ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Got Part -神の一部-
- 日時: 2011/02/21 17:00
- 名前: 輝咲 (ID: SSNg/Zhu)
- 参照: 世界は只独りの人間を残して壊れた_____
クリックThank You★
●挨拶*.゜
初めまして!輝咲といいます。
初投稿で下手かもしれません。
なので、優しい目で見守ってくれると嬉しいです!!
因みに、コメ&アドバイス等は大歓迎です!!
●注意*.゜
:荒らしや中傷はお引取り下さい
:更新が遅い(週に2回位に更新します)
:駄文です(誰か分けて下さい><)
:誤字脱字有るかと思われます
:流血等、グロ有りです、苦手な方は止めておいた良いかと
●目次*.゜
>>004 登場人物(←編集しました)
>>140 オリキャラ用紙(終了しました)
>>151 オリキャラの紹介
序章 >>020
第1章『 裏切られる心 』>>175
第2章『 運命の出逢い 』>>176
第3章『 』
>>157・・part壱 >>158・・part弐 >>159・・part参 >>162・・part四 >>163・・part伍 >>166・・part六
番外章『 クソみたいに日常を愛する少女達 』
>>173・・part壱
●御客様*.゜
#くれは様 #ほみお #みんと水飴さん #幻洸様 #西戎王様
#偉薔薇様 #シルヴィン様 #main様 #ウサリンゴ様
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- Re: Got Part -神の一部- ( No.136 )
- 日時: 2010/09/05 12:45
- 名前: 輝咲 ◆7kKwdRQzyk (ID: hiWAYpdm)
瓦龍、さんへ
いえいえ…。^^
薔薇っちさんが来てくれて、こっち側からにしちゃ嬉しい。
兎に角更新しまくって、500を突破させます。))
- Re: Got Part -神の一部- ( No.137 )
- 日時: 2010/09/05 19:31
- 名前: 輝咲 ◆7kKwdRQzyk (ID: hiWAYpdm)
2章 part拾壱
時は昼なのに、廊下は薄暗い。
零衣が部屋から出てきた時よりかは、少し明るくなっている気がする。
床は赤い絨毯が広がり、一直線に廊下に伸びている。
部屋のドアの模様が全て同じで、どの部屋が零衣が出てきた部屋か分からない。
——ふと、うさみからの視線に気がつく。
じっと、零衣の顔を見つめている。
不自然に思った零衣は、目線を合わせず聞いた。
「何だ?私に何かあるのか?」
「え……な、何でもないよ。只見てただけ。」
うさみはにっこりと微笑む。
頬を薄っすら赤く染めながら。
「そうか。」
これ以上話すのが面倒なので、適当に相槌を打っておく。
(変わった野郎だな。——しかし、この会社の野郎共は変わった者ばっかだ。呉阿って奴は、私がやった行動を先読みしてくるし、ロビーで出会った四軌って奴は、いきなり私を襲ってくるし、コイツはコイツで、私に笑顔ばっか向けてくるしよ。——マシな奴が全くいない。あ——。)
久しぶりにこんなに物事に深く考えた。
やっぱり、頭を回転させるのは面倒だ。
エネルギーが減っていく気がして、頭が重くなっていくのが気に食わない。
暫く物事を考えないようにする。
「あっ……!此処だよ、私の部屋。」
うさみは少し身を乗り出し、一番近くにあった部屋の扉を指で指す。
特別な模様とかはしておらず、そこらと同じ普通の扉だった。
零衣は両手が塞がっていて、ドアノブを回せないことに気がついた。
一々降ろして、開けるのが面倒に思う。
「ここまででいいだろ?」
「うん!ありがとう、れいちぇる!!」
また、変な名前を言われるが、気にしててもキリがない。
零衣は腰を下ろし、うさみをそっと立たせる。
「じゃぁな。」
手を上げての別れの挨拶とかはなく、無表情でうさみに背を向け、歩いてきた廊下を戻っていく。
「本当にありがとう!!れいちぇるは優しいね!!」
大声で礼の言葉を言われるが、零衣は何とも思わない。
——『何も感じない。』
まず、『優しい』という言葉さえ分からない。
