二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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鋼の錬金術師〜生き残った少女〜
日時: 2010/05/04 13:40
名前: 香菜 (ID: ot2SupHm)

 はじめまして。
香菜(かな)です。
 機械音痴で、PCを打つのがやっとの新米ですがよろしくお願いします。

  *注意*
1.オリキャラ有です。
2.中傷等はやめて下さい。
3.まだまだ新米なので下手だと思いますが、それでも良かったら見てください。
4.のんびりやなので更新がゆっくりになると思います。それでも良かったら見てください。
5.「この小説、鋼の錬金術師の何話目辺りの話なの?」等の質問は無しにして下さい。

・・・以上です。
 あと、オリキャラを募集しています。
いいキャラがあったら、名前・性別・容姿・性格などなど教えて下さい。

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Re: 鋼の錬金術師〜生き残った少女〜 ( No.48 )
日時: 2010/05/28 20:51
名前: 香菜 (ID: ot2SupHm)

 第十三章

 マリアナが歩いて行ったのは、
始めに会ったあの穴だった。

その穴の中で、
手元は見えないが何かをしているのが分かった。

 よくよく見るとマリアナが運んでいたのは砂浜の白い砂だという事が分かった。

彼女はその砂を人体錬成の形に掘った溝に落としていった。

 だんだん暗い中に白い錬成陣が浮かび上がってくる。

「もしかして・・・」

 エドがアルに聞えるほどの小さな声で囁いた。

「マリアナはまた人体錬成を行おうとしているのか?」

 手に乗せた砂が無くなったので、
また砂を取りに外へ出ようとしたマリアナは穴の外でたたずむ二人に気がついた。

「エルリックさん?・・アル?」

 マリアナはなぜかエドをエルリックと呼ぶのだ。

「何でここに?
 どうかしたの?」

「マリアナ・・・」

「えっ?」

 深刻な表情をするエド達にマリアナは眉を顰めた。

「・・・一体どうし・・た・・・」

「お前、
 もう一度人体錬成をしようとしているのか?」

 その言葉に彼女は言葉を失った。

Re: 鋼の錬金術師〜生き残った少女〜 ( No.49 )
日時: 2010/05/28 22:57
名前: ちー ◆m6M0e7LQrQ (ID: DqcsCYhG)

えぇwっっ!もう1回人体錬成!?
ダメダメダメダメ!!やっちゃだめだよw!!
マリアナちゃん、目を覚ますんだ!

更新お疲れ^^*お互い頑張ろうねbb

Re: 鋼の錬金術師〜生き残った少女〜 ( No.50 )
日時: 2010/05/29 06:58
名前: 香菜 (ID: ot2SupHm)

 はい!お互い頑張りましょう!

 マリアナちゃん、
やっちゃダメだって気付くでしょうかね〜?

マリアナ「ちゃんと目は覚めてるよ?」

 エド 「コメントするとこはそこじゃ〜ねーだろ!」

 アル 「まあまあ落ち着いて・・・」

・・・・・アルが大変そうですね。(ボケと突込みが混ざったから?)

 アル 「そう設定したのは香菜だよね・・?」

 はい、すみません・・

Re: 鋼の錬金術師〜生き残った少女〜 ( No.51 )
日時: 2010/05/30 20:48
名前: 香菜 (ID: ot2SupHm)

 第十四章

「もう一度、
 人体錬成をしようとしているのか?」

 その言葉によって言葉を失ったマリアナに、
エドは見せつける様に右腕を捲くった。

その右腕の代わりにあるのは鈍く光る機械鎧・・・

「これって・・・?」

 訳が分からないと言うように目を見開くマリアナに言い聞かせるようにエドは口を開いた。

「この腕は、
 〔禁忌〕と言われる人体錬成をした時に奪われた。
 俺達は死んだ母さんを蘇らせようとしたんだ」

 そう語るエドの後ろで、
アルは鎧の頭を取った。

その中身は・・・・・空。

「僕達は人体錬成を行った結果、
 兄さんは左足を。
 僕は全身を持っていかれた」

   それは、二人には苦く、苦しい記憶

「そんな僕を兄さんは右腕を犠牲にして、
 僕の魂をこの鎧に固定してくれた」

「一人を二人で蘇らせようとしてこのザマだ。
 そんな中、
 お前は人体錬成をして無事だったんだ」

 真剣な瞳でエドは言った。

「俺らはお前の過去は知らない。
 でも、
 これだけは言える」

 エドはアルと息を合わせて言った。

「「人体錬成をしちゃいけない」」

 その重い言葉を聞き、
納得したマリアナはエドの機械鎧を泣きながら撫でて、
コクリと頷いた。



「私の過去の事、
 エルリックさんとアルになら話せる気がする」

 しばらく泣いていたマリアナは、
決意したように立ち上がってそう言った。

「私の行く所、無いんだ。
 だから、
 二人に付いて行っても良いでしょ?」

 頷いた二人は、
マリアナと共にライリーの家へ戻ることになった。


〜〜〜その帰り道、マリアナの過去を聞きながら〜〜〜

Re: 鋼の錬金術師〜生き残った少女〜 ( No.52 )
日時: 2010/06/26 23:31
名前: 香菜 (ID: ot2SupHm)

 第十五章

 薄暗い空に白い月が輝く中、
マリアナが先頭に立って歩いていた。

その後をエドとアルの二人で歩いている。

 マリアナは先程から空をじっと眺めていて、
しばらく一言も話していない。




「私ね、」

 やはり空を眺めたまま、
やっとマリアナは話し始めた。

「カバラ人って言う、ちょっと特殊な人種なの。
 私達は南部の地下にある大空洞で静かに暮らしていたんだ」

 二人は何も話さずに黙って彼女の話を聞いている。

「その大空洞の中には植物も生え、動物もいて、カバラ人は大量の村を作って住んでいたの。
 そんな中私はエドと出会った。
 彼は口は悪いけど、優しくてとても良い人だった。
 そんな平穏を、私はぶち壊したの・・・」

 急に立ち止まり、
マリアナは勢いよく振り返った。

その目は泣いていた。


「私があんな事願わなければ、誰も死ななかったっ!
 私があんな事望まなければ、皆笑顔でいられたのにっ・・・・!」

 それだけ言うと、
彼女は服が汚れるのも構わずにその場に座り込んだ。

むなしく嗚咽する彼女を黙って立たせ、
エドとアルもその場に立ち止まった。


「・・・始まりはっ・・たぶんあの日。
 私の誕生日の一週間ぐらい前の日だったの・・・」


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