二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ひぐらしのなく頃に 絆
日時: 2010/11/28 09:15
名前: 泉 海斗 (ID: B240tmf4)

おはようございます、泉海斗です。
新作品、ひぐらしのなく頃に 絆です。
進むにつれて、視点や書き方がが変わっていくと思いますので、そこのところはご了承ください。
コメント・閲覧いただければ幸いです。
それでは第1巻『神隠し編』です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1、楽しい日々
 「おはよー、圭一君。2日ぶりだね。だね」
 「おっす、レナおはよう」
 俺は前原圭一。ここ雛見沢に引っ越してきて1週間。ここ2日は東京にいる親戚の葬式にいっていて学校を休んでいたんだよな。俺の隣にいるのは竜宮レナ。かあいいものには目がなく、かあいいモードのレナを止められるのはほとんどいない。俺も止められない。
 「「「おはよう圭!!(おっす、圭一!!)」
 「おっす、ミサキ、涼子、祐樹」
今挨拶してきたのは俺の仲間の小野ミサキ、泉涼子、大葉祐樹。ミサキは俺と同じ中学2年生。御三家の古手家と親戚関係にある。泉涼子は俺より1つ年上の中学3年生。小さいときに東京から父親の仕事の都合で引っ越してきたらしい。つまりここで生まれたわけではない。もう1人、大葉祐樹。こいつも涼子と同じ中学3年生。御三家候補の大葉家に長男だ。
 「いやー圭がいなかったから、勉強が大変だったよ」
 「おいおい、俺がいなくてもそれくらいはできるだろうが。やれやれ」
 「ぶー。仕方ないじゃないか。私そんなに勉強得意じゃないんだから・・・」
あれあれ、ミサキの奴落ち込んじまったかな??
 「ハゥ。ミサキちゃんは圭一君がいなかったから、寂しかったんだよね。よね」
 「おいおい。朝からお暑いですねーお2人さん。見せつけかな??ま、俺は沙都子一筋だからな。あはははは」
相変わらずだな・・・。
 「うふふ。祐樹、朝から俺はロリコンだー、なんて恥ずかしいこと大声でいえるんだ??」
ごもっともです。それにしてもここは空気がおいしい。それに信頼のできる仲間もたくさんいる。小さな村だけどみんな一生懸命に生きているんだよな。そこへ・・・。
 「おーい。みんなおはよう!!」
元気な女の声がしてきた。
 「おはよう魅音。2日ぶりだな」
 「おはよう圭ちゃん。何年ぶりかな??」
 「あはは、魅ぃちゃん大げさだよ。でよ」
 「魅ぃも圭がいなくて寂しかったもんなー」
 「え?え?ちっちがうよー、まっまあ心配だったのは本当だけどさ・・・」
 「なんだなんだ??魅音、朝から顔が赤いぞ??まさか??くっくっく」
 「だーーー、違う違う!!もうみんな行くよ」
 「そうだな。みんな行こうぜ」
こんな他愛もない会話をしつつ俺達は学校へ向かった。
 「とうとう今日も来てしまったか・・・」
俺の目の前には教室の入り口のドアがある。しかしここを無事に通ることは難しい。なんでかって??
 「おーほっほっほ。どうしましたの圭一さん。早くお入りになってはどうですの??もしかして怖いのでありますか??」
 「なんだとー沙都子。ああいいぜ。もうここをちゃちゃっとクリアしてやるぜー」
そういって俺は中に突撃したのだが・・・。
 「ぎゃーーー!!」
見事に引っかかっちまったな・・・。
 「おーほっほっほ。朝から何を騒いでますの??圭一さん」
 「ハゥ。圭一君大丈夫かな?かな?」
 「あはは、圭ちゃんいつもどうり気持ちいい位の引っかかりようだねー」
くそー。俺だった引っかかりたくて引っかかってるんじゃないんだよ。
 「みー☆圭一はかわいそかわいそなのです」
 「ありがとう梨花ちゃん」
この子は古手梨花ちゃん。御三家の1つ古手家の頭首だ。今は両親が居らず、同じ状態の沙都子と一緒に生活している。なんでもオヤシロ様の生まれ変わりと言われているらしいな。
 「それよりも沙都子。今日もでこピンの刑にしてやるぜ!!覚悟しろーーーーー」
 「いやー。来ないでくださいまし。このケダモノー」
 「誤解の生むようなことを言うなー!!」
 は!!??この感覚はまさか・・・・。
 「ハーウー、泣いてる沙都子ちゃんかあいいよー」
ドカ バキ バコ 
 「う う 痛い・・・」

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Re: ひぐらしのなく頃に 絆 ( No.19 )
日時: 2010/12/05 16:58
名前: 鏡音 瑞 (ID: 3AvLviHa)

ひぐひぐ!!

