ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- アクセス【【削除依頼】】
- 日時： 2020/08/01 19:44
- 名前： RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A （ID: hsews.TL）
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登場人物>>2>>3>>4
はじめに>>1
０１章 URL＝スタートボタン>>5>>6>>7
０２章 少女二人の決意>>8>>9
０３章 朝、少女は動きだす>>10>>11
０４章 着いた場所、そこは空港>>12>>13
０５章 そこで私達は出会った>>14>>15>>16
０６章 闇夜を歩く，少女の向かう先は>>17>>18>>19>>20>>21
０７章 そして四人は誓いを建てた>>22>>23
０８章 逃げ惑う，迫るは危機>>25>>26>>27>>28>>29
０９章 ドミノ倒し>>30>>31>>32
１０章 強制退場>>33>>34>>35>>36>>37>>38
１１章 彼女の長い夢>>39>>40>>41>>42>>43
１２章 冷笑の奥は>>44>>45>>46
１３章 違反者と参加者の>>47>>48>>49>>50>>51>>52>>53>>54>>55>>56>>57
１４章 霧崎＋ナイフ>>58>>59>>60>>61>>62>>65
１５章 絶たれた糸>>66
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- Re: >>> ア ク セ ス >>>> ( No.66 )
- 日時： 2009/12/02 18:51
- 名前： RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A （ID: QYM4d7FG）
「 で、どうするよー ?」
「 何が ? …あいつら ?」
倉庫内では、普段の日より多くの会話が交わされていた。
間崎は誰かに見届けらけることなくこの世の〝退場〟となった姪華とハナビを見つめていた。
もう、生きてはいないだろう——。
そう思ったはものの、何度も何度も先ほどから振り返っては彼女の方を見ていた。
そんな間崎の様子を眺めていたスギクラは冷たい視線を送る。
たったいま、詩音がおかしな歩き方で帰ってきたのだった。
それを見た仲間は驚き、慌てふためいていた。
しかし、詩音の怪我は大したものではないことが分かった。
今、詩音はありすこと美希の所に居るだろう。
自分が誰にやられかけたのかを報告していると考えた間崎は再び、姪華を見た。
彼女も立派な仲間だった——。
なのに、仲間の前で有無も言わさずになくなったのだ。
それと比べてこっちはどうだ !
理由もなしに姪華どころかハナビまで撃ち殺した詩音を心配していたのだ。
遅かった。
ダルシーについて行けばよかったんだ !俺は——。
彼女の仲間からぬけるという判断は間違っていなかった。
ダルシーも、姪華もハナビも、間違っていなかった!
何をしているんだ俺は———こんなことして——。
でも、もう遅いのか——。
最悪だ。
金につられて入った俺は最悪な人間だ……。
どうせこの先は見えている。
あいつ等が一発逆転する姿が目に浮かんだ。
今まで何人もの命を犠牲にしてきたじゃないか ! !
行くんだ !!!
覚悟もなしにゲーム感覚で命を奪った俺だ。
死ぬ気であいつ等に———。
「 くっ————」
勢いよく座っていた椅子から飛び跳ね、全速力で倉庫の扉を目指す。
あと少し———— !
「 あっ…おい待て !!!!」
声は遠ざかり、間崎は倉庫を飛び出して尚も全力で走り続けた。
「 やった…やった ! ! 逃げ切れた…… !」
このまま……あいつらの所へ…
寒さなのか恐怖なのか、それとも興奮しているからか
震えている手で携帯を見ながら〝目的地〟を確認した。
美希———
俺は気づいたよ。
やっぱりあんたは間違っていたのかもしれないな。
———間崎悠斗は、ＢＢＲの仲間から自ら離脱した。
- Re: >>> ア ク セ ス >>>> ( No.67 )
- 日時： 2009/12/02 19:50
- 名前： 翼穂 （ID: IY.5e5Uz）
どもー、投票しましたｗｗｗｗ
と言うより、どんどんBBRから仲間が抜けてるｗｗｗｗ
- Re: >>> ア ク セ ス >>>> ( No.68 )
- 日時： 2009/12/02 21:12
- 名前： 更紗＠某さん ◆h6PkENFbA. （ID: YpJH/4Jm）
どうもお久しぶりです。
オリキャラ登場させてくれて有難うございます＾＾
詩音……お前、生きていたのか！← てっきり警察に連行されていったのかとｗ
ＢＢＲ……このままじゃ壊滅の一途ですな。仲間が次々と抜けていくｗｗ
実に先が気になる展開です、更新待っています。
そして一票投じさせて頂きます。
- Re: >>> ア ク セ ス >>>> ( No.69 )
- 日時： 2009/12/04 18:00
- 名前： RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A （ID: QYM4d7FG）
>>67翼穂さん
コメントありがとうございます!
