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僕の嫌いなモノ。【完結】
日時: 2010/01/02 15:36
名前: 藍羽 (ID: RCPVhHnh)

またまた消えました。何故?ショック・・・!
とにかく頑張りますー!

http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12222

http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12715
↑のを読んでからどうぞ。
①、②の順で。


♪お客さま

ジョーカー様   朝崎疾風様  架凛様  要竜(のび太)様
白魔女様    叉紗様

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Re: 僕の嫌いなモノ。 ( No.32 )
日時: 2009/12/25 20:53
名前: 藍羽 (ID: xETOa9mj)

「きいて、陸くん・・・」

陸くんに、聞かせたいお話があるんだよ。
喜んでくれるかな?
でもね、私は頑張ったから、褒めてくれてもいいよね?

「昨日ね、私、勝ったの」

「何に勝ったんだ?」

陸くんの瞳の中には、不安が混じっていた。
大丈夫だよ、怖くない。

「あの憎い母親に!椅子で一発殴ったら───」

「お前・・・・沙世じゃないッ!こんなに違う!」

陸くんの手に、力が入る。
必死に、何かを訴える瞳が私を見つめる。

「何が違う?」

「残酷だぜ・・・・・・ッ、沙世・・・!」

「それが神田沙世」

「・・・・・・・・・・・・・・」

「残酷で、冷酷、それが本当の神田沙世である」

それだけ言うと、陸くんを置いて、私は歩いた。

Re: 僕の嫌いなモノ。 ( No.33 )
日時: 2009/12/27 15:43
名前: 朝倉疾風 (ID: VZEtILIi)

機械的に動いていくんで、余計怖く感じます。
淡々と、自分の状況を説明する時とか。

Re: 僕の嫌いなモノ。 ( No.34 )
日時: 2009/12/27 20:33
名前: 藍羽 (ID: 8PZUrHKn)

朝倉疾風様。

もう本当に、憎しみだけで動いているんです。
心はありません。
あー・・・沙世ちゃん怖い。汗

Re: 僕の嫌いなモノ。 ( No.35 )
日時: 2009/12/27 20:40
名前: 藍羽 (ID: 8PZUrHKn)

教室に入ると、宿題をしている拓真くんしかいなかった。
いつもの「私」なら笑顔で挨拶をするだろう。
でもね、今までの私とは違う。
これこそが本当の神田沙世───・・・!

「神田さん」

「・・・・・・何?」

これでもう、拓真くんも分かったはず。
この冷たい返事。
この冷たい瞳。
私って、素直でしょう?

「・・・・・・」

拓真くんは黙って、私を見つめていた。

「何やらかしたんだ?」

「は・・・っ?!」

「手に血ィついてるよ?」

そ、そんな?!
まさかアイツの血・・・・ッ?!
嘘だよね?!
急いで私は手を見る。

「あははは、嘘だよ、神田サン。う・そ」

「ふぇ・・・・・・」

止めてよ・・・拓真くん。
驚かさないで。
ていうか、今日おかしいのは拓真くんの方。

何でこんなに笑ってるの?
何で私に気づかないの?

Re: 僕の嫌いなモノ。 ( No.36 )
日時: 2009/12/28 10:09
名前: 朝倉疾風 (ID: VZEtILIi)

拓真の冗談でもう怖かったです。
神田さん、今誰にも止められないですよね……。


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