あ。こんにちは〜

みに来ましたのですよ〜にぱー☆

更新お疲れ様なのです。みぃ。

Re: ひぐらしのなく頃に 絆 ( No.20 )
日時: 2010/12/05 17:27
名前: 泉 海斗 (ID: B240tmf4)

コメントありがとうございます。

ハゥ、かぁいいよ〜、今日は梨花ちゃんですね。ですね。←レナか!!

書いていくなかで圭一とオリキャラの祐樹の萌の語り合いをもっと求めて行きたいと持ってるんですけどね(笑)。

これからもよろしくなんだよ。だよ。←最後までレナでした。

Re: ひぐらしのなく頃に 絆 ( No.21 )
日時: 2010/12/06 08:21
名前: 泉 海斗 (ID: B240tmf4)

3、嫉妬
数日後・・・・
「おはようレナ。今日も迎えに来たぜ」
「ハウ おはよう圭一君。レナは嬉しいな。圭一君が迎えに来てくれるの」
「当たり前だろ。レナはおれの彼女だからな」
「ハウ〜〜〜 うれしいかな。かな」
「さて今日の弁当は何かな??」
「ハウ 今日もおいしくできたと思うよ。思うよ」
「レナの弁当はいつもおいしいさ。レナも一緒に食べちゃおうかな??」
「ハウ〜〜〜 圭一君朝からエッチなんだよ。だよ」
「あはは それより行こうか」
私は幸せだ。大好きな圭一君が毎日迎えに来てくれる。それだけでもうれしかった。それに毎日2人分のお弁当を作るのも大変だけど圭一君がおいしいって言ってくれるだけでうれしかった。歩いている時も私たちは次の休みに何をしようかとかいろいろ楽しい会話をするの。その時の私の笑顔はどうなんだろ。圭一君は楽しそうに笑ってくれる。そんな圭一君を見ていると私も楽しくなる。ああ、私は本当に圭一君のことが好きなんだな〜〜って思っちゃう。あ、魅ぃちゃんがいる。
「あるぇ〜〜 2人とも最近仲がいいね〜〜 もしかして付き合い始めたのかな??」
「おはよう魅音。おれたちはまだ付き合ってないぞ」
「ハウ おはよう魅ぃちゃん。まだ私たちはそんな関係じゃないんだよ。だよ・・・」
私たちは付き合っていることをまだみんなに報告していないのだ。綿流しの日にみんなにサプライズとして報告しようって圭一君と相談して決めていたの。ハウ〜〜 当日が楽しみなんだよ。だよ。
でもそれがあんな惨劇を生むなんてことはまだ私たちは知らなかった・・・・・。
ひぐらしが鳴いている カナ カナ カナ カナ
最近圭ちゃんとレナの仲が深まっているように見える。梨花ちゃんも沙都子も薄々感じているだろう。まるで2人は恋人同士に見えるのだ。勉強のときお互い笑顔で勉強している。私たちには見せてくれない笑顔・・・・。なんだか圭ちゃんとレナが遠くに行ってしまった感じがする。登校のとき付き合っているのか聞いてみたけれど2人とも否定してきた。でもなんだか腑に落ちない。お昼のときも、部活のときも・・・・。2人はなんだか一心同体って感じがする。圭ちゃんのお弁当もなんだかレナの味がしてもしかしたらって考えちゃう。私も圭ちゃんが好きだ。私も1人の女として圭ちゃんに見てもらいたい。でも圭ちゃんはいつもレナのほうばかり見ている。レナも圭ちゃんばかり見ている。2人はアイコンタクトで何かを伝えあっている。そんなこともできるまでの仲って・・・・やっぱり付き合っているのかな・・・・。
