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Ruin〜破滅〜【完結:番外編連載中】
日時: 2011/08/09 18:30
名前: ルナ (ID: e83t2LuI)

はじめまして。ルナと申します。
初めてここで小説を書くので、色々わからないことがありますが、宜しくお願します。

まず、この小説の注意事項です。必ず読んでください。
*かなり好みが分かれると思います。
*時々ギャグです。でも、基本はシリアスな感じです。
*少々グロイところがあるかもしれません。
以上でも「大丈夫!」という方は、小説を読んでくれるとうれしいです。

ここで、ちょっとした登場人物の紹介をしたいと思います。
【主人公】
名前:Ruin
容姿:銀で長い髪。瞳は赤。ネコ耳としっぽが付いているのは誰かさん   の趣味。水色のふわっとしたワンピースを着ている。
【その他】
名前:小川 学
Ruinの父で、最高の科学者。故人。

名前:松田優美
Ruinの新しい引き取り手。20代前半の新米科学者。

名前:天城直弥
松田博士が想いを寄せている男性。Ruinは相当彼を憎んでいる。

時代は平成です。Ruinはサンフランシスコから東京に引っ越してきました。

どうぞ、宜しくお願い致します。

お絵カキコ4号館にRuinの絵があります。気になる人は見てみてください。

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七詩さまへ ( No.56 )
日時: 2011/03/29 18:39
名前: ルナ (ID: XvkJzdpR)

そうなんですか!?
詳しくは言わなくても大丈夫です。ただ、安否が知りたかったので・・・。七詩さまが来られなくなるのは寂しいです・・・。ですが、しかたないですしね・・・。
どうか、見られなくなっても私のことを応援していてください。私も、九州から応援しています。
・・・いつも以上に文章おかしくてすいません。

Ruin〜破滅〜【第7章 『破滅』への序章 第2話】 ( No.57 )
日時: 2011/04/03 16:33
名前: ルナ (ID: XvkJzdpR)

「やぁ、はじめまして。Ruinちゃん。」
天城直弥・・・。顔は中の上、って所だな。
「どうも。はじめまして。」
ニコニコと天城直哉は笑いながら私に手を差し出してきた。握手、といったところか。
あぁ、この手を思いっきり撥ね退けられたらどんなにいいだろうか。だが、そんなことをしたら後で松田博士が怖い。一応握手する。

・・・気持ち悪い。

あとでしっかり手を洗わなくちゃな・・・。洗うだけじゃ落ちなさそうだ。
「さぁさ、天城さんどうぞ中へ。」
「では、お言葉に甘えて。おじゃましまーす。」
リビングへと歩いていく2人の3歩後ろぐらいのところからついていく。本当に苛々する・・・。
ふと、1つ疑問に思うことがあった。ここは一応研究所ではあるが、そこまで設備はいいものではない。それに、松田博士はまだ新米で無名だ。一体天城直弥は何が目的でここに来たのだろうか。

・・・私か?

いいや、まさかな。頭に思い浮かんだ一つの『答え』を振り払う。一昔前は、私のことを知っている研究者も多かったが、今や私のことは忘れられつつある。日本で私のことを知っているのは、一部の有名な研究者と、松田博士ぐらいだろう。
こんなちっぽけな新米研究者が私を知っているわけがない。こいつがもし私を知っていたら笑ってやる。

知ってるわけ・・・ないよな・・・。

私は自分で自分を説得させつつも、やはりこの不安をぬぐえないままだった。

なんだかこの天城直弥との出会いが、ただの出会いではないような気がしてならなかった。

Ruin〜破滅〜【第7章 『破滅』への序章 第3話】 ( No.58 )
日時: 2011/04/22 17:56
名前: ルナ (ID: XvkJzdpR)

