ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Ruin〜破滅〜【完結:番外編連載中】
- 日時: 2011/08/09 18:30
- 名前: ルナ (ID: e83t2LuI)
はじめまして。ルナと申します。
初めてここで小説を書くので、色々わからないことがありますが、宜しくお願します。
まず、この小説の注意事項です。必ず読んでください。
*かなり好みが分かれると思います。
*時々ギャグです。でも、基本はシリアスな感じです。
*少々グロイところがあるかもしれません。
以上でも「大丈夫!」という方は、小説を読んでくれるとうれしいです。
ここで、ちょっとした登場人物の紹介をしたいと思います。
【主人公】
名前:Ruin
容姿:銀で長い髪。瞳は赤。ネコ耳としっぽが付いているのは誰かさん の趣味。水色のふわっとしたワンピースを着ている。
【その他】
名前:小川 学
Ruinの父で、最高の科学者。故人。
名前:松田優美
Ruinの新しい引き取り手。20代前半の新米科学者。
名前:天城直弥
松田博士が想いを寄せている男性。Ruinは相当彼を憎んでいる。
時代は平成です。Ruinはサンフランシスコから東京に引っ越してきました。
どうぞ、宜しくお願い致します。
お絵カキコ4号館にRuinの絵があります。気になる人は見てみてください。
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- Re: Ruin〜破滅〜 ( No.16 )
- 日時: 2011/01/14 18:10
- 名前: 茉莉花 (ID: 7K.EniuH)
ルナさまへ
丁寧なお返事ありがとうございます。ルナさま……受験なんですね。私もです。受験勉強、頑張ってください!
- Ruin〜破滅〜【第4章 それぞれの過去。 第2話】 ( No.17 )
- 日時: 2011/01/15 10:10
- 名前: ルナ (ID: FIlfPBYO)
リビングへ行くと、すでに朝食が出来ていた。テレビを見ていた松田博士は、リビングに入ってきた私に気がついて、
「あ、Ruinおはよう。ご飯できてるよ!早く食べよう。」
松田博士の食事を見てみると・・・まったく手をつけていない。待っていてくれたのか。私を。
「ほらほら!」
笑顔で松田博士が手招きしてる。私も席につく。
「「いただきます。」」
日本では必ず物を食べる前にこう言う。全ての命に感謝して『いただきます』。素晴らしい言葉だと思う。『もったいない』も、今全世界に広がりつつあるが、この『いただきます』も広がっていくべきだと思う。今日の朝食は豆腐とわかめのお味噌汁、焼き鮭、ほうれん草のおひたし。和食だ。和食は好きだ。ヘルシーだし、味もそんなに濃ゆくない。
こんな素晴らしい朝食でありながらも、やはり会話は0。2人とも黙りこくっている。なんとなく松田博士の方だけを向くのは気まずい気がしたので、ふと、写真たての方を向く。
こんなところに写真たてなんてあったんだな・・・。と思いつつ写真を眺める。多分、幼い頃の松田博士だろう。小さい頃から今と同じショーットカットだったんだな。
運動会の写真、遠足の写真、卒業式の写真・・・。色々な思い出。
あれ・・・そういえば・・・。
少し写真に違和感を感じたので、松田博士に聞いてみることにした。
「あの、」
「何!?Ruin!」
食事中に私のほうから話しかけたのは初めてだったので、松田博士の顔がうれしそうになる。
突然変わった表情と声の調子に驚きつつも、私は質問を続けた。
「写真に・・・幼稚園卒園以降の写真には、松田博士のお母さんらしき人が写っていないのですが・・・。何故ですか?」
そう聞いた途端に、さっきまでキラキラと輝いていた松田博士の表情が、曇る。
何かまずいことを聞いたのだろうか・・・。
それよりだ。本当に幼稚園卒園以降の写真には、松田博士の母らしき人が写っていない。ところが、中学校からの写真には、松田博士の父らしき人とともに、別の女の人が写っているのだ。これは、まさか・・・。
ふぅ・・・。
と溜息をついてから、松田博士は寂しげに
「私の母は・・・私が幼稚園を卒園した後に・・・」
自殺したのよ。
その言葉に、私はただ、ただ、驚くことしか出来なかった。
楽しいはずの朝食が。
- Re: Ruin〜破滅〜 ( No.18 )
- 日時: 2011/01/16 14:30
- 名前: NID2号& ◆.uifgOrsj6 (ID: bzUOxLTb)
これからどう展開していくかwktkだよ!
私も頑張らなきゃ(`・ω・´)
では、ちょくちょく来ますね^^
- NID2号さまへ ( No.19 )
- 日時: 2011/01/17 14:21
- 名前: ルナ (ID: FIlfPBYO)
心温まる感想、ありがとうございますww
これからも出来るだけ更新したいと思います。
ありがとうございました。
P.S NIDとしてまだまだ頑張ろうねww byNID1号
- Ruin〜破滅〜【第4章 それぞれの過去。 第3話】 ( No.20 )
- 日時: 2011/01/17 14:41
- 名前: ルナ (ID: FIlfPBYO)
「これは・・・ちょっと暗い話だから、ご飯食べたあとにするね。」
「・・・。はい。」
ちょっとだけ気まずくなってしまった食卓。
いや、私がこの話題を振る前も気まずかったと言えば気まずかったのだが、そのときの気まずさとはまた違う気まずさなのだ。これが。
何とか少しさめて味が落ちてしまったお味噌汁を2人とも飲み終え、片付けた後に松田博士の部屋へ行く。
バタン。
ドアの閉まる音がした。
「さてと・・・どこから話そうかな。」
そういった松田博士は、ちょっと間をおいた後、こう話した。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
まだ幸せだったときから話そうかな。私がまだ小さい頃は、家族3人とも仲がよかったわ。父が笑い、母も笑い、そして私も笑っている・・・。それが、当たり前だと思っていたわ。
でもね、当たり前だと思っていたのは私だけだったみたい。今思えば、随分前から、この幸せは崩壊しつつあったのよね。日に日に母の体に傷が出来ていくから、おかしいな、とは思っていたのだけれど。
母は、父に暴力を受けていたのよ。
『どうしたの?』って聞いても母は強がって、『なんでもないのよ。ちょっと・・・転んだだけなの。』と言ってごまかしていたわ。だけど・・・父の暴力は日に日に強くなっていって・・・。傷の数も増えて・・・。でも、私には気付かれないよう、精一杯笑っていたわ。私も・・・それにだまされたふりをしていた。本当は気付いていたのよ。でも、知らないふりをした。つらかった。私も。父が母を殴る音を隣の部屋から毎晩聞いていて、狂いそうになったわ。
そんな日々が続いていくうちに・・・・母はもう、生きる希望をなくしてしまった。そして、私が幼稚園を卒園したその日に・・・死んだのよ。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
『ママ、ママ!ただいまぁ。見て見て!あたし、今日幼稚園卒園できたんだよー!』
し・・・ん
『あれ、ママ?いないのー?』
ガチャリ
『ママー?・・・・!』
『いやあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあっ!』
届かなかった。小さな叫び。
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