そんなことを考えていたらもう放課後。部活は梨花ちゃんが演舞の練習のためなしになっていた。私たちも帰ろうとしていた。
「あ 悪い おれまだ残ってやることがあった」
「え? そうなの??」
「ああ 悪いな・・・・」
「私は先帰ってるよ。レナのことよろしくね」
「ああ わかってる また明日な」
ああ・・・・なんだか胸のあたりが苦しく感じる。なんだか圭ちゃんが手の届かない所に行ってしまう感じがして・・・・。私も圭ちゃんの後を気付かれないように追っていた。
学校では・・・・・
「ハウ ようやく日記ができた」
そう私は今日日直だったのだ。圭一君と魅ぃちゃんは先に帰っちゃったけど、また明日会えるからいいかな。かな・・・・。でも私も圭一君と帰りたかったな・・・・。ハウ 恋って難しいな・・・。
バタ バタ バタ
何だろう?? 廊下を走る音がしてきた。
「はあ はあ レナ仕事終わったか??」
圭一君だった。どうして??先に帰ったはずの圭一君がまた学校に戻ったきたのだ。
「ハウ 圭一君どうしたのかな??かな??私は仕事終わったからもう帰ろうとしてたんだけど」
「はは 俺はレナを迎えに来たんだ。やっぱりお前がいないと俺も寂しんだよ・・・・・」
なんだ そうだったのか 本当に圭一君はレナのことが大好きなんだ。うれしい・・・・。
「ごめんね もう終わったから帰ろうか」
「ああ 行こうぜ」
私たちは夕日をバックに帰宅していた。きれいな夕日。何度見ても飽きない夕日。だって隣には私の大好きな人がいるから。ふとその時・・・・
「なあ レナ・・・・」
「何かな圭一君??」
「きっキキ キスしてもいいかな??」
「ハウ?? ええっと・・・・・」
「嫌ならいいんだ・・・・無理矢理やっても意味ないしな」
「いいよ・・・・圭一君ならいいよ」
「ほんとうか??ありがと・・・・レナ愛してる・・・」
「私も圭一君のことを愛してる・・・・・」
夕日をバックに私たちはファーストキスをした。その時はこれほど幸せなことはないと思ったほど幸せだった。しかし後ろに魅ぃちゃんがいたことを私たちは知らなかった・・・・・・。
ひぐらしが鳴いている カナ カナ カナ カナ
まるで失恋して泣いているように・・・・・
私は見てはいけないものを見てしまい、そして聞きたくなかったことも聞いてしまった。やはり2人は付き合っていたのだ。でも何で嘘なんてついたの??あの時嘘つかなければこんなにもつらくはなかったのに・・・・・。胸がひどく傷む・・・。これが失恋の痛みか・・・・。なんで??何で嘘をついたの??私だって圭ちゃんのことが好きだったのに・・・。レナに奪われた・・・。私の大好きな人が奪われた・・・・。でも2人は愛し合っている。もう私の入り込む隙はない・・・・。この痛みを一生持っていかなければいけない・・・・。つらい・・・悲しい・・・悔しい・・・憎い・・・・。だめ!!そんな事を考えちゃ・・・。私はレナに嫉妬しているのだ・・・。どうすればこの痛みから解放されますか??
ペタ ペタ ペタ ペタ
なに??誰かの足音が聞こえた。見てみても何もない。なんだったのか。私は内心恐怖しながらも床についた・・・・。明日からもいつもどうり付き合おう・・・・・。そうして深い眠りについた・・・・。

Re: ひぐらしのなく頃に 絆 ( No.22 )
日時: 2010/12/07 07:13
名前: 泉 海斗 (ID: B240tmf4)

