ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Ruin〜破滅〜【完結:番外編連載中】
- 日時: 2011/08/09 18:30
- 名前: ルナ (ID: e83t2LuI)
はじめまして。ルナと申します。
初めてここで小説を書くので、色々わからないことがありますが、宜しくお願します。
まず、この小説の注意事項です。必ず読んでください。
*かなり好みが分かれると思います。
*時々ギャグです。でも、基本はシリアスな感じです。
*少々グロイところがあるかもしれません。
以上でも「大丈夫!」という方は、小説を読んでくれるとうれしいです。
ここで、ちょっとした登場人物の紹介をしたいと思います。
【主人公】
名前:Ruin
容姿:銀で長い髪。瞳は赤。ネコ耳としっぽが付いているのは誰かさん の趣味。水色のふわっとしたワンピースを着ている。
【その他】
名前:小川 学
Ruinの父で、最高の科学者。故人。
名前:松田優美
Ruinの新しい引き取り手。20代前半の新米科学者。
名前:天城直弥
松田博士が想いを寄せている男性。Ruinは相当彼を憎んでいる。
時代は平成です。Ruinはサンフランシスコから東京に引っ越してきました。
どうぞ、宜しくお願い致します。
お絵カキコ4号館にRuinの絵があります。気になる人は見てみてください。
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- ショコラ様&七詩様 ( No.36 )
- 日時: 2011/02/11 09:41
- 名前: ルナ (ID: XvkJzdpR)
感想、ありがとうございます。
受験勉強も、更新も頑張っていこうと思いますので、どうか宜しくお願します。
- Ruin〜破滅〜【第5章 思い出のあの丘で 第2話】 ( No.37 )
- 日時: 2011/02/11 09:52
- 名前: ルナ (ID: XvkJzdpR)
「これ着て!」
「・・・え。」
松田博士がクローゼットを探っていた末に私の目の前に差し出されたのは、チェックのワンピースと白いつばの広い帽子だった。
「何故これを。」
松田博士が着るのでは?
「だって、前映画に行ったときも帽子で耳隠したでしょ。その格好だと目立っちゃうから。」
あぁ、そういえばそうだったな。さっき「洋服を選ばなくっちゃね!」と気合を入れていたのは私のためだったのか。
「私も早く着替えるから・・・。Ruinも、早めにね?」
「はい。わかりました。」
松田博士からワンピースと帽子を受け取り、自室へと向かう。
「うわぁ、すっごくかわいい!」
「そ、そうですか・・・?」
着替え終わって部屋から出ると、そこにはもうすでに松田博士がいた。私も結構早く着替えた方だと思ったんだが・・・。松田博士は一体どのぐらいで着替えたんだろうか。
「松田博士も似合ってますよ。」
「えへへ、そうかな?ありがとう。」
松田博士は元々顔がいいから何でも似合う。
「じゃあいこうよ。」
「えぇ、そうですね。」
そう言い、ドアを開けて外に出る。
互いの思い出の場所へ。
- Re: Ruin〜破滅〜【番外編アンケート終了】 ( No.38 )
- 日時: 2011/02/11 10:19
- 名前: スサノオ (ID: pIrKYmvX)
こんにちわw
いやあw創造通りというかw創造以上というかw
かなり暴れましたねえw
はいw周りの観客の痛い視線が目に浮かんでくるようですw
松田博士と映画に行くと疲れると(メモメモ
いやあwありがとうございます!
読んでるほうも愉しかったですw
頑張って更新してくださいねw
応援してますよーw
- スサノオ様へ。 ( No.39 )
- 日時: 2011/02/11 23:19
- 名前: ルナ (ID: XvkJzdpR)
暖かい感想、ありがとうございますww
また元気が出ました。勉強もしつつ、更新していこうと思います。
頑張ります^^
- Ruin〜破滅〜【第5章 思い出のあの丘で 第3話】 ( No.40 )
- 日時: 2011/02/16 16:46
- 名前: ルナ (ID: XvkJzdpR)
どのくらい経っただろうか。まだ松田博士の思い出の場所にはたどり着いていない。今、私達は東京の都心のビル街を抜け、少し視界の開けたところまできている。
思い出の、場所。
松田博士はその場所に一体どんな思い出があるのだろうか。
一方で、私の思い出のあの丘らしきところはまだ見つからない。今までにいくつも丘があったのだが、どれも違う。関東にはないのだろうか。だとしたら、どこに。
ふと、松田博士の車が左折する。標識には、『蒼が丘 別名愛の丘』とあった。あぁ、松田博士の思い出の場所ってここなのか。別名の通り、ここは縁結びによいとして結構有名らしい。何か彼氏との思い出でもあるのだろうか。
駐車場で止まる。緩やかな坂を上っていくと、そこに現れたのは・・・
「!!」
あの時父と見たときと変わらない、あの風景。
偶然にも、私と松田博士の思い出の場所は同じだった。これは、本当に偶然なのだろうか?もしかしたら、運命かもしれない。
そうだと、いいな。
驚きを隠せない私に、松田博士が後ろから声をかける。
「どう?綺麗でしょ・・・。まだ母が生きていたときに、家族3人でよく来たものよ・・・。私と、私の周りはどんどん変わっていくけれど、ここの夕日の美しさだけはずっと変わらないわ・・・。」
懐かしそうに、嬉しそうに、そしてどこか寂しげな色を瞳に宿して、松田博士は夕日を眺めていた。
私も、10年経っても全く変わらない夕日を、飽きることなく眺めていた。
「そうだRuin、写真撮ろうよ!」
「はい。」
松田博士がカメラをセットする。
「せーの、はいチーズ!」
パシャリ
「うん、うまく撮れてる。」
「見せてください。」
カメラのディスプレイには、綺麗な夕日をバックに笑う、松田博士と私が写っていた。
また私、笑えるようになったんだな・・・。
「帰ろっか。」
「そうですね。」
その時私ははじめて、自らの意思で手を繋いだ。
++++++++++++++++++++++++++++++++++
『ねぇ、ママ!みてみて、銀色の髪のお姉ちゃんがいるよ!外国人なのかなぁ?』
『こ、こら!優美!!人を指差してはいけません!』
『ははは、まぁいいじゃないか。それより、写真撮るぞー!』
『はーい、パパ!』
『お父さん、あの人たちは・・・?』
『あぁ、あれかい?あれはね・・・『家族』というものなんだよ。』
『『家族』・・・?』
『そうだ。強いて言えば・・・。私と、Ruinのようなものだな。』
『私と・・・お父さん?』
『そうだよ。さぁ、そろそろ帰ろうか。』
『・・・!うん!』
『「まさか、この幸せが壊れるなんて。」』
『「幸せは、当たり前なんかじゃなかった。」』
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