ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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Got Part -神の一部- 
日時: 2011/02/21 17:00
名前: 輝咲 (ID: SSNg/Zhu)
参照: 世界は只独りの人間を残して壊れた_____

     クリックThank You★

         ●挨拶*.゜
初めまして!輝咲きざきといいます。
初投稿で下手かもしれません。
なので、優しい目で見守ってくれると嬉しいです!!
因みに、コメ&アドバイス等は大歓迎です!!

         ●注意*.゜
:荒らしや中傷はお引取り下さい
:更新が遅い(週に2回位に更新します)
:駄文です(誰か分けて下さい><)
:誤字脱字有るかと思われます
:流血等、グロ有りです、苦手な方は止めておいた良いかと

●目次*.゜
>>004 登場人物(←編集しました)
>>140 オリキャラ用紙(終了しました)
>>151 オリキャラの紹介

 序章 >>020
第1章『 裏切られる心 』>>175
第2章『 運命の出逢い 』>>176
第3章『      』
>>157・・part壱 >>158・・part弐 >>159・・part参 >>162・・part四 >>163・・part伍 >>166・・part六

番外章『 クソみたいに日常を愛する少女達 』
>>173・・part壱


         ●御客様*.゜
#くれは様 #ほみお #みんと水飴さん #幻洸様 #西戎王様
#偉薔薇様 #シルヴィン様 #main様 #ウサリンゴ様

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Re: Got Part -神の一部-  伍話up ( No.51 )
日時: 2010/06/13 19:28
名前: 輝咲 (ID: eHFPH3xo)

●1章 part七

男は手を上げ、零衣の肩に乗せる。

「まだ……近くに鬼が……潜んでいるかもしれない……。
ここから早く……立ち去れ……。後……鬼は……湖の方に行った……。あそこは……危ないぞ……。気をつけて……行けよ……」

「あ、あなたはどうするんですか!? このままじゃ……!」

「もう……いいんだ……。この……傷じゃ保たない……」

「まだ間に合います!」

零衣はTシャツの袖を千切り、傷口に当てて血を止める。しかし、あっという間にTシャツは赤く染まる。

「……あんた、優しいんだな……。死にかけの、俺なんかに……」

男は笑う。こんな傷を負っているのに、何故笑えるのだろう。
ものすごく痛いはずなのに。

「ぐふ……っ」

口から血が吹き出す。男は咽る。

「……! だ、大丈夫で──」

「もう無理だ……。内臓が、やられている……。それに、出血が酷いしな……」

「そんな!」

「まぁ……人生は、それなりに楽しめたしな……」

また男は笑う。死ぬのが怖くない感じだった。

「後……それと」

男は思い出したかのように言う。

「心を、大切にな……笑ったり、泣いたり、怒ったり……な。心を捨てたら『死』を表す……。
って……親から聞いたよ。急に何故か……それを言いたかった──」

なんとなく、悲しく思えた。
そして、男は笑いながら死んでいった。

「…………」

零衣は男が言った言葉が頭から離れない。

「『心を大切に……』」

不思議な言葉だった。
懐かしい感じがする。

「っ……!!」

急に左眼に痛みが襲ってきた。ズキズキする。
目の前の男の者の体と重なって、女の者が左眼に映し出される。
髪には零衣を同じく、髪は短く、前髪にオレンジ色のメッシュが入っている。特徴を探るが、暗くてよく視えない。
そしてまた急に、痛みが治まった。こんなにも早く痛みが治まったのは始めてだった。

「仕方ない……湖に行って、様子を見てみるか」

零衣はまだ違和感がある左眼を抑えながら、翼を羽ばたかせ、湖にまた戻った。

Re: Got Part -神の一部-  六話up ( No.52 )
日時: 2010/06/06 22:10
名前: 輝咲 (ID: YD0nNCEn)

#くれは様

音楽を聴くと何故か、キーボードを押すスピードが速くなります。
聴いてるのは、全部「アニソン」です…。(笑)
(ちなみに自分はアニオタです。)

Re: Got Part -神の一部-  六話up ( No.53 )
日時: 2010/06/07 19:57
名前: ほみお ◆./XNvyxwZA (ID: WWouN6/z)

お久しぶり∀・//
なかなかパソコンしなくて…

いつのまにかこんなに進んでるなんてっ!!

おつかれ&これからの更新待ってます★





Re: Got Part -神の一部-  六話up ( No.54 )
日時: 2010/06/13 19:28
名前: 輝咲 (ID: eHFPH3xo)

●1章 part八

時が夕暮れを告げた。西の空が赤く染まりだす。
湖の近くの森の茂みに降り立つ。そこから歩いて湖に行く。
その時にはもう、左眼の痛みは治まっていた。


ガサッ……

「……!!」

後ろの方から草が揺れる音がした。零衣は咄嗟に後ろに振り向く。

「誰もいない……」

零衣の言う通り、そこには誰もいなかった。
しばらくそこに立っていたが、何も音がしない。
急に寒気がした。そう、あの男の者が言った言葉が蘇ったのだ。

『湖の近くに鬼が潜んでいるかもしれない』と……。

「鬼」と聞いて早速ここまで着たが、出会ってしまえばそこで終わり。今、武器を持っていない零衣は誰とも戦えない。
頑張れば素手でも戦えるが、相手が「鬼」となれば話は別。秒殺されるだろう。
そんな状況では無理だ。来た方が馬鹿だった。

ガサッ……ガササッ……

音がどんどん近づいてくる。しかし、者影が視えない。空気が重々しい。

(どうする自分……?)

緊張して汗が頬に流れる。現状を維持するのが辛い。心臓の鼓動が速くなる。考えている暇などなかった。
零衣は湖に向かって走り出す。
後ろにいた者影も驚いた様子だ。その者影も零衣を追いかける。

(よし、引っかかった。)

考えた作戦が成功したのだ。このまま湖まで引き連れて、正体を暴く。そんな作戦だった。
つい、笑ってしまう。こんな単純な罠に引っかかるなんて。「鬼」族のくせに、とんだ馬鹿だな。

零衣はそのまま、湖へと向かった。

Re: Got Part -神の一部-  六話up ( No.55 )
日時: 2010/06/12 14:30
名前: 輝咲 (ID: Gqv37Ep.)

#ほみおへ

こっちも久しぶり。
とにかく書きまくって、話を進めていこうと思います!!

どんどん進めていく(?)ので楽しみにしていてください!!



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