4、疑心暗鬼Ⅱ
朝起きてみると世界が変わっていた。灰色ばかり・・・・。なんなの??これはいったい・・・。
不安を抱きつついつもどうり2人と合流して学校へ。その間2人の会話は切れることがなかった。
ウラヤマシイ ワタシダッテケイチャントカイワヲシタイ
「おい魅音元気ないぞ」
圭ちゃんが話しかけてきた。嬉しい。
「あはは ちょっと寝不足でね」
「魅音らしいな、夜中までテレビでも見てるんだろ??」
「まあ そんな感じかな」
もっと会話をしたかった、でも・・・・レナが私のことを睨んでいた。
「レナ??どうしたのかな??」
「別に何でもないよ魅ぃちゃん、気にしないで」
そんなこと言われてもにらんでいたのは確かなのに・・・・・。
疲れが取れないという理由で私は診療所に行った。薬をもらって、帰ろうとしたら・・・・。
「あら魅音ちゃんこんにちは」
「あ 鷹野さんこんにちは」
「疲れが取れないって何か悩んでるのかしら。相談に乗るから言ってね」
私は何とかしてこのつらさから解放されたかったので思い切って相談してみた。
鷹野さんは笑ったりせずに真剣に相談に乗ってくれた。本当にうれしかった。少しつらさが癒えたかな。
「なるほどね〜 失恋は確かにつらいわ。でも新しい出会いがあることは確かよね。あなたはほかの人が体験できないことを体験したのよ。それを今後の恋愛に生かせばいいのよ。私だってまだ独身だしね」
確かに次の恋で彼氏ができればいい・・・。しかしまだ圭ちゃんへの未練が断ち切れない。
「くすくす。その嫉妬を利用すればいいんじゃないかしら」
「え??嫉妬を利用する??」
「くすくす。ええ、略奪愛よ。レナちゃんから圭一君を奪えばいいのよ」
「たっ確かに・・・・うまくいけば圭ちゃんと私は恋人同士・・・・レナさえいなければ・・・・」
「くすくす。女の嫉妬は大きな武器にもなる。それを使うかはあなた次第よ」
私は相談に乗ってくれたことに感謝して家に帰った。
ひぐらしが鳴いている カナ カナ カナ カナ
何かを警告しているかのように・・・・
私は次の日からどうやって圭ちゃんを奪うか考えていた。みんな元気がないと心配していたが大丈夫とあしらっておいた。特にレナから心配された時はかなりムカついたけど我慢した。圭ちゃんに嫌われたくなかったから。
考えること数日・・・・とうとう完璧な計画を思いついた。
『鬼隠し』
レナを『鬼隠し』にあったように監禁すれば簡単だという計画。誰かが死ななければいけないが別にそれはどうでもいいと思った。決行は明日・・・・明日を最後に私は悲しみから解放され幸せをつかむことができる。

今日は綿流し当日 計画執行に日だった・・・・
「おーーいみんな待たせてすまない」
圭一君がいつものごとく遅刻してきた。まあみんないつものことだからあまり気にしてなかった。でもレナとのデートの時はいつも先に来てくれて待っててくれている。今日はデートじゃないからかな??
「まったく 圭一さん少しは学習してくださいまし。レディーを待たせるなんてどういう神経しているのですか??」
「すんません。あなたの言う通りでございます」
圭一君が棒読みで沙都子ちゃんに謝っている。まあいつものことなら喧嘩を始めるんだけどね。
「きーー 圭一さんのくせに ちゃんと反省しなさいですわ」
「みー☆沙都子は圭一と喧嘩してるとき本当に楽しそうなのです。にぱー☆」
うふふ 梨花ちゃんも沙都子ちゃんもかあいいよ〜〜 おもちかえり〜〜〜
「おいレナ後でおれのことをお持ち帰りしてもいいからここは我慢してくれ」
「ハウ??わかったよ、我慢する」
「圭一さん??どういうことですの??ちゃんと説明してくださいまし」
「みーーー★ちゃんと説明しなさい圭一」
「梨花ちゃんこわいよ・・・・・」
「みー??なんのことですか??にぱー☆」
「ええとだな・・・・・俺とレナは結構前から付き合ってるんだ。隠すつもりはなく今日のサプライズのつもりだったんだ。なあレナ」
「ハウ そうなんだよ。だよ」
「「え〜〜〜〜〜〜????」」
うふふ2人ともびっくりしてる。あれ??魅ぃちゃんはあんまり驚いてないな。何かあったのかな??かな??
ドウセカクシテタンダロ ワタシヲワライモノニスルタメニ
ゼッタイニケイチャンヲウバッテミセル
「魅音??大丈夫か??顔色悪いぞ」
「え??大丈夫大丈夫。それにしてもいつの間に付き合ってたのかな??おじさんびっくりしたよ〜〜」
「ごめんね魅ぃちゃん隠すつもりはなかったんだけどね」
モウソンナコトハドウデモイイ キョウヲサイゴニオマエノシアワセハオワルンダ
「あはは まあ圭ちゃん幸せが長く続くように頑張ってね」
「言われなくてもレナのためならたとえ火の中水の中だぜ」
「みー☆いずれも圭一は死んでしまうのです。ぼうぼう ぶくぶく なのです」
「梨花ちゃんそんなこと言わないでくれよ」
「おーほっほっほ。確かに圭一さんならもしかすると生きているかもしれませんわ」
「ハウ 圭一君無理しないでね」
「大丈夫だよ。つらい時が来たも2人で乗り越えるんだろ??レナがピンチの時は俺の名前を呼ぶんだぜ必ず助けに行くからな」
「ハウ うれしいな」
そんな後私たちはいろいろな屋台を見て回った。圭ちゃんは射的の景品のクマのぬいぐるみをレナにあげていた。その時のレナのはじけるような笑顔は気に食わなかった。
ドウセキョウデオワルシアワセダ ギリギリマデタノシマセテヤロウ
そうして私たちは梨花ちゃんの演舞を見たあと解散した。しかし私の1日はまだ終わってなかった・・・。レナを殺すことだ・・・・。

