている様子だった。
 結城自身、実に曖昧な答えだと思う。ならばはっきりと断るべきだったのではないかと。
 だって、

 だって僕にはーー・・・。

 「・・・うん、わかった。じゃあ、まずは連絡先交換しなくちゃね」

 そういって、ポケットからスマートフォンを取り出した。
 白がベースの、淡い桃色の水玉模様が控えめに演出された上品でいて可愛らしいカバーだった。

 「あ、そうだね」

 慌てて結城もポケットから取り出す。
 それから2人はお互いの連絡先を教えあって、そろそろ話も終盤ときたところであった。

 ガサッ。

 何かが擦れる様な、或いは落下音の様なーーどちらにせよ突然の物音だったのでよく分からなかった。が、近くで物音がしたのは確かだ。

Re: 君が、好きなんだ。 ( No.37 )
日時: 2016/02/24 21:49
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  


 「?」
 「!?」

 2人は、物音がした方へ視線をやった。











 ーーやばっ・・・!
 その時、朝雛は焦っていた。
 まさかの展開に、気が動転していたせいなのか、うっかり足を躓かせた挙げ句スマートフォンを落としてしまった。
 あっ、と思った時にはもう遅かった。
 とんでもない失態をしてしまった、というわけである。
 それに、だ。
 体が大きく傾いた自身の体の態勢を立て直そうと必死にふんばった際に、無意識に前へと2、3歩ばかり前進してしまっていた。
 ーーあぁ、やばい。
 どこにも身を隠す場所も無い、というか、隠す場所が存在していたとしても今更隠れたところで、一度公に身を晒してしまったところで全く意味を成さないだろう。
 決城と更科は、目をまん丸くさせながら、こちらを凝視していた。
 これぞまさに、絶体絶命のピンチという危機的な状況であった。
 ・・・なんて誤魔化すーー?
 この状況で、果たして言い訳が通用するのだろうか・・・?
 あまりにバレた瞬間が不自然過ぎた。仮に「たまたま」なんて理屈を並べたところで、微塵も説得力が感じられない。考えてもみようではないか?

Re: 君が、好きなんだ。 ( No.38 )
日時: 2016/02/24 22:11
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

 場所は体育館裏で、全く人は通らない所で、体育館自体校舎とは少しかけ離れていて、卒業生や教師等は皆正門付近に集まっていて、正門は体育館とは完全なる真逆に位置していて、おまけに先程まで式を挙げていた体育館内にはいつの間にやら無人状態という有り様である。
 つまり、「たまたま」もなにも、「たまたま」こんな所にたった1人の女子生徒が通りかかる筈など無いのだ。教師なら、まぁ時間的にはちょっと早すぎるが「巡回しに来ましたが、何か?」というとっておきの言葉があるのだろうが、朝雛はれっきとした卒業生だ。こんな場所に一人で来る理由なんて、どこにも見あたらなかった。

 ーーいや、理由は勿論あるんだけど。

 この状況で、「告白しに来ました」なんて言える訳がなかった。

 暫し気不味い雰囲気が続いた。
 先にその沈黙を破ったのは、決城だった。

 「朝雛、さん・・・?」

 戸惑いを隠せない声音に朝雛はハッと我に返った。
 必死に弁解してみせる。

 「あっ・・・い、いやぁー、ね?あの、ほら、その、た、たまたま・・・?・・っほ、ほら!あれよ!忘れ物しちゃってさ!うん、そうそう、ははは〜・・・」

 とっさに思いついた言い訳。

Re: 君が、好きなんだ。 ( No.39 )
日時: 2016/02/24 22:30
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

 たまたま、よりは説得力あるんじゃないかな・・・?

 「聞いてた・・・?」

 更科さんの言葉に、朝雛はギクリ、とかたまる。

 「・・・い、やぁ〜・・・?そんな、まさか、盗み聞きだなんて、ねぇ・・・?」
 「・・・」

 やばい。
 自分でもおもうけど、かなり不自然というか、もはや嘘が下手クソなんていう次元ではない。
 バレバレである。
 汗が、止まらない。
 テレビなんかで見る、容疑者って、こういう気持ちなんだ・・・。
 なぜか取り調べを受け罪から逃れようと必死にアリバイを作ろうとする哀れな容疑者の気持ちが分かってしまった。
 自分、終わったな。

 「朝雛さん、だよね・・・?」
 「は、はい」
 「私、全然怒ってないし気にしてないから、安心して・・・?」

 更科の言葉に、朝雛は少しだけ安堵した。
 と、同時に今度は申し訳なさで一杯になった。

 これじゃ、私KYじゃん・・・。

 空気完璧乱した。
 その上、自分で自分のチャンスも壊してしまった。
 あともう少しだけでよかったのに・・・。
 何ミスしちゃってんの?
 そのせいで、2人にも迷惑かけちゃってるしーー。

 「ごめんね・・・」


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