ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Ruin〜破滅〜【完結:番外編連載中】
- 日時: 2011/08/09 18:30
- 名前: ルナ (ID: e83t2LuI)
はじめまして。ルナと申します。
初めてここで小説を書くので、色々わからないことがありますが、宜しくお願します。
まず、この小説の注意事項です。必ず読んでください。
*かなり好みが分かれると思います。
*時々ギャグです。でも、基本はシリアスな感じです。
*少々グロイところがあるかもしれません。
以上でも「大丈夫!」という方は、小説を読んでくれるとうれしいです。
ここで、ちょっとした登場人物の紹介をしたいと思います。
【主人公】
名前:Ruin
容姿:銀で長い髪。瞳は赤。ネコ耳としっぽが付いているのは誰かさん の趣味。水色のふわっとしたワンピースを着ている。
【その他】
名前:小川 学
Ruinの父で、最高の科学者。故人。
名前:松田優美
Ruinの新しい引き取り手。20代前半の新米科学者。
名前:天城直弥
松田博士が想いを寄せている男性。Ruinは相当彼を憎んでいる。
時代は平成です。Ruinはサンフランシスコから東京に引っ越してきました。
どうぞ、宜しくお願い致します。
お絵カキコ4号館にRuinの絵があります。気になる人は見てみてください。
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- Ruin〜破滅〜【第3章 映画鑑賞会 第1話】 ( No.11 )
- 日時: 2011/03/12 14:10
- 名前: ルナ (ID: XvkJzdpR)
・・・とまぁ、松田博士の部屋に来たまではよかったのだが、まだ私と見るDVDが決まっていない。かれこれ1時間ぐらい悩んでいる。
「うーん、これもいいんだけどなあ・・・こっちも最近見てないし・・・どーしようかなー」
別に待つのはいい。だが凄く退屈だ。私、もう部屋に帰ってもいいか?
「よし、Ruinに聞こう!Ruin〜、ここの中で何が見たい?」
1時間も迷うくらいなら最初から私に聞いて欲しい。
そう思いつつ、DVDが入っている棚のところまで足を運ぶ。
たくさんあるな・・・もともと映画好きなのだろうか。確かに、この中からどれかを選べ。と言われたら軽く1時間はかかりそうだな。納得。
ふと、目に留まったものがあった。それを取ってみる。『ナルニ●国物語』・・・。タイトルからして明らかにファンタジーだ。
「? Ruin、それが観たいの?」
「え・・・?はい、まあ。」
別に特別観たいと言うわけではなかったが、これ以上悩むのも時間の無駄なので頷く。
「そうなんだ・・・へえ、Ruinって意外とファンタジー好きなんだね!」
誤解しないでほしい。私は別にファンタジーは好きではない。・・・嫌いでもないが。
「私も、この話好きなんだよね〜♪」
上機嫌に鼻歌を歌いながら、松田博士はDVDレコーダーに電源を入れ、DVDを入れる。
テレビ画面は『読み込み中』と表示した後に、『DVD』と表示した。
2人きりの鑑賞会の始まり。
- Ruin〜破滅〜【第3章 映画鑑賞会 第2話】 ( No.12 )
- 日時: 2011/01/26 16:05
- 名前: ルナ (ID: XvkJzdpR)
感想から言う。面白かった。
でも面白かったのは映画だけではない。何が面白かったのかって?もちろん、DVDを見ているときの松田博士のの反応だ。
笑えるシーンではおおいに笑い、泣けるシーンではこれでもかと言うほど号泣し、驚いたときは「わっ!」と大声で驚くし・・・。
私がアンドロイドだからよかったものの、人間だったら文句を言われるぞ。確実に。映画館に行ったら松田博士はきっと迷惑がられるだろうな・・・。でも、松田博士はそんなの気にしないような気がする・・・。なんとなくだが。
ま、感受性豊かなのはいいことだ。きっと、幸せな人生を送ってきたのだろう。
「ねえ、RuinRuin、」
「? なんですか。」
部屋に戻ろうとしたら声をかけられた。なんだろうか。私は早く部屋に戻りたいのだが。
「映画、どうだった?」
「どうだったって・・・。面白かったですよ。普通に。」
とりあえず素直に感想の言葉を並べる。「どのへんが?」と聞かれたら面倒だな・・・と思っていたが、松田博士はその感想を聞いて満足したようで、
「そっか♪面白かったのなら良かった。また観ようね!」
と言ってきた。別に断る理由もないので、
「ええ、いいですよ。」
肯定の返事を述べ、自室に戻る。
次は何を観ようか・・・。部屋に戻りながら、私はそんなことを考えていた。今までの私にはない変化だ。
彼女との、心の距離が少し縮まったとある1日。
- Ruin〜破滅〜【第4章 それぞれの過去。 第1話】 ( No.13 )
- 日時: 2011/01/12 16:07
- 名前: ルナ (ID: FIlfPBYO)
ダダダダダダッ ダンダンッ
研究所内にに響く無機質な銃声。
ダンッ ダンッ
私を守るために、自らも戦う私のお父さん。どうしてこんなことになっているの?
『お父さん、早く逃げよう?こんなところにいたら死んじゃうよ。』
『いや、ダメだ。今逃げたらまたお前は狙われる。ここで戦わなければ・・・』
『だったら、私のあの力で・・・『ダメだ!』・・・!』
お父さんに怒鳴られて、私は縮み上がった。
『私は、お前にはその手を血で染めてほしくない。やはり、あの人の言うことなど聞くべきではなかった・・・。』
『?』
何のこと?あの人・・・って誰?その人と約束したから、私はこの力を持っているの?
『とにかく、お前はここにいろ。もうすぐ・・・終わるから。』
そういって駆け出したお父さん。そして聞こえるいくつもの銃声。
『お父さん!お父さん!・・・いやぁ!お父さん——!!』
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「・・・。」
嫌な目覚めだ。どうしてあのときの事を夢に見たんだ・・・。10年にたった今になって・・・。
あのとき・・・そう、私の父が死んだ日。
あの時私は、『あの力で』って言ってたから・・・殺しに関する力を持っているのだろうか。
「・・・。」
私はアンドロイドだから、今まであったこと全てを覚えているのだが・・・。どうしてもこのことだけは思い出せない。何かに阻まれたように・・・答えにたどり着こうとするたびにあいまいになる。そのたびに私はいらいらする。
「朝食食べに行こう・・・。」
考えるのはやめた。イライラが募るだけだ。
いつの間にか、私が松田博士と一緒に食事を取るのが当たり前になっていた。父が生きていたときのように。
私もまた人間らしく・・・?
- Re: Ruin〜破滅〜 ( No.14 )
- 日時: 2011/01/12 22:44
- 名前: 茉莉花 (ID: Tzn/2JVm)
こんばんわ。小説、読ませていただきました。 DVDを二人で観るシーンとか、ほのぼのしててすごく可愛かったです。Ruinちゃんが幸せになることを祈って(?)ます。
読ませていただきありがとうございました。 続き、楽しみにしています☆
- 茉莉花さまへ。と、皆様にお知らせ。 ( No.15 )
- 日時: 2011/01/14 16:17
- 名前: ルナ (ID: FIlfPBYO)
茉莉花さま、感想ありがとうございます。これからも頑張りますので、応援宜しくお願します。
あと、皆様にお詫びです。これから1年間ほど、受験勉強のため更新が遅くなります。読んでくださる方々、大変申し訳ございませんが、ご理解のほど宜しくお願します。
これからも、『Ruin〜破滅〜』をよろしくおねがいします。
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