ぴんぽーん
誰だろう??こんな夜遅くに。
「はーい」
「やあ レナこんばんは」
「あれ??魅ぃちゃんこんばんは。どうしたのかな??かな??」
「うん・・・・ちょっとレナに相談したいことがあったからね・・・」
「わかったあがってあがって」
「おじゃまします」
そのあといろいろ綿流しの感想を話し合った。罰ゲームは圭一君だった。メイドの圭一君オジサンたちに人気だったな。ハウ〜〜〜かあいかった〜〜〜。
「あれ??もう飲み物なくなっちゃったかな??かな??」
「そうそう私飲み物もって来てたんだよ。レナ飲んでみる??」
「ハウ 飲みたいな。たいな」
魅音はレナのコップに透明な液体を注いだ。
「魅ぃちゃんこれは何なのかな??かな??」
「ああこれはサイダーだよ・・・・」
「そうなのかな??いいただきます〜〜〜」
ノンダノンダ スイミンヤクイリノサイダー ノンダ
数分後レナは急激な眠気に襲われた。
「ハウ〜〜 眠いよ〜〜 ・・・・・」
パタン レナはその場に倒れてしまった。
コレデ『鬼隠し』ガセイリツスル・・・・・

Re: ひぐらしのなく頃に 絆 ( No.23 )
日時: 2010/12/08 06:47
名前: 泉 海斗 (ID: B240tmf4)