松田博士は一通り天城直弥に研究所の説明を終えてから、昼食を作っていた。リビング内にいい匂いが漂う。
私と天城直弥は同じソファーに座っている。隣のに座れよ。そう言いたかったがやめた。
何も会話がないまま(するわけもないが)、私はただぼんやりとテレビを見ていた。
「ねぇねぇ、Ruinちゃん。」
「・・・。なんですか。」
話しかけんなよ。思い切り睨みつける。
「あっははははは。そんなに睨まない、睨まない♪」
なでなで。
げっ。こいつ頭撫でてきやがった!!
「離してくれませんか?」
「あぁ、頭撫でられるのはいやだった?」
お前にだけはな。天城直弥の手が頭から離れる。
「ねぇ・・・Ruinちゃんってサンフランシスコから来たんだよね。」
「・・・?はい・・・。」
サンフランシスコ。懐かしい名前が出た。懐かしくもあるが、嫌な事も思い出させる。私を見る研究者達の目。あんな汚らしい目を出来るのは大人だけだろうと思った。
しかし・・・。何故知っている?私の情報は極力外に出ていないのだが。
「松田さんから聞いたんだよ。君、他にもいろんな研究所を転々としたんだってね。何があったんだい?人でも殺したのかい?」
「・・・。」
松田博士・・・。と思った。そうやすやすと人に私の情報を流すなよ。
しかし・・・何故私が各国を転々とした理由に人殺しが出てくるのであろう。私は人殺しに手を出したことはない。
「いいえ。ただ・・・。研究を邪魔してやっただけなんです。」
「へぇ?でもさ、君は『心』を持っている以外にも何か別の力を持っているんじゃないの?」
「!!!!?」
こいつ、私の中に眠っている『あの力』について何か知っている!??
天城直弥・・・まさか。
「あの、「お昼できたよー!」・・・。」
肝心なときに・・・。
「わぁ!美味しそうですねー♪」
天城直弥がテーブルの方に向かう。結局私が聞きたいことは何一つ聞けなかった。
「・・・。」
あとで機会があれば聞いてみるか・・・。もしかしたら、私の父と何か関係があるのかもしれないし・・・。この力が何なのか、知っているかもしれない。

破滅まで・・・あと少し。

おわび ( No.59 )
日時: 2011/06/01 17:17
名前: ルナ (ID: bSF/F1B1)

しばらくの間更新なくてすいませんでした。前使っていたパソコンが壊れてしまって。
本当に申し訳ございませんでした。小説は明日にでもうpしようと思います。

Ruin〜破滅〜【第8章 『破滅』への序章 第4話】 ( No.60 )
日時: 2011/06/08 19:37
名前: ルナ (ID: bSF/F1B1)

「…。」
相変わらず、松田博士は天城直弥と話しっぱなしだ。

もうすでに私の皿は空である。何もすることがない。2人を眺めていてもイライラが募るだけなので、私は部屋に行くことにした。
「ごちそうさま。」
「あれ?Ruinもういいの?」
「あぁ。私は部屋に行っておく。」
バタン。わざと音を立てて扉を閉める。

自室にて。
自室に戻ったはいいが、自室でも何もすることがない。
…寝るか。
寝て少しエネルギーをチャージしたほうがいいだろう。
そう思い、私は目を閉じた。

しばらくして。

コンコン

誰かが私の部屋をノックした。ふと、時計を見るとすでに午後4時。約2時間半寝ていたのか。
しかし、こんな時間に誰だ?松田博士か?
「どうぞ。」
「やぁ。」
うげっ。
「…天城さん、何の用ですか。」
「いや〜一応君にも聞いておいたほうがいいと思ってさ〜」
何をだ。
「えっとね、今度の土曜日…。君たちを僕の研究所に招待しようと思うんだ。松田博士は来るってさ!君もどう?」
は!?誰が行くか!!…と返してやりたいと思ったところだが、こいつの研究所に松田博士一人で行かせるのも危険だ。だったら私に残された選択はただ一つ…。
「…行く。」
「本当かい!?じゃあ、今度の土曜日楽しみにしているよ!またね!!」
それだけ言うと、天城直弥は去って行った。

今度の土曜日…か。

この日に、決着がつきそうな気がする…。

そんな思いのする、『破滅』への序章の終わり…。


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