そして大切な一票ありがとうございます(^∀^)
(…あれ、選挙っぽいなぁ)
最終的に仲間はぬけていってBBRだけ…だったりwww
>>68更紗＠某さん さん
コメントありがとうございます!
詩音はしっかり生きていますよ!
BBRは多分、仲間が減ったから心の中で号泣していますwww
何か段々話がグダグダになりそうなので頑張ります
ここで、
読者の方に一応伝えておきます。
小説内にもすぐ後に書きますが〝ＢＢＲがどんな人で誰なのか〟は
仲間の(元仲間)間崎、(故)姪華、(元仲間)ダルシー、美希等も知りません。
また、素顔や容姿も誰一人知らないという設定です。
(((一応、今のところはです)))
- Re: >>> ア ク セ ス >>>> ( No.70 )
- 日時： 2009/12/04 18:53
- 名前： RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A （ID: QYM4d7FG）
「 じゃあ、もう帰っていいよ」
「 え…あいつ、間崎逃げたけど———」
逃げればいい。
逃げられるものなら、ね————。
「 勝手に放って置いて結構。あいつは居てもいなくてもどっちでも良い」
詩音はやりきれないという表情で頷いたが、まだ何か言いたげだった。
「 何… ?」
早くどっか行ってよ…電話したいんだけど——
「 美希、ＢＢＲにいつ会えますか ?」
真っ黒い携帯画面を見ながら美希は、答えに困った。
顔には出していないように努力したが、答えていいのか分からなかった。
「 …いつかね」
「 …本当ですか ?」
「 いつか。いつか会えるんじゃない—— ?」
「 何ですかー ? もしかして、貴方も会った事無いんじゃないですか ?」
「 あるわよ。はい、電話したいからさっさと何処かに行って——」
はいはい、と詩音は軽く返事をしたが顔には薄っすらと笑みを浮かべていた。
美希は詩音が去っていたのを確認してから、ボタンを押して携帯で電話をかけた。
『 はい ?』
「あたしだけど、仲間が三人減った」
『 ————だけ ?』
こいつ……ふざけているのか本当に分からない。
「 だけって、本当はこれだけでも十分な戦力減でしょ———」
『 いいからお前は…で、誰が消えた ?』
美希は近くのデスクライトを付け、倉庫内の天井を見上げる。
「 ……姪華、ハナビは消された。…ザッキーは現在逃亡中……」
『 逃亡 ! ? …やってくれるなぁ、まぁ行き着くところは見当がついてるし———』
「 でも ! あいつ、絶対こっちの情報をやつらに———」
『 そうしないのがお前の役目だろ。どうにかしろ』
そんな——勝手な————
『 で、どうする ? 警察もやっと動き出したらしいな』
「 でも手がかりは———」
『 お前さぁ、よく考えろよ。消された奴の受信ボックスの中に
こっちから送ったメールがあったら、アドレスを辿られる始末——。
いろいろややこしくなる』
よく考えろって…本当にこいつ嫌いだ。
「 取りあえず、時間は限られてくる。BBR、早く次のメール送りなよ ? 後———」
『 はいよ———』
突然電話を切られた美希はムッとしながら携帯をしまい、机に座る。
倉庫内はいくつもの部屋があり、それぞれ仕切られているため、
会話が聞こえることは滅多にないだろう。
しかし、美希は仲間に自分がBBRと連絡を毎日取っているといっているが、
本当のところはほとんどとっていない。
もし壁の向こう側で毎日誰かが聞いていたら、嘘を吐いている事がばれてしまう。
倉庫内は暗くなり始め、気がつけば肌寒いと感じるようになっていた。
詩音にはああ言っていたけれど、本当は会った事一度も無いんだよね…
ライトの明かりで黒く輝く銃に目をやった。
いつから自分は、こんな風になったんだっけ———。
こんな実態もつかめない変な組織に関わったのは………
いや、今更何を———。
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