5、好きが故の犯行
次の日いくら待ってもレナは来なかった。学校にも連絡が来ていないらしく。放課後部活メンバーでレナの家に行っても誰もいなかった。
「どこ行っちまったんだ??」
「きっとお父さんと出かけてるんだよ」
「でもそれなら学校やらに連絡があるはずだろ??」
「でも言いたくないこともあるんじゃないかな??」
「言いたくないこと??レナに昔何かあったのか??」
「ないよ」
魅音はそっけなく返事をする。
「そっそうなんだ・・・・。悪かったなへんなこと聞いちまって」
「ううん いいんだよ 圭ちゃんも知らない私たちだっているんだからね・・・」
「ふーん まあな 俺の昔もお前らは知らないからな」
「園崎家にかかれば全部分かっちゃうよ・・・・」
「・・・・・なんでそんなことを??」
「村に変なやつが入ってこないようにだよ。まあ圭ちゃんはまともな人だったから許されたんじゃないかな??」
「そんなものか??」
「そんなものだよ・・・・」
結局レナの行方は分からずじまいだった。
・・・・・・・・
・・・・
・・
「う・・・う・・・魅ぃちゃんもうやめてよ・・・・」
「だめだよレナ・・・圭ちゃんがレナのことをあきらめるまではそのままだよ・・・」
「どうしてこんなことをするの??私が何か悪いことしたのかな・・・かな・・・」
「ふざけるな!!お前は私から勝手に圭ちゃんを奪っていった。私が最初に圭ちゃんを好きになったのに・・・あんたが告白したから・・・・私は・・・・こんなにもつらい気持ちでいるんだよ!!」
「そっそんな・・・私たちは両思いだったから・・・・」
「うるさい!!」
がん がん がん・・・・・
魅音はレナの愛用の鉈で殴り続けた。
がん がん がん・・・・・
嫌な音が園崎家地下室に響き渡る・・・・・。
「あははははははは、もうすぐ圭ちゃんはあんたを見捨てる・・・・・そうして私がその心の傷に寄り添ってあげる・・・・。そうすればお前のことはもう関係なくなる・・・・。私は幸せをつかむことができる・・・・・。あははははははは・・・・・。早く死ね死ね死んでしまえ!!!!」
魅音はレナを殴り続ける・・・・。殴りつかれたのか、いや、レナが気を失ったのだ・・・・。
(圭一君助けて・・・・・)
玲奈は失われる意識で首筋のネックレスを握った・・・・。監禁される前に圭一とともに興宮にデートに行った時に買ってもらったものだ・・・・青い宝石のついた少し大人の感じのネックレス・・・。
(つけて行った時のみんなの反応にはびっくりしたな・・・ハウ・・・)
レナが翌日つけて行った時、圭一にプレゼントされたことを言うと、魅ぃちゃんは少し悲しそうな感じの笑顔、沙都子ちゃんは圭一君にしてはセンスのいいものを選んだと顔を真っ赤にして珍しく褒めていて、梨花ちゃんは何だか悔しそうだった。
・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
「なあレナ、今度はあの店に行かないか??」
「ハウ??いいよ行こう」
私たちはアクセサリー店に入った。
「ハウーーーーー かあいいものがたくさんあるよーーーー 全部レナがおもちかえり〜〜〜〜」
「こらレナ!!あんまり騒ぐんじゃない」
「ハウ・・・ごめんなさい・・・」
「いや〜〜しかしいろんなものがあるんだな〜〜〜」
圭一君はいろいろ手にとっては私と合わせたり自分と合わせたりしていた。
うろうろしていると結構高そうな所に来ていた。
(こんなものが将来はもらえるといいな・・・・)
私は1人宝石たちとにらめっこをしていた。
「ごうけいは3,5000円です。ありがとうございました」
結構なお買い物をしている人がいた。
ザッ ザッ ザッ
誰かが近付いてきた。
「レナ・・・俺もう買い物終わったから店でないか??」
買い物を終えた圭一君がそこに立っていた。なんだか顔が赤くて・・・・でも瞳は何か覚悟を決めているような感じだった。
「うん。ごめんね」
私たちはそのまま店を出た。そのまま自転車で古手神社に向かっていた。なんだか圭一君が渡したいものがあるらしかった。
高台から見る夕日はいつ見てもきれいだ。

「レナ・・・・。俺たち付き合って結構経ったけどさ、俺まだお前に何もプレゼントしてないよな・・・。だから今日は・・・ププププレゼントをああああげようかなって思ってさ・・・・。今日のためにいろいろとバイトしてたんだよ・・・親には内緒だったけどさ」
私はどんな表情をしていたのだろうか・・・・嬉しさのあまり涙を流していた・・・・。
「ありがとう。圭一君。でもあんまり無理しないでね」
「ああ、わかってるよ」
そっと渡された小さなラッピングされた箱。私はそれをそっと開けてみた。中には今も私を励まし続ける青い宝石のついたネックレスが入っていた。
「うわ〜〜 きれいだね。だね」
「ほんとだな。これはサファイアなんだ。まあそんなに高くはないからな。もっといいやつは大人になったら買うからさ・・・・・。ははこれじゃあプロポーズみたいだな」
「はっはう・・プロポーズ・・・」
「ごっごめん。まだ俺達には早いよな・・・・。でもこれはレナに絶対合うと思って買ったんだ。雛見沢の大空みたいに透通った青色・・・・まさしくレナって感じだったから・・・・この宝石に決めたんだ・・・」
「はう・・・圭一君ありがとうね。大事にするよ」
「おお。そういってくれるとプレゼントした甲斐があるな」
私たちはその後他愛もない話しをした。本当に幸せなときだった。
・・・・・
・・・
・・
これで圭ちゃんは私のもの・・・・レナがいなくなって1週間圭ちゃんもそろそろ諦めがつく頃かな。
「あはは、レナもうあきらめたほうがいいよ。圭ちゃんももうレナが生きてるとは思わないよ」
「そ そんなことない。圭一君はきっと来てくれる。約束したもん。レナがいなくなったら必ず見つけてくれるって」
「うるさいうるさい!!黙ってそこにいろ」
はき捨てるようにしゃべった魅音はそのまま外へ出て行った。また1人ぼっちのレナ・・・。
(圭一君はきっと来てくれる・・・・来てくれる・・・・来てくれる・・・)
・・・・・
・・
・・


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