思い出そうとも思わない。
零衣はどんな言葉を返したらいいのか分からず、うさみの言葉を無視した。
- Re: Got Part -神の一部- ( No.138 )
- 日時: 2010/09/09 20:04
- 名前: 輝咲 ◆7kKwdRQzyk (ID: Wvf/fBqz)
●2章 part拾弐
——暫くして、零衣は再びロビーに到着した。
言ってたとおり、呉阿はロビーにいた。
零衣に背を向ける方向で、ソファーに腰を掛けている。
零衣が来たことを察知し、その場から顔も動かさずに話しかけてきた。
「どうした?浮かない顔をしているぞ。」
「——!!」
これで何度目だろうか。
零衣の行動や表情を、『先読み』されたのは。
「そろそろ話せよ。どうして私の行動や表情を、『視ていない』のに分かるんだ?」
「そうだったな。そろそろ話すか。」
楽しそうな声で話し終わると、呉阿はソファーから立ち上がる。
そして、ゆっくりと体を零衣に向けた。
呉阿の額には、包帯が巻かれていなかった。
そのことがあってか、視線が額の方へいってしまう。
「なっ——!!!」
零衣は酷く驚くと同時に、思考が停止してしまった。
体が固まって、動かない。
「この印、知っているだろう?」
「……。」
顎も固まって、返事が出来ない。
そう——まさか。
零衣の瞳と同じ、『銀色の十字架』が呉阿の額に刻まれているなんて——偶然にも程がある。
少しずつ回復する思考によって、こう考えられてきた。
(私と『同じ』能力——!?)
不運すぎるかもしれない。
あの女の声が言ってた事が本当なら、相当危険な存在になる。
——『神』という、空想上最強の者の能力を持っているのだから。
「そんなところまで知っているのか。意外だな。」
「御前また、その『神の能力』とかいうヤツで、私の思考を読んだのか……!?」
しっかり思考が回復した脳で考えた。
暫く物事を考えないようにしようと思っていた零衣だが、それは叶いそうにない。
「因みに、御前と私の能力は違う。御前の場合は、『視界』を活かした能力、私の場合は、『頭脳』を活かした能力だ。」
(なるほど——。)
大体、呉阿の能力がどんなのかが分かってきた。
多分、『考え』を中心とした能力だろう。
——ということは、零衣は『視る』を中心とした能力の筈だ。
何故だろうか——物凄く頭が切れる。
「良かったじゃないか。」
「まぁな。それで、無駄な会話が省ける。」
呉阿に先を読まれるのが慣れてきた。
零衣は眼帯を外し、『あの言葉』を唱えた。
「——神眼発動。」
イヤリングが砕け、あの『銀色の十字架』の瞳が現れる。
何をするのか、『予測』が出来ない呉阿は、少し身を構える。
「——やっぱりだ。」
零衣の視線は、呉阿の胸辺りにあった。
「姉さんと闘ってた時に、御前は現れた。突然、見知らぬ者が現れると、誰だって見知らぬ者を視る。——そん時だ、この眼に不自然なことが起きたのは。」
- Re: Got Part -神の一部- ( No.139 )
- 日時: 2010/09/12 22:08
- 名前: 輝咲 ◆7kKwdRQzyk (ID: sLRBYAgN)
●2章 part拾参
「……。」
呉阿は黙々と零衣の話を聞いている。
しかし、構えは解いていない。
「御前だけ、『炎』が視えないんだよ。——それが、ずっと喉がモゾモゾして嫌だったんだ。」
「……そうか。」
さっきとは違っていた。
——呉阿の態度が明らかに違う。
「何故だ? 御前の能力なら、こんな事も予測出来たんじゃないのか? それなのに、反応が少しおかしい。」
「鋭いな。そこは、遊衣と似てるな。アイツは御前程じゃないが、頭が切れるんだ。」
呉阿は苦笑した。
昔を思い出したかの様な表情だった。
零衣にはそんな事より、聞きたい事があった。
「そして、まだ疑問が残っている——。」
床を思い切り蹴り、呉阿の元へ間合いを詰める。
その途中で阿修羅を胸から抜き、喉に水平に振るう。
「っ……!!」
いきなりの奇襲で焦る呉阿。
ジャンプして、向かいにあるもう1つのソファーに着地する。
そんなのはお構いなしに、今度は体を真っ二つにするように縦に振るった。
「ぎっ……!」
手に汗を握りながも、咄嗟に胸から呉阿の武器、槍の『ラック』を引き抜く。
キィィィン!!
