二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

鋼の錬金術師〜生き残った少女〜
日時: 2010/05/04 13:40
名前: 香菜 (ID: ot2SupHm)

 はじめまして。
香菜(かな)です。
 機械音痴で、PCを打つのがやっとの新米ですがよろしくお願いします。

  *注意*
1.オリキャラ有です。
2.中傷等はやめて下さい。
3.まだまだ新米なので下手だと思いますが、それでも良かったら見てください。
4.のんびりやなので更新がゆっくりになると思います。それでも良かったら見てください。
5.「この小説、鋼の錬金術師の何話目辺りの話なの?」等の質問は無しにして下さい。

・・・以上です。
 あと、オリキャラを募集しています。
いいキャラがあったら、名前・性別・容姿・性格などなど教えて下さい。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33



Re: 鋼の錬金術師〜生き残った少女〜 ( No.93 )
日時: 2010/07/07 19:44
名前: ななしば (ID: 7ZYwzC8K)

 ごめんなさい。とか言って、凶器は、まだあったですよ。
 すごーく重くて堅くて、他人の足を踏んだ時、凶器に変わるですよ。無意識のうちに。
P,S
  ちーsも魁菜も、香菜sも、激スゴ!!ゴールドランクです。私は、超低級。

Re: 鋼の錬金術師〜生き残った少女〜 ( No.94 )
日時: 2010/07/07 21:05
名前: 香菜 (ID: ot2SupHm)

 ななしばさん、そんなこと無いですよ!
私の方が低級です。

 よく精神年齢が小学生だとか言われるし・・・

Re: 鋼の錬金術師〜生き残った少女〜 ( No.95 )
日時: 2010/07/07 21:17
名前: ななしば (ID: 7ZYwzC8K)

 いえいえ、超ド級です!精神年齢小学生!?んなことないぞ!!
(ちなみに、中1の私だが、精神年齢丸っきり、小6っす。)

Re: 鋼の錬金術師〜生き残った少女〜 ( No.96 )
日時: 2010/07/07 21:47
名前: 香菜 (ID: ot2SupHm)

 第二十二章

 しばらくの間ライリーとマリアナを待っている時に、
エドとアルの二人が聞いたのは何やら揉めている声だった。


 進展があったのは、待ちくたびれたエドが外に出ようとしている時だ。

「だぁかぁらっ!!ダメですってば!」

 そう怒鳴るマリアナの声がした後に、部屋から誰かが飛び出してきた。

「「えっ?・・・マリアナ?!」」

 短い間に随分とマリアナは変貌していた。

赤いリボンの付いた黒いシャツの上に、薄青色のカーティガンを羽織っていて、
同じく薄い朱色のスカートを穿き、赤い飾りの付いた茶色のブーツを身に着けていた。

 服装だけでこれほど人は変わるのかと二人が思う程の姿だった。

 しかし、頭は布を巻いたままだ。

布を精一杯手で覆ったまま、マリアナはエドの背後に隠れた。

 マリアナを追って、ライリーも部屋から出てくる。

その手に握っているのは白いレースで縁取られただけの、
シンプルな赤いリボンだ。

「何でダメなの?いいじゃん、髪飾り付けるくらい。
 それに、その布ダサいし」

 そう言ってエドを挟み、
マリアナを捕まえる為にライリーはじりじりと寄って来る。

「・・・だって、見られたら殺される・・・・」

 そう呟いて、更にライリーの魔の手から逃れようとするマリアナの手を取り、
エドは急に言い出した。

「・・えっ・・と・・さ、この家にウィッグってあるか?」

「えっ?あるけど・・・?」

 急に言われた言葉に動揺してライリーに、
エドの言おうとしている事を悟ったアルが話を続けた。

「あの・・実はマリアナ、人に髪を見られたくないみたいで・・だから、その・・髪を隠す為に・・・」

「何で?理由は?」

 納得のいかないライリーが喰いかかる。

「えっ?えっと・・それは・・・」

 咄嗟に口走った事なので、理由など考えていない。

そんなアルをフォローする為にエドが言った事は、随分酷かった。


「実はマリアナ、若白髪が多くて恥ずかしいから髪を見られたくないんだっ!」

 ・・・何と言うフォローの仕方だろう。

この時、生まれて初めてライリーは他人の頭が心配になった。

Re: 鋼の錬金術師〜生き残った少女〜 ( No.97 )
日時: 2010/07/11 08:42
名前: 香菜 (ID: ot2SupHm)

 第二十三章

 ここは、東部と南部の境にある森の中。

森は深く崖も多いために人が入ってくる事はなく、
迷いこんだら帰ってくる者はいない。

 そんな森の中心部に大きな屋敷がある。

だいぶ古くなっており、レンガには蔦が絡まっていた。

中は勿論埃だらけで窓ガラスの殆どが割れている。

 そんな部屋しか無い中で、一箇所だけ埃を被っていない部屋があった。

青や赤のステンドグラスがはまり、
そこから差し込む日光が床を明るく照らしている。

 非現実的な美しさの中に一つだけ異様な物が紛れこんでいた。 


・・・人である・・・

 グルングルンにカールした豪奢な金髪はその人の腰より長く、
澄んだ青い瞳を彩る睫毛は長く細い。

まるで人形のような・・・美しい人だった。

 百六十センチメートルほどしかない身長に合わず、
己の三倍以上ある長い裾のピンク色のドレスを着ている。

ドレスの裾にあわせて座っている椅子の足も長い。

 暇そうに足をブラブラと揺らしているその人は、
手足に鎖をはめていてその音だけがジャラジャラとやかましい。




「・・ずいぶん情けない姿だね〜《娯楽》のマーダー」

 不意にその人の後ろから声がした。

その声が言う名前を聞いたとたんに今まで動かなかった腕が、
常人には見えない速さで動く。

 背後から呑気に歩いてきた少年は、
瞬間的に投げられた短刀に反応できずに足に傷をつけた。

「痛って〜な!
 一応兄妹なんだからこんな物騒な物投げるなよ」

「・・・・黙りなさい、エンヴィー。
 それと、その名で呼ばないで欲しいのですけれど」

「だったら何て呼ぶんだよ」
 
 エンヴィーと呼ばれた少年が呆れて言うと、
その人は急に人間味のある笑みをこぼして話し始めた。

「エリザベスとか〜、ヒューリアとか〜・・」

 延々と名前を言い続けるその人を完全に無視して、
エンヴィーは話を続けた。

「・・・で?わざわざここまで呼びつけた用件は?」

「もう。エンヴィーたっら、急にお仕事熱心になっちゃって」
 
 その人はゆっくりと微笑むと言った。

「・・・カバラ人を見つけたから、捕獲に行きたいの。
 許可、して頂けるわよね?」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33



この掲示板は過去ログ化されています。