阿修羅の刃と、取り出しかけたラックの柄がぶつかり合った。
——やはり、大人の方が力は強い。
引き抜いたラックを力任せに振るう。
力に負けた零衣は、5メートル程飛ばされる。
それでも、零衣は見事に体勢を立て直す。
阿修羅を床に突き刺し、ブレーキ代わりにして止まる。
火花が飛び散り、床の大理石が削れていく。
吹き飛ばされたせいで、呉阿との距離がかなり空いた。
「物の扱いが悪いな……。それよりも、何故私に奇襲なんで仕掛けてきた?」
落ち着いた様子で、零衣に話しかけてくる。
もう奇襲はないと予知したのか、武器は構えていない。
「おかしいと思わないか? 『神の能力』は。」
「——?」
呉阿が問いかけた話とは、全く関係のない答えが返ってきた。
しかも、逆に零衣に問いかけられた。
よく分からない質問に、呉阿は何を言ったらいいのか分からない。
「——最強の能力と言えど、それ同士が闘えば、必ず『矛盾』というものが起こる。その事は『今』気がついた。だから——」
零衣はまた、呉阿との間合いを詰めていく。
そして、阿修羅を斜めに振るった。
今度は冷静に呉阿は攻撃を、ラックを両手で構えて受ける。
「それを今から正しいか確かめる。」
零衣は一度、阿修羅をラックから離し、コンボのように連続で阿修羅を振るいだす。
さすがに連続で攻撃を受けると、呉阿が押されていく。
「そんな事まで分かったのなら教えてやる。」
不利な状況なのに、呉阿は嘲笑い、ラックで零衣をなぎ払う。
さっきよりかは吹き飛ばされなかったが、また呉阿との距離が空く。
「たしかに、零衣のいうとおり、『神の能力』同士が闘えば、『矛盾』が起こる。
零衣も気がついているだろう? 私が『今』の零衣の動きを、予測できていないことに。」
呉阿は「今」という言葉を強調した。
何か、特別な意味を持ってそうだった。
「あぁ。気づいていた。」
「それが、一番の弱点なんだよ。『神の能力』同士が闘えば、能力が『中和』してしまうんだ。勿論、御前の場合もさ。」
今度は呉阿が、零衣に攻撃を仕掛けた。
当然のように、零衣は『左眼』を使って攻撃を視る。
——そこまではいつもどおりだった。
- Re: Got Part -神の一部- ( No.140 )
- 日時: 2010/09/10 17:05
- 名前: 瓦龍、>>輝咲 (ID: L4SkEqAF)
●参照500hit感謝祭!!
何時も有難う御座います。
此の度参照が500を突破しました!
応援して下さった皆様に感謝ですノノ
そんな皆様に大事な御報せが御座います。
今後番外編で使うであろうキャラを募集したいと思います((
出きれば沢山のキャラを採用したいです。
■投稿条件
壱:二次配布はなし
∟他スレで投稿、或いは使用しているキャラは受付不可
弐:変質な設定はなし
∟最強設定、性別不明
参:伽羅崩壊おk
∟設定等が異なる場合あり
四:お一人様一名
∟沢山の方が投稿できるように
上記の事項を守れる方にみお願いしますノノ
(※以上と下記の用紙が輝咲からの伝言です)
■オリキャラ用紙─────────────
*名前/読み[ ]
*性別/年齢[ ]
*性格[ ]
*容姿[ ]
*種族(動物/怪物)
[ / ]
*特技(武術/魔術)
[ ]
*一人称/二人称[ / ]
*零衣達との関係[ ]
*sample voice
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